アドベンチャーツクール for mobile/イベント
■変数分岐の設定
(更新:2007/01/13)


『アドベンチャーツクール for mobile』の変数分岐についての説明です。


☆基本
変数の値が「1」なのか「2」なのかを判断するには、
制御の所にあります変数分岐を使います。

例えば、変数の値が0〜7の範囲で、
現在はどの値なのかを文章で表示する場合には、
以下のような設定になります。
(使用容量:新規イベントの作成(550)+256)



青い枠の部分は、変数の値によって、
イベントジャンプを行っている設定です。
▼一番上にある制御の設定画面。


赤い枠の部分は、変数の値に合わせた文章の表示の設定です。
▼変数の値が「0」の時の表示イメージ。


紫色の枠は、別のイベントへジャンプするための設定です。
この別のイベントへジャンプする設定が無いと、
「現在は0です。」の表示のあとに続けて
「現在は1です。」が表示されてしまいます。



☆調べる値の範囲が広い時の変数分岐
上の☆基本変数分岐の設定では、
変数の値が「7であるか?」「6であるか?」など、
変数の値を1つずつ確認しながら現在の値を調べています。
調べる変数の値の範囲が狭い時には、
☆基本の方法でも良いかもしれませんが、
0〜300〜50などと、調べる変数の値の範囲が広い時には、
☆基本のように、50、49、48…と1つずつ調べていきますと、
最後の「0」まで辿り着くのに、処理時間がかかってしまいます。
そこで変数分岐の設定を「〜以上」と大きく2つに分ける形で設定し、
なるべく処理するイベントの行を減らす設定方法を紹介します。

下記は0〜14の変数の値を調べる時の設定です。
(使用容量:新規イベントの作成(550)+497)

メッセージ表示 制御
001   変数が 8以上の時017へ移動
002   変数が 4以上の時010へ移動
003   変数が 2以上の時007へ移動
004   変数が 1以上の時006へ移動
005 現在は0です。 イベントジャンプ→合流地点へ
006 現在は1です。 イベントジャンプ→合流地点へ
007   変数が 3以上の時009へ移動
008 現在は2です。 イベントジャンプ→合流地点へ
009 現在は3です。 イベントジャンプ→合流地点へ
010   変数が 6以上の時014へ移動
011   変数が 5以上の時013へ移動
012 現在は4です。 イベントジャンプ→合流地点へ
013 現在は5です。 イベントジャンプ→合流地点へ
014   変数が 7以上の時016へ移動
015 現在は6です。 イベントジャンプ→合流地点へ
016 現在は7です。 イベントジャンプ→合流地点へ
017   変数が12以上の時025へ移動
018   変数が10以上の時022へ移動
019   変数が 9以上の時021へ移動
020 現在は8です。 イベントジャンプ→合流地点へ
021 現在は9です。 イベントジャンプ→合流地点へ
022   変数が11以上の時024へ移動
023 現在は10です。 イベントジャンプ→合流地点へ
024 現在は11です。 イベントジャンプ→合流地点へ
025   変数が14以上の時029へ移動
026   変数が13以上の時028へ移動
027 現在は12です。 イベントジャンプ→合流地点へ
028 現在は13です。 イベントジャンプ→合流地点へ
029 現在は14です。 イベントジャンプ→合流地点へ

※応用次第では、複数のイベントを用意して、
 0〜50や0〜100などの大規模な値の分岐を作る事もできます。



☆補足
コメントを1行1行設定するのはかなり面倒かもしれませんが、
設定ミスなどの問題を減らすためには、面倒でも全ての行に、
「何の処理を行っているのか」がすぐに分かるようなコメントを
設定しておいた方が良いでしょう。



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