XY配列確認コモン
【更新:2025/07/24】


ウディタ[3.500]以降で利用できます。

【こちらをクリックするとダウンロードができます(39KB)】

2025/07/24 1.00 初期バージョン



ショートカット
■XY配列確認コモンとは
■当コモン素材の導入方法
■利用方法
■オプション設定
■「イベントの挿入」を使って当コモンを起動
■配列表の表示仕様について
■限界値について
■ウディタ[3.500〜3.617]で使用する場合
■使用に関して


  
■XY配列確認コモンとは

ウディタ[3.500]より追加された「XY配列」の内容を確認する事ができるコモン素材です。

配列の値が確認できる他、配列の値の変更などもできます。


  
■当コモン素材の導入方法

ダウンロードしたデータは圧縮データになっているため、右クリック→「すべて展開」で解凍してください。



コモンイベントの設定画面を開き、未使用のコモンIDを選択してから[読込]をクリックして、
ファイル「XY配列確認コモン.common」を読み込んでください。




以上で導入完了です。


  
■利用方法

テストプレイを実行し、Aキーか右クリックでコモンを起動してください。

操作方法は下記以外に、ゲーム画面の下に表示される補足説明でも確認する事ができます。

下記の表にある黄色の文字は操作キー(ショートカットキー)になります。



■配列表


拡大縮小 配列表は3段階(100%、50%、25%)の拡大縮小ができます。
ホイール 配列選択画面の上では、一覧のスクロールになります。
数値を入力する所の上では、数値の増減になります。
Ctrl+上下キー
配列表の移動 ドラッグ 配列選択画面の上では、配列選択画面の移動になります。
数値入力画面の上では、通常とは異なる配列表の移動処理になります。
決定キー+マウス移動 配列表の上にマウスポインタがある場合のみ実行できます。
方向キー
テンキー[2][4][6][8]
配列選択画面や数値入力画面が表示されていない場合のみ実行できます。
押し続けで連続移動ができます。
拡大率25%の時に配列表を移動させると、
処理落ちによってスムーズに移動する事ができない事があります。
処理落ちが目立つ場合は、拡大率50%や100%で移動してください。
メニュー画面の
表示切り替え
メニュー画面(配列選択画面、数値入力画面)の表示ON/OFFを切り替えます。
右クリック
キャンセルキー
中クリック 十字カーソルでXY位置を指定して中クリック(マウスホイールの部分を押す)を実行すると、
その指定したXY位置に合わせて数値入力画面が表示されます。



■メニュー画面

メニュー画面はマウス操作の他、キーボードでも操作する事ができます。

配列選択画面と数値入力画面の両方が表示されている場合は、
明るく表示されているメニュー画面の方がキーボード操作の対象になります。

方向キーでメニュー画面内のカーソルを移動した場合は、マウスポインタがカーソルの位置へ移動します。

ボタンの上にマウスポインタが乗っている場合は、クリックの他に決定キーでも実行する事ができます。

配列選択画面
画面移動 配列選択画面の上でドラッグすると、メニュー画面の表示位置を変える事ができます。
配列選択画面以外のメニュー画面は、ドラッグしても表示位置は変わりません。
一覧表の選択 マウスポインタ
上下キー
テンキー[2][8]
テンキーはコモンイベントのオプション「テンキーで数値入力」にて
セルフ82=0」の場合のみ実行できます。
XY配列を選択してクリック決定キーを押すと、XY配列が読み込まれます。
▲▼ 一覧表を10個単位でスクロールさせます。
使用中のXY配列が10個以下の場合は、▲▼は表示されません。
ホイール 配列選択画面の上にマウスポインタがある場合のみ実行できます。
スクロールは1個単位になります。
左右キー
テンキー[4][6]
テンキーはコモンイベントのオプション「テンキーで数値入力」にて
セルフ82=0」の場合のみ実行できます。
[同XY] [同XY]をONにして別のXY配列を読み込むと、
数値入力画面で示すX列Y列と同じ位置で読み込まれます。
異なるXY配列で同じXY位置の値を確認したい時にご利用ください。
変換キー
[横X]
[横Y]
配列表の並び方「横=X列、縦=Y列」と「横=Y列、縦=X列」を切り替えます。
Tabキー
[入力] 数値入力画面の表示ON/OFFを切り替えます。
サブキー
[終了] 当コモンを終了します。
Aキー コモンイベントのオプション「当コモンを起動するキーコード」にて
キー設定を変える事ができます。
メニュー画面を表示していない状態でも、キーを押すとコモンが終了します。
終了して再び当コモンを起動した場合は、最後に表示していたXY配列のXY位置で表示されます。

数値入力画面
X列、Y列、配列の値の操作方法は、当ページの下記にある■数値入力の操作をご覧ください。
[値固定] [値固定]をONにすると、
別のXY位置に変えても設定画面にある配列の値はそのままになるため、
別のXY位置へ同じ値をコピーする時に利用できます。

[値固定]がONの時の配列の値の操作
クリック
決定キー
設定画面にある値を
指定しているXY位置へ設定
右クリック
キャンセルキー
指定しているXY位置の値を
設定画面に取得
[上][下][左][右] 配列表を1列ずつ移動します。
押し続けで連続移動ができます。
[同値] 同値の設定画面を表示します。
[列編] 列編集の設定画面を表示します。
[選択] 配列選択画面の表示ON/OFFを切り替えます。
無変換キー
[終了] 当コモンを終了します。
Aキー コモンイベントのオプション「当コモンを起動するキーコード」にて
キー設定を変える事ができます。
メニュー画面を表示していない状態でも、キーを押すとコモンが終了します。
終了して再び当コモンを起動した場合は、最後に表示していたXY配列のXY位置で表示されます。

同値設定画面 列編集設定画面
[初期] 最初の数値設定に戻します。
[実行] 設定された条件で処理を実行します。
実行前の状態に戻す機能が無いため、設定内容を確認した上で実行してください。
[中止] 処理を中止し、設定画面を閉じます。
設定画面の外をクリックしても、設定画面を閉じる事ができます。
同値の設定値 同値として設定する値は、数値入力画面で設定した値になります。
[総数] 列の総数を変更します。
[挿入] 指定した列から指定した列数を追加します。
X列[2]→[4]列」で実行した場合は、以下のように挿入されます。
  X0 X1 X2 X3 X4
Y0 0 1 2 3 4
Y1 0 1 2 3 4
Y2 0 1 2 3 4
  X0 X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8
Y0 0 1 0 0 0 0 3 4 5
Y1 0 1 0 0 0 0 3 4 5
Y2 0 1 0 0 0 0 3 4 5
[削除] 指定した列から指定した列数を削除します。
X列[2]→[4]列」で実行した場合は、以下のように削除されます。
  X0 X1 X2 X3 X4 X5 X6 X7 X8
Y0 0 1 2 3 4 5 6 7 8
Y1 0 1 2 3 4 5 6 7 8
Y2 0 1 2 3 4 5 6 7 8
  X0 X1 X2 X3 X4
Y0 0 1 6 7 8
Y1 0 1 6 7 8
Y2 0 1 6 7 8



■数値入力の操作

数値の設定 クリック
決定キー
+1
右クリック
キャンセルキー
−1
ホイール ±1
数字キー キーボードの左上に横一列で並ぶ[1]〜[0]キー
テンキー[0]〜[9] コモンイベントのオプション「テンキーで数値入力」にて
セルフ82=1」の場合のみ利用できます。
数字キーとテンキーは入力する度に、
[百の位]→[十の位]→[一の位]とカーソル位置が右へ移動します。
配列の値の
プラスマイナス逆転
クリック
決定キー
配列の値の入力欄の一番左
[−]キー [ほ]が書かれたキー
またはテンキーにある[−]キー


  
■オプション設定

コモンイベント[XY配列確認コモン]の最初の方にあるオプション設定について説明します。

オプション設定のショートカット
■【オプション】当コモンを起動するキーコード
■【オプション】テンキーで数値入力
■【オプション】配列表の値の表示パーセント
■【オプション】十字カーソルの端に表示するXY位置の表示パーセント
■【オプション】十字カーソルが示す値を拡大して表示する時の表示パーセント
■【オプション】メニュー画面の文字の表示パーセント
■【オプション】配列表の値の色
■【オプション】使用するピクチャ番号

■【オプション】当コモンを起動するキーコード

▼ ▼キーコード「130」(Aキー/起動と終了で使えます)
■変数操作: CSelf80[起動:キーコード] = 130 + 0

▼ ▼キーコード「21」(右クリック/起動のみ使えます)
■変数操作: CSelf81[起動:キーコード2] = 21 + 0

設定されたキーコードが押された時に、当コモンを起動&終了します。

Aキーや右クリックをゲーム中に使っている場合は、
他のキーコードを設定するか、「0」(使用しない)を設定してください。

「12(サブキー)」「22(中クリック)」「223(無変換キー)」など、
コモン内で使用しているキーコードを設定した場合は、
コモンの起動には使えますが、コモンの終了には使えません。

▼コモン内で使用しているキーコード
10 11 12 20 21 22 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110
111 112 114 115 128 129 142 144 145 146 154 157
171 172 173 174 175 176 177 179 180 181 182
221 223 256 257 300 303 305 308 310


▲オプション設定のショートカットへ戻る▲
■【オプション】テンキーで数値入力

▼ 0=テンキーで数値入力不可/テンキーでメニュー画面のカーソル移動可能
▼ 1=テンキーで数値入力可能/テンキーでメニュー画面のカーソル移動不可

■変数操作: CSelf82[テンキーで数値入力] = 0 + 0

数値入力画面にある「X列」「Y列」「配列の値」「同値」「列編集」の設定にて、
テンキーで数値設定ができるかどうかを設定します。

セルフ82=1」を設定すると、テンキーで数値設定ができるようになりますが、
テンキーでメニュー画面のカーソル移動はできなくなります。

セルフ82の設定が「0」でも「1」でも、キーボードの左上に横一列で並ぶ数字キー[1〜0]は使えます。


▲オプション設定のショートカットへ戻る▲
■【オプション】配列表の値の表示パーセント

▼ 設定条件:50以上(パーセントで設定)
■変数操作: CSelf83[配列表の値の表示拡大率] = 100 + 0

セルフ83=100 セルフ83=50

配列表のフォントサイズは、ゲーム画面のサイズによって変動しますが、
このセルフ83の設定で、さらに変動させる事ができます。

例えばゲーム画面サイズ「800×600」の場合は、配列表のフォントサイズは「30」になりますが、
セルフ83=50」を設定するとフォントサイズが「15」になり、
1画面でより多くの配列の値を表示する事ができます。

但し1画面に表示する配列の値が多くなると、その分処理負担が大きくなるため、
基本的には初期設定の「100」を推奨します。

セルフ83=50」などにしても、フォントサイズが「10未満」になる場合は、フォントサイズ「10」に補正されます。
また「セルフ83=10000」などにしても、フォントサイズ「128」に補正されます。

このセルフ83を変えると、下のセルフ84〜85が「100」の時の表示サイズも変わります。


▲オプション設定のショートカットへ戻る▲
■【オプション】十字カーソルの端に表示するXY位置の表示パーセント

▼ 0=表示しない
▼ 1以上=表示する(パーセントで設定)

■変数操作: CSelf84[十字カーソルXY位置表示拡大率] = 130 + 0

セルフ84=130 セルフ84=200

十字カーソルの端に表示されるX列Y列の表示サイズをパーセントで設定します。

「100」を設定すると、拡大率100%の配列表で表示される数字と同じフォントサイズになります。

フォントサイズは「下限=5」「上限=128」になっているため、
例えば「セルフ84=1」にするとフォントサイズ「5」、
セルフ84=10000」にするとフォントサイズ「128」になります。


▲オプション設定のショートカットへ戻る▲
■【オプション】十字カーソルが示す値を拡大して表示する時の表示パーセント

▼ 0=表示しない
▼ 1以上=表示する(パーセントで設定)

■変数操作: CSelf85[十字カーソルの値の表示拡大率] = 120 + 0

セルフ85=120 セルフ85=200

拡大率25%の配列表を十字カーソルで選択すると、
選択したXY位置の値が拡大して表示されますが、この時の拡大率を設定します。

「100」を設定すると、拡大率100%の配列表で表示される数字と同じフォントサイズになります。

フォントサイズは「下限=5」「上限=128」になっているため、
例えば「セルフ85=1」にするとフォントサイズ「5」、
セルフ85=10000」にするとフォントサイズ「128」になります。


▲オプション設定のショートカットへ戻る▲
■【オプション】メニュー画面の文字の表示パーセント

▼ 設定条件:1〜200(パーセントで設定)
■変数操作: CSelf86[メニュー画面文字拡大率] = 100 + 0

セルフ86=100 セルフ86=200

配列選択画面や数値入力画面のフォントサイズは、
ゲーム画面のサイズによって変動しますが、このセルフ86の設定で、さらに変動させる事ができます。

フォントサイズは「下限=5」「上限=通常の2倍」になっているため、
セルフ86=1」にするとフォントサイズ「5」、
セルフ86=200以上」にすると通常のフォントサイズの2倍になります。

※ゲーム画面下に表示される補足説明の表示サイズは変動しません。


▲オプション設定のショートカットへ戻る▲
■【オプション】配列表の値の色

▼ 設定条件:0〜255
■変数操作: CSelf87[配列色:プラスR] = 255 + 0
■変数操作: CSelf88[配列色:プラスG] = 255 + 0
■変数操作: CSelf89[配列色:プラスB] = 255 + 0
■変数操作: CSelf90[配列色:ゼロR] = 160 + 0
■変数操作: CSelf91[配列色:ゼロG] = 160 + 0
■変数操作: CSelf92[配列色:ゼロB] = 160 + 0
■変数操作: CSelf93[配列色:マイナスR] = 0 + 0
■変数操作: CSelf94[配列色:マイナスG] = 255 + 0
■変数操作: CSelf95[配列色:マイナスB] = 255 + 0

初期設定 変更例

配列表に表示される値の色をプラス値、ゼロ値、マイナス値ごとに設定できます。


▲オプション設定のショートカットへ戻る▲
■【オプション】使用するピクチャ番号

■変数操作: CSelf20[ピクチャ基本番号] = 20000 + 0

「20000」を設定した場合は、ピクチャ番号「20000〜29999」が使用されます。


▲オプション設定のショートカットへ戻る▲


  
■「イベントの挿入」を使って当コモンを起動

イベントコマンド【イベントの挿入】コモンイベント「XY配列確認コモン」を呼び出して実行する事もできます。

▼設定例
【イベントコード表示】

■イベントの挿入[名]: ["XY配列確認コモン"] <コモンEv 215>

【イベントの挿入】を実行するイベントの起動条件は「並列実行」以外にしてください。

なお、【イベントの挿入】で当コモンを起動する場合は、
コモンイベント「XY配列確認コモン」の起動条件を「呼び出しのみ」に変えても問題ありません。


  
■配列表の表示仕様について

当コモンでは処理落ち対策のため、ゲーム画面上に見えているXY配列のみを表示する仕様になっています。

そのため、配列表を移動すると、未表示の部分を表示する処理と、
ゲーム画面の外に出た部分を消去する処理が実行されるため、
特に拡大率25%の時には処理落ちが発生する事があります。

方向キーの押し続けによる長距離移動や数値入力画面で指定したXY位置へ移動する処理を実行する場合は、
拡大率25%よりも拡大率50%や100%で移動した方が処理落ちを抑える事ができます。



配列表は値の桁数に合わせて、表示幅が横へ広がったり狭まったりします。

この表示幅の変動もゲーム画面で見えている範囲で変動するため、
配列表を上下に移動させると、急に横幅が変わる事があります。


  
■限界値について

XY配列の値は「-2147483648〜2147483647」が限界値になっていますが、
コモンイベントの処理が「-2000000000〜2000000000(±20億)」になっているため、
当コモンも「-2000000000〜2000000000(±20億)」が限界値になっています。


  
■ウディタ[3.500〜3.617]で使用する場合

ウディタ[3.500〜3.617]では、XY配列の名前をファイル「Editor_XY_array_Name.ini」から取得しています。

そのため、イベントコマンド【DB操作】で新しい配列の名前を設定した場合は、
一度エディタを終了してファイル「Editor_XY_array_Name.ini」を更新しないと、
当コモンの配列選択画面に新しい配列の名前が表示されません。

XY配列の番号の方は「0〜999999」で調べているため、
新たな番号を設定しても、エディタの終了&再起動は不要です。

なお、ウディタ[3.618]以降では、XY配列の名前を取得する機能が使えるようになったため、
新しい配列の名前を設定しても、エディタの終了&再起動は不要です。


  
■ウディタ[3.500〜3.571]で使用する場合

数値入力画面にある[列編]から設定画面を開き、列の削除を行う処理(総数を減らす処理)を行うと、
ウディタ「3.571」以前のバージョンでは、ウディタの不具合による強制終了が発生する事があります。

またウディタ「3.572」以前のバージョンで列の挿入を行うと、Y列が1列多く挿入される不具合が発生します。

これらの問題があるため、ウディタ「3.572」以前のバージョンで列編集を実行するのはお勧めできません。

※X列の挿入など、不具合が発生しないケースもあるため、ウディタ「3.572」以前でも列編集が使えるようにしています。


  
■使用に関して

使用許可の申告:不要

イベント処理の改造:許可

※改造は自力で自己責任でお願いします。



■関連ページ

YADOウディタ作品 YADOが作成したウディタ作品の一覧表です。
気紛れな空間 YADOの活動の拠点であるサイト。
セロード君との共同運営のサイトであり、
セロード君は気紛れな空間のサイト全体の管理者。
このサイトには雑談掲示板などもありますので、
何かメッセージがある場合は、こちらの掲示板をご利用下さい。
YADO作品リスト YADOが今までに公開してきた作品の一覧や、
YADOのプロフィールなどが見れます。