RPGツクールDS/イベント
■スイッチを使う
(更新:2010/06/20)


スイッチに関する情報を載せています。


☆スイッチとは?
スイッチは、オフオンのどちらかを設定する事ができ、
2通りのパターンのイベントを設定する時に使います。
  スイッチオフ スイッチオン
オープニング 終わってない 終わった
宝箱のアイテム 取ってない 取った
ボスキャラ 戦ってない 戦った
床スイッチ 押してない 押した

スイッチの番号は200個まであり、
ゲーム開始時には、全てのスイッチがオフになっています。

スイッチの操作は、
イベントコマンド「スイッチオフ」「スイッチオン」を使って行います。



☆使用例
よくあるスイッチの使用例を紹介します。

■宝箱イベント
よく使われるスイッチの使用例の1つに宝箱イベントがあります。

スイッチの使い方は、
スイッチがオフ:アイテムを取る事ができる。
スイッチがオン:アイテムを取る事ができない。
と言った感じになります。

このようにアイテムを取得したらスイッチオンとする事で、
アイテムを何度も取れないようにする事ができます。

尚、宝箱イベントは、簡単作成で設定する事ができますが、
無駄に2個のスイッチを消費しますので、
宝箱を設定する時には、手動で設定した方が良いです。
【簡単作成を使わずに宝箱を作るのページを開く】


■ボスキャラを消す
ボスキャラは、
基本的に1回倒したら消えると言う設定を行う事になります。

このような時には、
1ページ目:ボスキャラとの戦闘(戦闘終了後にスイッチオン)。
2ページ目:スイッチオンによって、ボスキャラが消える。
と言った設定を行います。

設定例は以下の通りです。
※予めデータベースにボスの敵キャラ設定を行っておく。

○1ページ目
グラフィック:ボスキャラと分かる絵
移動:動かない
速さ:2 やや遅い
開始:調べる
イベント内容は以下の通りです。
戦闘:ユニット01
スイッチオン:001


○2ページ目
グラフィック:透明(00:NO Image)
移動:動かない
速さ:2 やや遅い
開始:ふれたとき
このページになる条件:スイッチ 001 がオン
イベント内容には何も設定しません。

尚、ボスと戦って負けた時に、再戦できるようにする場合は、
上記の1ページ目のイベント内容を、以下のように変えてください。
戦闘:ユニット01
戦闘分岐:
:勝った場合
  スイッチオン:001
:負けた場合
  全回復
:分岐終了

※戦闘不能のままでは、ゲームオーバーになってしまいますので、
 負けた場合は「全回復」、または「状態の変更」で、
 戦闘不能を回復する必要があります。



■自動実行を止める
オープニングなどで「自動実行」を使ったイベントを設定した場合、
マップイベントの1ページ目に「自動実行」を設定して、
2ページ目以降に何もページを設定していない場合は、
1ページ目の「自動実行」が実行し続けるバグが発生します。

このような「自動実行」が何度も実行される事を防ぐために、
1ページ目のイベント内容の最後に、スイッチオンの設定を行い、
2ページ目のこのページになる条件に、
1ページ目でオンにしたスイッチの番号を設定します。

このように設定する事で、
1ページ目の処理が終了したあとに2ページ目が出現して、
1ページ目の処理(自動実行)が2度と動かないようにする事ができます。



☆複数の条件に対応させる
マップイベントの2ページ以降にあります
このページになる条件」の設定では、
2つのスイッチがオンの時(2つの条件)を設定する事ができます。

例えば、
2人の人物に会うと扉が開く(会う順番に制限なし)
と言ったイベントを設定する場合は、
人物Aに会う:スイッチ001がオン
人物Bに会う:スイッチ002がオン
と言った感じに設定しておきます。

扉イベントは、以下のように設定します。
○1ページ目
グラフィック:閉まっている扉

○2ページ目
グラフィック:透明(00:NO Image)(空いている扉)
このページになる条件:スイッチ 001 がオン+スイッチ 002 がオン

と設定します。


では、
3人の人物に会うと扉が開く(会う順番に制限なし)
と言った場合は、どうすれば良いのか?

この場合は、4つのスイッチを使います。
人物Aに会う:スイッチ001がオン
人物Bに会う:スイッチ002がオン
人物Cに会う:スイッチ003がオン
スイッチ001がオン+スイッチ002がオン:スイッチ004がオン

扉イベントは、以下のように設定します。
○1ページ目
グラフィック:閉まっている扉
開始:ふれたとき

○2ページ目
グラフィック:閉まっている扉
このページになる条件:スイッチ 001 がオン+スイッチ 002 がオン
開始:自動実行
イベント内容
スイッチオン:004

○3ページ目
グラフィック:閉まっている扉
開始:ふれたとき
このページになる条件:スイッチ 004 がオン

○4ページ目
グラフィック:透明(00:NO Image)(空いている扉)
開始:ふれたとき
このページになる条件:スイッチ 003 がオン+スイッチ 004 がオン

このようにこのページになる条件を使いこなす事によって、
複数の条件に対応したイベントを作る事ができます。



☆スイッチの使用目的をメモする
ツクールの制作画面上には、
使用したスイッチの番号を確認する事ができる一覧表が表示されます。
これにより、使用中のスイッチと未使用のスイッチがどれなのかが、
すぐに分かるようになっています。

しかし「何に使っているのか?」を記載する機能がありませんので、
特にマルチエンディングや自作戦闘などの複雑なイベントがある場合は、
出来る限り使用しているスイッチの使用目的メモした方が良いです。

メモの記載方法は、手書きの一覧表にする方法でも、
パソコンで入力する方法でも、どちらでも構いません。




◎関連ページ
 ●数値を記憶する
 ●ゲーム開始時に自動実行するイベントを設定
 ●簡単作成を使わずに宝箱を作る



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