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■指定位置の地形ID取得
(更新:2020/06/28)


地形IDは、下層チップのチップごとに設定されている地形番号の事を言います。
この地形IDを調べる事で、その場所が草原なのか森なのかなどが分かります。
【地形IDに関する説明を見る】

指定位置の地形ID取得を使うと、指定したマス座標の地形IDを調べる事ができます。



▼場所

地形IDを調べる座標を設定します。

変数で指定の場合は、変数の値が調べる座標になります。
▼地形IDを受け取る変数

地形IDを受け取る変数を設定します。

受け取る地形IDはデータベース「地形」の番号です。
例:[0005:毒沼]の場合は変数の値に「5」を設定。


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■使用例

指定位置の地形ID取得は、自作のイベントシステムを作る時に使います。



例えば「森を移動したらMPが1回復する」と言ったイベントを作る場合は、
主人公が移動する度に、移動先のマスの地形IDを調べて、
「地形ID=2」の時には「森にいる」と判断してMPを回復します。
【森を歩くと○○が回復するのページを開く】



他にも主人公の目の前の地形が海の地形IDの時には、
船(乗り物)を呼び寄せる事ができるイベントを作りたい時にも、
この指定位置の地形ID取得を使います。
【アイテムを使用すると乗り物がやってくるイベントの作り方を見る】



「地形」ではなく「壁」を判断する時に使う事もあります。

例えば…
地形ID:1番=壁のマス
地形ID:2番=壁ではないマス(歩けるマス)

と設定して、壁の向こう側にいる敵には見つからないようにしたり、
弾丸を発射して弾丸が壁に当たったら弾丸が消えるような設定を行いたい時には、
この指定位置の地形ID取得を使います。
【壁を判断する監視イベントのページを開く】
【ピクチャー弾丸:壁の当たり判定を追加するのページを開く】



特殊な使い方としては「セーブの後とロードの後の処理を変える」の設定で、
セーブしたのかロードしたのかを判断する時に、この指定位置の地形ID取得を使います。
【セーブの後とロードの後の処理を変えるのページを開く】


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■補足

▼場所変数で設定した時に、もしもマップにループ設定がある場合は、
変数で設定された値もループして座標が指定されます。

例えば横50マス(X座標0〜49)のマップがある時に、
X座標を設定する変数の値を「-1」にすると、
地形IDを読み取るX座標は「49」になります。

逆にX座標を設定する変数の値を「50」にすると、
地形IDを読み取るX座標は「0」になります。

なお、ループ設定が無い時に、
変数で「X座標=-1」などとマップの範囲外の座標を指定した場合は、
取得する地形IDは、下層チップの左上にあるチップの地形IDを取得します。
初期設定では「海:浅瀬」になっているため、地形ID「9」を取得します。


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◎関連ページ

●地形IDとは?
●森を歩くと○○が回復する
●アイテムを使用すると乗り物がやってくる
●壁を判断する監視イベント
●セーブの後とロードの後の処理を変える
●ピクチャー弾丸:壁の当たり判定を追加する
●データベース「地形」
●データベース「チップセット」

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