YADO作品リスト・ゲーム作品 3DD (更新:2020/08/23)
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■完成までの道のり 3DDは2002年3月に制作を開始し、公開するまでは丸2年かかりました。 制作当初は「迷路3」と言う作品名で制作していました。 制作を始めて3ヶ月ほどで主人公の移動(壁の表示)やオートマッピングはできましたが、 敵と戦うシステムが中々できませんでした。 当時の敵の移動システムはマス単位で移動を行っていたために、 次のマスへ移動するまでは主人公が攻撃を行ってもそのまま移動していました。 ▼2002年8月の画像。移動するだけでしたら完成していました。 結局2002年8月17日には完全に制作が止まってしまいました。 2002年10月。 3DDの制作が完全に止まっている中、3STを作り直す事にしました。 作り直した事によって、3STの処理が劇的に良くなりました。 そこで2002年11月5日に3DDのシステムをオートマッピングの表示を残し、 全てを削除して一からシステムを組み直す事にしました。 この作り直しによって、理想に近いイベント処理を作る事ができました。 2003年5月。 「RPGツクール2000 VALUE!」の発売によって、 RPGツクール2000のバージョンが「1.50」になりました。 このバージョンアップによって、 使えるピクチャーが20枚から50枚に増え、Shiftキーが追加され、 戦闘アニメがピクチャーの上に表示されるようになりました。 特にピクチャーが増えたのは、3DDの完成に非常に貢献しました。 敵の移動&攻撃処理の制作は、かなり大変でした。 例えば、敵の背後から近づいた時には、敵が気が付かないようにしたり、 主人公を見失っても、見失った最後のマスまで移動するなど、 よりリアルな敵の移動を追及しました。 敵キャラは画面上に1体しか表示できないので、 主人公から離れた敵キャラは、保存用の変数に記憶して、 常に主人公に一番近い敵キャラを表示するように設定してあります。 このようなマニアックな設定を行って、ようやく完成させました。 RPGツクール2000は解像度が低い事で有名ですが、 3DDの画面の右下に表示される方位磁石は、 さらに200%の拡大率で表示しているので、 よりドットのサイズが大きくなっています。 しかし主人公の目の前に来る壁も200%の拡大率で表示されますので、 意外と方位磁石のドットの大きい事には気にならないかもしれません。 ▼回転し続けると、右下の方位磁石のキャラが汗をかきます。 ▼辿った道に合わせてマップが作られていくオートマッピング仕様。 しかも壁と壁が線で繋がって表示されています。 壁が繋がるように表示するのは、意外と難しいです。 「RPGツクール2000で変わった作品を見てみたい!」 と言う方にはぜひプレーして頂きたい作品ですね。 |
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