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■一画面スクロール
(更新:2020/08/02)


画面を固定にして、主人公が画面の外へ移動したら、一画面分のスクロールを行います。

画面を固定したり、画面をスクロールさせたりする処理は、
イベントコマンド:画面のスクロールを使用します。



ショートカット
■マップの設定
■イベントの設定
■向き固定の場合
■パーティーの初期位置について
■テレポート・エスケープについて


  
■マップの設定

マップの設定のマップサイズは、
横は20マスの倍数(20、40、60、80…)
縦は15マスの倍数(15、30、45、60…)にしてください。


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■イベントの設定

画面スクロールを行うマップ内に以下のマップイベントで設定してください。

■マップイベント「一画面スクロール」

▼1ページ目

イベント出現条件:なし
イベント開始条件:自動的に始まる

◆画面のスクロール:固定する
◆変数の操作:[0001:X]代入,主人公のX座標
◆変数の操作:[0002:Y]代入,主人公のY座標
◆変数の操作:[0001:X]剰余,20
◆変数の操作:[0002:Y]剰余,15
◆ラベルの設定:1番
◆条件分岐:変数[0001:X]が8以下
 ◆変数の操作:[0001:X]加算,1
 ◆画面のスクロール:右に1ずらす,速度6(W)
 ◆指定ラベルへ飛ぶ:1番
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:X]が10以上
 ◆変数の操作:[0001:X]減算,1
 ◆画面のスクロール:左に1ずらす,速度6(W)
 ◆指定ラベルへ飛ぶ:1番
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0002:Y]が6以下
 ◆変数の操作:[0002:Y]加算,1
 ◆画面のスクロール:下に1ずらす,速度6(W)
 ◆指定ラベルへ飛ぶ:1番
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0002:Y]が8以上
 ◆変数の操作:[0002:Y]減算,1
 ◆画面のスクロール:上に1ずらす,速度6(W)
 ◆指定ラベルへ飛ぶ:1番
 ◆
:分岐終了
◆画面の表示:フェードイン
◆スイッチの操作:[0001:画面スクロール監視]をONにする




▼2ページ目

イベント出現条件:スイッチ[0001:画面スクロール監視]がON
イベント開始条件:定期的に並列処理する

◆変数の操作:[0001:X]代入,主人公の画面X
◆変数の操作:[0002:Y]代入,主人公の画面Y
◆条件分岐:変数[0001:X]が0より大きい
 ◆条件分岐:変数[0001:X]が320以下
  ◆条件分岐:変数[0002:Y]が0より大きい
   ◆条件分岐:変数[0002:Y]が240以下
    ◆イベント処理の中断
    ◆
   :分岐終了
   ◆
  :分岐終了
  ◆
 :分岐終了
 ◆
:分岐終了
◆スイッチの操作:[0002:画面スクロール実行]をONにする




▼3ページ目

イベント出現条件:スイッチ[0002:画面スクロール実行]がON
イベント開始条件:自動的に始まる

◆条件分岐:主人公が左を向いている
 ◆画面のスクロール:左に20ずらす,速度6(W)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:主人公が右を向いている
 ◆画面のスクロール:右に20ずらす,速度6(W)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:主人公が上を向いている
 ◆画面のスクロール:上に15ずらす,速度6(W)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:主人公が下を向いている
 ◆画面のスクロール:下に15ずらす,速度6(W)
 ◆
:分岐終了
◆スイッチの操作:[0002:画面スクロール実行]をOFFにする



場所移動の画面の消去&表示方法は、
画面の消去:瞬間消去
画面の表示表示:瞬間表示

にしてください。



場所移動イベントを作る場合は、以下のように設定してください。

■基本的な場所移動

◆画面の消去:フェードアウト
◆スイッチの操作:[0001:画面スクロール監視]をOFFにする
◆場所移動

■「一画面スクロール」から「通常表示のマップ」へ

◆画面の消去:フェードアウト
◆スイッチの操作:[0001:画面スクロール監視]をOFFにする
◆画面のスクロール:固定を解除する
◆場所移動
◆画面の消去:フェードイン


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■向き固定の場合

画面のスクロールは、主人公の向きによって処理するため、
主人公の向きを固定にすると、正常には機能しなくなります。

もしも主人公の向きを固定にして画面をスクロールさせたい場合は、
3ページ目のイベントを以下のように設定してください。

▼3ページ目

イベント出現条件:スイッチ[0002:画面スクロール実行]がON
イベント開始条件:自動的に始まる

◆変数の操作:[0001:X]代入,主人公の画面X
◆変数の操作:[0002:Y]代入,主人公の画面Y
◆条件分岐:変数[0001:X]が0
 ◆画面のスクロール:左に20ずらす,速度6(W)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:X]が640以上(オプション:ON)
 ◆画面のスクロール:左に20ずらす,速度6(W)
 ◆
:それ以外の場合<画面位置Xが640未満である時
◆条件分岐:変数[0001:X]が320以上
  ◆画面のスクロール:右に20ずらす,速度6(W)
  ◆
 :分岐終了
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0002:Y]が0
 ◆画面のスクロール:上に15ずらす,速度6(W)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0002:Y]が480以上(オプション:ON)
 ◆画面のスクロール:上に15ずらす,速度6(W)
 ◆
:それ以外の場合<画面位置Yが480未満である時
◆条件分岐:変数[0002:Y]が240以上
  ◆画面のスクロール:下に15ずらす,速度6(W)
  ◆
 :分岐終了
 ◆
:分岐終了
◆スイッチの操作:[0002:画面スクロール実行]をOFFにする


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■パーティーの初期位置について

パーティーの初期位置を一画面スクロールのマップ上にすると、
一画面の中心(X9、Y7など)でない場合は、画面位置を調整する処理が見えてしまいます。

この場合は、まず初期パーティーに主人公を設定しない状態にして、
真っ暗なマップを用意し、そのマップをパーティーの初期位置にしてください。
【ニューゲーム開始時に真っ暗にする設定手順を見る】

その真っ暗なマップに設定するマップイベントは以下の通りです。

■マップイベント「場所移動」

イベント出現条件:なし
イベント開始条件:自動的に始まる

◆画面の消去:瞬間消去
◆メンバーの入れ替え:主人公01を加える<パーティーの初期メンバー
◆場所移動:〜一画面スクロールのマップ(ゲームを始まる場所)〜


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■テレポート・エスケープについて

テレポートやエスケープで一画面スクロールのマップへ移動してきた場合は、
画面位置を調整する処理が見えてしまいます。

また一画面スクロールのマップ上で、
現在いるマップへ移動するテレポートやエスケープを使うと、
変な画面表示になってしまいます。

もしも一画面スクロールのマップ上がテレポート先になっている場合は、
テレポート先を別の真っ暗なマップにして、
そこから一画面スクロールのマップへ移動するように設定してください。



まず真っ暗なマップを作るためのチップセット用画像を用意し、
素材管理の「ChipSet」にインポートしてください。



この画像を使用する場合は、
右クリック→名前を付けて画像を保存でデスクトップなどへ保存してインポートしてください。



データベース「チップセット」の画面を開き、真っ暗用のチップセットを準備してください。

この時に上層チップの黒いチップを「★」にしてください。





真っ暗用のマップを準備して、マップ全体に黒いチップを設定してください。





以下のマップイベントを設定してください。

■マップイベント「テレポート用」

イベント出現条件:スイッチ[0003:テレポート先:01]がON
イベント開始条件:自動的に始まる

◆画面の消去:瞬間消去
◆スイッチの操作:[0001:画面スクロール監視]をOFFにする
◆スイッチの操作:[0003:テレポート先:01]をOFFにする
◆場所移動:一画面スクロールのマップでのテレポート先

テレポート先が複数ある場合は、テレポート先ごとに出現条件スイッチを変えて、
2ページ目以降に設定してしてください。

■パーティーの初期位置についての設定がある場合は、
このテレポート用のマップに統一しても問題ありません。
その場合は「1ページ目=ニューゲーム用」として、
テレポート用の設定は2ページ目以降に設定してください。



テレポートの位置を増減を設定する時に、テレポート先ごとにスイッチを設定してください。





なお、真っ暗なマップに複数のテレポート先を設定する場合は、エリアの作成を行ってください。

※エリアの名前がテレポート先の名前になります。




以上で設定完了です。


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◎関連ページ

●イベントコマンド:画面のスクロール

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