メニュー画面選択肢増減コモン
【更新:2024/07/23】



ウディタ[3.00]以降で利用できます。

【こちらをクリックするとダウンロードができます(17KB)】

2024/07/23 1.10 マウス操作ができるようになるオプション設定を追加。
2024/07/15 1.01 コモンイベント[127]の初期設定の設定方法を変更。
2024/07/13 1.00 初期バージョン。



ショートカット
■メニュー画面選択肢増減コモンとは
■当コモン素材の導入方法
■利用方法
■マウス操作について
■可変DB[18:基本システム用変数]でデータについて
■所持金の表示の補正について
■使用に関して


  
■メニュー画面選択肢増減コモンとは

メニュー画面の左側に表示される選択肢の選択項目を最大17項目まで増やす事ができるコモン素材です。

また【イベントの挿入】コモンイベント[127:X[移]メニュー起動]を呼び出す事で、
指定した選択項目を「表示する」「表示しない」の設定ができます。


  
■当コモン素材の導入方法

ダウンロードしたデータは圧縮データになっているため、右クリック→「すべて展開」で解凍してください。



★作業前の注意点

ユーザーDB[17:システム設定]に当コモンのデータベース用のファイルを読み込むと、
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が全て初期設定に戻り、全て設定し直しになります。

そのため、ファイルを読み込む前の古いユーザーDB[17:システム設定]の設定を確認しながら設定し直したい場合は、
ユーザーDBのタイプ[17]をコピーし、システムDBのタイプ[26]などに貼り付けてください。

▼システムDBのタイプ[26]に貼り付けた状態(導入作業が終わったら削除する)


そしてユーザーDBとシステムDBの設定画面を並べて表示し、新旧の設定状況を確認しながら、設定し直してください。



■データベースを設定

ユーザーDBのタイプID[17]を選択してから[読み込み]をクリックして、
ファイル「ユーザーDB[017:システム設定]」を読み込んでください。



全ての項目が初期設定に戻るため、「メニュー欄コマンド」や「特殊メニュー」の設定欄だけでなく、
項目54[ステータス状態の表示方法]以降の設定も全て設定し直してください。


項目[3〜19]で「[0]<空欄>」を設定した場合は、その選択項目は選択肢には表示されません。

そのため、例えば選択肢の上部にあとで選択項目を追加する可能性がある場合は、
項目3=[0]<空欄>
項目4=[0]<空欄>
項目5=[1]アイテム
項目6=[2]技能

と言ったように空欄を用意しておくと良いでしょう。

セーブは必ず選択肢の一番下に表示」とする場合は、
項目19[メニュー欄コマンド17]に「[4]セーブ」を設定しておく事で、
選択項目を増やす度にセーブの設定位置を下へずらしていくような手間が無くなります。


項目[3〜19]で「特殊メニュー」を設定した場合、特殊メニューの名称設定が空欄である場合は空欄で選択肢に表示され、
特殊メニューの呼出コモンの設定が「<選択不能>」である場合は、選択可能な状態で選択肢に表示されます。

「 名称無し → 選択肢には表示しない」や「<選択不能> → 選択不可で表示」などにはならないのは、
元々の基本システムの仕様がそのような仕様だがらです。


なお、「メニュー欄コマンド」や「特殊メニュー」の設定欄で使わない項目があったとしても、
「タイプの内容設定」で項目を削除しないでください。



■コモンイベントを設定

コモンイベントの設定画面を開き、
コモンID[088]を選択してから[読込]をクリックして、
ファイル「コモンイベント[088-089]」を読み込んでください。




コモンID[127]を選択してから[読込]をクリックして、
ファイル「コモンイベント[127]」を読み込んでください。




以上で導入完了です。


  
■利用方法

【イベントの挿入】コモンイベント[127:X[移]メニュー起動]を呼び出すと、指定した選択項目の表示設定を変える事ができます。



[-1]表示しない 選択肢に表示しません。
[0]表示する 選択肢で決定キーを押すと、指定した処理を実行します。
[1]表示する(選択不可) 選択肢では半透明(暗い色)で表示され、決定キーを押しても、指定した処理は実行されません。
[10]現在の設定値出力 現在の表示設定値(-1、0、1)を「→結果【値出力先】」に設定した変数へ出力します。
全コマンド」で設定した場合は「→結果【値出力先】」の変数には、
現在メニュー画面の選択肢に表示されている選択項目の数を出力します。

▼コマンド1を「表示しない」に変える設定例
【イベントコード表示】

■イベントの挿入: コモン127:[ X[移]メニュー起動 ] / 1:コマンド1 / -1:表示しない

▼コマンド1の表示状態をマップイベントのセルフ変数[0]に出力
【イベントコード表示】

■イベントの挿入: このEvのSelf0 = コモン127:[ X[移]メニュー起動 ] / 1:コマンド1 / 10:現在の設定値出力



初期設定の選択項目は全て「表示する」になっています。

コモンイベント[127:X[移]メニュー起動]36-52行目にある設定を変更すると、
最初から「表示しない」や「表示する(選択不可)」にする事ができます。

▼コマンド7〜9を「1=表示する(選択不可)」で設定し、
 コマンド10〜17を「-1=表示しない」で設定した場合

■変数操作: CSelf71[表示:コマンド1] = 0 + 0
■変数操作: CSelf72[表示:コマンド2] = 0 + 0
■変数操作: CSelf73[表示:コマンド3] = 0 + 0
■変数操作: CSelf74[表示:コマンド4] = 0 + 0
■変数操作: CSelf75[表示:コマンド5] = 0 + 0
■変数操作: CSelf76[表示:コマンド6] = 0 + 0
■変数操作: CSelf77[表示:コマンド7] = 1 + 0
■変数操作: CSelf78[表示:コマンド8] = 1 + 0
■変数操作: CSelf79[表示:コマンド9] = 1 + 0
■変数操作: CSelf80[表示:コマンド10] = -1 + 0
■変数操作: CSelf81[表示:コマンド11] = -1 + 0
■変数操作: CSelf82[表示:コマンド12] = -1 + 0
■変数操作: CSelf83[表示:コマンド13] = -1 + 0
■変数操作: CSelf84[表示:コマンド14] = -1 + 0
■変数操作: CSelf85[表示:コマンド15] = -1 + 0
■変数操作: CSelf86[表示:コマンド16] = -1 + 0
■変数操作: CSelf87[表示:コマンド17] = -1 + 0


  
■マウス操作について

コモンイベント[127:X[移]メニュー起動]56行目にある…
■変数操作: CSelf95[[OP]マウス操作有無] = 0 + 0
の設定値を変える事で、マウス操作にも対応させる事ができます。

0 キーボード操作のみ(マウス不可)
1 キーボードとマウス操作の両方に対応
2 マウス操作のみ(キーボード不可)



■マウス操作対応の補足

マウス操作を有効(セルフ変数[95]=1以上)にしても、マウス操作が有効になるのは、メニュー画面の左側にある選択肢のみです。

アイテムの選択画面や装備画面など、メニュー画面全体をマウス操作に対応させる場合は、
別のコモン素材を導入して、併用する必要があります。

併用するメニュー画面全体でマウス操作ができるコモン素材には、
コモンイベント「127:X[移]メニュー起動」を改造しているものと、改造していないものがあります。

併用するコモン素材にコモンイベント「127:X[移]メニュー起動」を改造したものが含まれていない場合は、
当コモンのマウス操作は無効(セルフ変数[95]=0)にしてください。

併用するコモン素材にコモンイベント「127:X[移]メニュー起動」を改造したものが含まれている場合は、
まずは併用するコモン素材を先に読み込んで、そのあとで当コモンのコモンイベントを読み込み、
マウス操作を有効(セルフ変数[95]=1以上)にしてください。

双方のコモン素材に同じコモンイベントがある場合は、当コモンのコモンイベントだけが残るようにしてください。

なお、併用するコモン素材の仕様によっては、
当コモンとの併用ができない(併用するコモン素材を改造しないと使えない)事があります。



■併用する他のコモン素材の改造例

ウディタの公式サイトにある「コモンイベント集」にて公開されている、
メニュー画面全体をマウスで操作する事ができるコモン素材の一部を紹介&改造方法を記載します。

■コモン素材名【基本システム2用マウス操作】[1.02](作者:Ken102 様)

https://silsec.sakura.ne.jp/WolfRPGEditor/CommonList/html/tdv212.html#13225439121501



コモンイベント「ウィンドウ処理」177行目にある
■回数付きループ [ 9 ]回

■回数付きループ [ 18 ]回
に変更し、188行目にある
■条件分岐(変数):【1】CSelf14[選択後] が 8 以外

■条件分岐(変数):【1】CSelf14[選択後] が 17 以外
に変更してください。



当コモンのコモンイベント[127]セルフ変数[95]は、
■変数操作: CSelf95[[OP]マウス操作有無] = 0 + 0
にしてください。
■コモン素材名【高機能統合UI】[1.00](作者:EirBlaze 様)

https://silsec.sakura.ne.jp/WolfRPGEditor/CommonList/html/tdv218.html#13340469912201



コモンイベント「ウィンドウ処理」274行目にある
■回数付きループ [ 9 ]回

■回数付きループ [ 18 ]回
に変更し、285行目にある
■条件分岐(変数):【1】CSelf14[選択後] が 8 以外

■条件分岐(変数):【1】CSelf14[選択後] が 17 以外
に変更してください。



当コモンのコモンイベント[127]セルフ変数[95]は、
■変数操作: CSelf95[[OP]マウス操作有無] = 0 + 0
にしてください。
■コモン素材名【基本システムマウス化】(2013/8/25更新版)(作者:エディタ 様)

https://silsec.sakura.ne.jp/WolfRPGEditor/CommonList/html/tdv212.html#13766689636401



【基本システムマウス化】のコモンイベントを読み込んだあとに、
当コモンのコモンイベント[088〜089]コモンイベント[127]を読み込んでください。

当コモンのコモンイベント[127]セルフ変数[95]は、
■変数操作: CSelf95[[OP]マウス操作有無] = 1 + 0
にしてください。



【基本システムマウス化】には、メニュー画面にある「システム設定」の画面操作が
マウスではうまく操作できない不具合があります。
(メニュー画面でシステム設定の選択ができないようにするなどの対策が必要)

またコモンイベント「マウス移動ピク」126行目にある
■自動キー入力: 決定
の所に
■動作指定:主人公
WoditorEvCOMMAND_START
[201][1,0]<0>(-2)()(2,)
WoditorEvCOMMAND_END

を追加しないと、ウディタ[3.00]以降では正常に処理されません。


  
■可変DB[18:基本システム用変数]でデータについて

メニュー画面の選択肢の表示処理は、可変DB[18:基本システム用変数]にある
データ[23:メニュー1コード&名前]からデータ[30:メニュー8コード&名前]を使用しています。

当コモンでは最大17項目まで表示する事ができるため、
可変DB[18:基本システム用変数]のデータがあと9個必要になります。

そこで可変DB[18:基本システム用変数]未使用になっている
データID[19][20][31][34][62][63][64][66][67]を使って選択肢を表示しています。

【可変DB[18:基本システム用変数]のデータに関する説明を見る】

未使用のデータIDなので、他への影響はありませんが、他のコモン素材を導入する際に、
上記のデータIDを使っている場合は、正常に処理する事ができなくなります。

その場合は当コモンで使用するデータIDを変更するなどの改造設定が必要です。


  
■所持金の表示の補正について

選択肢に17項目全てを表示した場合、
ゲーム画面のサイズ設定によっては、選択肢の表示と所持金の表示が重なり合う事があります。

▼ゲーム画面サイズ「848×480」の表示例


当コモンでは、選択肢と所持金の表示が重なり合った時に、
所持金のウィンドウの縦サイズを調整して、選択肢の表示と重ならないようにしています。



  
■使用に関して

使用許可の申告:不要

イベント処理の改造:許可

※改造は自力で自己責任でお願いします。 



■関連ページ

YADOウディタ作品 YADOが作成したウディタ作品の一覧表です。
気紛れな空間 YADOの活動の拠点であるサイト。
セロード君との共同運営のサイトであり、
セロード君は気紛れな空間のサイト全体の管理者。
このサイトには雑談掲示板などもありますので、
何かメッセージがある場合は、こちらの掲示板をご利用下さい。
YADO作品リスト YADOが今までに公開してきた作品の一覧や、
YADOのプロフィールなどが見れます。