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■簡単作成を使わずに宝箱を作る
(更新:2010/04/10)


宝箱を作る場合、通常では「簡単作成」を使って宝箱を作ると思います。

しかし「簡単作成」で宝箱を作りますと、スイッチを2個消費する上、
無駄に制作容量を「40」消費します。

このページでは、「簡単作成」と同じ処理内容で、
より無駄の無い宝箱の作り方を紹介します。


☆設定方法
「簡単作成」では、宝箱のイベントは3ページで作られていますが、
今回の宝箱は、2ページのみで作ります。

宝箱イベントの1ページ目の設定は以下の通りです。
○1ページ目
グラフィック:ふたが閉じている宝箱(グラフィック番号:072)
移動:動かない
速さ:2 やや遅い
開始:調べる
イベント内容は以下の通りです。
効果音:宝箱 100%
アイテム:薬草+1
スイッチのオン:001
メッセージ:薬草を手に入れた!



1ページ目の設定が終わりましたら、2ページ目を作成してください。
ページの増やし方は、以下の通りです。
1:グラフィックを設定する所の左にあります[1]と書かれた部分をペンで選択。
2:表示されましたメニューから「ページ追加」を選択。
3:作成されました2ページ目が表示されます。



2ページ目の設定は以下の通りです。
○2ページ目
グラフィック:ふたが開いている宝箱(グラフィック番号:073)
移動:動かない
速さ:2 やや遅い
開始:調べる
このページになる条件:スイッチ 001 がオン
イベント内容は以下の通りです。
メッセージ:宝箱はカラッポだった。


以上で設定完了です。
テストプレーで実行してみてください。



☆1ページ目のメッセージの表示時にふたが開く理由
今回の宝箱の設定では、1ページ目の「薬草を手に入れた!」が表示された段階で、
2ページ目のふたが開いているグラフィックが表示されます。
1ページ目が実行途中なのに、なぜ2ページ目のグラフィックが表示されたのか?

実はこのイベント処理では、2つのツクールの仕様を使っています。

1つはスイッチをオンにすると、ウェイトやメッセージを実行した時に、
現在のスイッチの状況に合ったイベントのグラフィックに変わる仕様です。
今回はメッセージを表示する前にスイッチをオンにしていますので、
メッセージが表示された時に、2ページ目のグラフィックに変わります。

もう1つの仕様は、例え2ページ目が出現したとしても、
実行中の1ページ目は最後まで実行されると言う仕様です。
見た目では、2ページ目が出た瞬間に、
1ページ目のイベント内容が強制終了してしまいそうですが、
実際には1ページ目の最後まで実行されます。



☆補足
宝箱を開ける時の効果音「038:宝箱」は、
DPモードの時には、素材の容量を消費します。
DPモードでは、効果音「011:回避」「012:特技」「019:アイテム」などの、
使用しても制作容量を消費しない効果音を設定した方が良いでしょう。


1ページ目の「○○を手に入れた!」と言うメッセージの表示で、
出来る限り容量を減らしたい(文字数を減らしたい)時には、
「○○を取得!」と表示すれば良いでしょう。
減らせる容量は、たった「4」か「8」ですが、
制作の終盤でどうしても容量が欲しい時には、
このようなちょっとした削減も有効的になる場合があります。


2ページ目のイベント内容(メッセージ:宝箱はカラッポだった。)は、
設定しなくても問題ないと思います。
ゲーム画面上には、ふたの開いた宝箱が表示されていますので、
見た目だけで宝箱がカラッポである事が伝わると思います。



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