RPGツクール2000/バグ・エラー【サイトトップへ戻る】 ■セーブ画面(ロード画面)が開くのが遅い (更新:2020/07/26) セーブ画面やロード画面を開く時に、スムーズに開かなくなりましたか?
■原因と対策 セーブ画面を開くのが遅くなった原因は、セーブデータの容量が大きくなった事が原因です。 さらに複数のセーブ番号に保存すると、よりセーブ画面を開くのが遅くなります。 セーブデータの容量は、通常の場合はあまり気にする必要がありませんが、 特殊な状況下ではセーブデータの容量が増大し、セーブ画面の表示速度に影響が出てきます。 ▼変数番号の使用数 変数は5000番まで使用する事ができますが、 イベントコマンド:変数の操作にある「変数〜の番号の変数」の設定を使い…
しかし最大番号である「999999番」まで使用するとセーブデータの容量が4MB近くまで増大し、 セーブ画面の表示速度に影響が出てきます。 また一度でも使用すると使用状態を解除する事が出来ず、 その後はずっとセーブデータの容量が増えた状態になります。 もしも5000番を超える変数番号を使う場合は、20000番程度までに抑えた方が良いでしょう。 ちなみに意味の無い設定ですが…
しかし操作したスイッチのON/OFFを読み取る方法が無いので、 単にセーブデータの容量が増えるだけになります。 もしも変数の値やスイッチのON/OFFを変数で操作している場合で、セーブデータの容量が大きくなる場合は…
▼定期的に並列処理する イベントの実行途中にセーブを実行すると、セーブデータには実行途中だったイベントの内容が保存されます。 これはロード時にセーブした所から処理が再開するためだと考えられます。 問題は定期的に並列処理する以外の場合は一時的な保存であり、 イベントが終了するとセーブデータには保存されなくなりますが、 定期的に並列処理するの場合は一度でも実行すると、 イベント出現条件を満たさなくなって動かなくなっても、ずっとセーブデータには保存され続けます。 マップイベントの定期的に並列処理するの場合は、 別のマップへ移動すると定期的に並列処理するのデータが初期化されるので、 あまり気にする必要はありませんが、コモンイベントの場合は、別のマップへ移動しても初期化されないので、 実行する定期的に並列処理するの数が多くなればなるほど、セーブデータの容量が増えていきます。 コモンイベントの場合は、イベントコマンド:イベントの呼び出しを使う方法が有効的です。 例えばコモンイベント「巨大な並列処理」と言った定期的に並列処理するがある場合、 そのコモンイベントのイベント開始条件を「呼び出されたときのみ」に変えてください。 そして別の未使用のコモンイベント、またはマップイベントにて、以下のように設定してください。
呼び出したコモンイベント「巨大な並列処理」の処理が終わっていて、 呼び出し元のコモンイベント「代理並列処理」に処理が戻っている時にセーブすると、 呼び出したコモンイベント分のイベント容量がセーブデータには保存されません。 なお、コモンイベント「巨大な並列処理」の中にラベルや繰り返し、ウェイトの設定などがあり、 呼び出したコモンイベント「巨大な並列処理」の処理が終わっていない状態でセーブを実行すると、 コモンイベント「巨大な並列処理」のイベント容量分がセーブデータに保存されます。 呼び出すコモンイベントを毎フレームごとに実行する必要が無い場合は、 必要な時のみ呼び出すようにした方が良いでしょう。 例えば主人公のHPを表示するコモンイベントを呼び出す場合…
▲トップへ戻る▲ ■容量増加のタイミングの確認方法 セーブデータが増加したかどうかは、実際にセーブしてみないと分かりませんが、 「タスクマネージャー」の「プロセス」の画面を見ていると、 RPGツクール2000のゲーム実行中には「RPG_RT.exe」の名前でアプリの状況が表示され、 現在のメモリの使用状況を確認する事ができます。 「タスクマネージャー」の画面は『Windows10』の画面下のタスクバーの上で、 右クリック→「タスクマネージャー」を選択すると開きます。 実行中のアプリ名しか表示されない「簡易表示」の場合は、画面左下にある「詳細」をクリックしてください。 「タスクマネージャー」の「プロセス」の画面にあるメモリの使用状況は、 画像データなどを読み込んでも増減するので「メモリ容量が増えた=セーブ容量が増えた」にはなりませんが、 ある程度の増加するタイミングを見る事ができるでしょう。 実際に怪しい設定があった場合は…
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