WOLF RPGエディター(ウディタ)/初心者【サイトトップへ戻る】
■ウディタの紹介とダウンロードの手順
(更新:2025/11/07)


ウディタの紹介とダウンロードの手順を紹介します。


ショートカット
■ウディタって何?
■ウディタのプロ版について
■RPGツクール(RPG Maker)との比較
■ウディタをダウンロードする
■ウディタを起動


  
■ウディタって何?

WOLF RPGエディター(略して「ウディタ」)は、
SmokingWOLF(スモーキングウルフ)氏が公開しているゲーム作成用のソフトウェアです。





主な特徴は以下のとおりです。

2Dのゲームを作るのに適した無料で使えるソフトウェアです。(有料版もあります)
ソフト名には「RPG」と書かれていますが、実際にはRPG以外のゲームも作れます。
ゲームの操作は、キーボードの他にマウス、ゲームパッド、画面タッチなどが使えます。
キーボードはほぼ全てのキーを使う事ができるため、
例えば「Mキーを押す→マップを表示」などの独自のキー処理を設定する事ができます。
またキーボードを全く使わないマウス操作だけのゲームも作る事ができます。
ウディタでは、日本語で書かれたイベントコマンドを設定してゲームを作っていきます。
そのため、英語混じりの難解なプログラムコードを覚える必要はありません。
また日本国内で開発されたソフトウェアであるため、最初から日本語対応になっています。
※日本語以外のバージョンもある。
アイテムの使用や装備の変更などを行うメニュー画面の処理や、
敵と戦う戦闘画面の処理などは、全てイベントコマンドを設定して作られています。
そのため、既存のイベントコマンドの設定を変える事で、新たな機能を追加したり、
オリジナルのメニュー画面や戦闘画面を設定する事ができます。
またウディタの公式サイトにある「コモンイベント集」を活用すれば、
他人が作った戦闘システムなどを自身のゲームに取り入れる事もできます。
完成したゲーム作品は暗号化して中身が見れないようにする事ができます。
またゲーム作品を有料で販売する事もできます。
Windows用のツールなので、それ以外のOSは公式サポートされていません。
ウディタは「誰でも簡単に使いこなせる」と言ったソフトウェアではありません。
イベントコマンドの使い方を覚えるだけでも、かなりの時間がかかります。
また変数の使い方を覚えたり、マップの作り方を覚えたり、
データベースの設定方法を覚えたりと、覚える事がたくさんあります。
基本的にウディタは「自力で頑張ってください」と言ったスタンスなので、
よく分からない機能がある場合は、実際に使ってみて動作確認をしてみるなど、
ウディタの利用者が色々と努力する必要があります。
オンラインの対戦ゲームを作るような機能は用意されていません。
※ウディタにあるネットに接続する機能は、
 主にバージョンアップデータのダウンロードや、
 クリア時間のランキングデータの送受信などで使われています。


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■ウディタのプロ版について

ウディタには有料販売されている「プロ版」があります。

【ウディタプロ版の販売サイトを開く(無料版とプロ版との違いが書かれています)】

【ウディタの説明書を開く(画面左にある[P]の項目をクリックするとプロ版の機能が確認できます)】



ウディタは、無料版でもかなり多くの機能が使えるようになっているため、
殆どのウディタの利用者は、無料版があれば十分にゲーム作品を完成させる事ができます。

ウディタの初心者は、まずは無料版でゲーム制作を始めた方が良いでしょう。

なお、無料版で制作した作品データを、あとからプロ版に変える事もできるため、
どうしてもプロ版の機能が使いたくなった場合のみ、プロ版を購入すると良いでしょう。



無料版でどれくらいのゲーム作品が作れるのかを確認したい場合は、
全て無料版で作られているウディコンのゲーム作品で確認すると良いでしょう。

【ウディコンのページを開く】


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■RPGツクール(RPG Maker)との比較

※2022年以降に発売された『RPGツクール』は『RPG Maker』の名称に変更して発売されていますが、
 当サイトには『RPGツクール2000』用のページが存在している事もあり、
 当ページの説明では旧名称の「RPGツクール」を使っています。


ウディタと似たソフトウェアで『RPGツクール(RPG Maker)』があります。

RPGツクールは、Gotcha Gotcha Gamesから販売されている有料のソフトウェアです。

様々なバージョンのRPGツクールが販売されていますが、
基本的にRPGの制作に特化した仕様になっており、主人公の設定画面なども分かりやすく、
ゲーム制作が初心者の方でも簡単にRPGのゲームを作る事ができます。

但し「簡単に作れる」はあくまで最初から用意されている戦闘システムを使う場合などであり、
独自の戦闘システムを導入したい場合RPG以外のジャンルのゲームを作りたい場合には、
プログラムデータ(プラグイン)の設定などが必要になるため、
特にプログラムデータを自作する場合は、制作難易度がかなり高くなります。

制作する内容によっては、RPGツクールよりもウディタの方が楽に作れたり、
ウディタやRPGツクール以外のソフトウェアを使った方が良い場合もあります。

RPGツクールには体験版が公開されているので、ウディタを含めて色々と試してみて、
自分に合ったソフトウェアでゲーム制作を行った方が良いでしょう。

【ツクールの公式サイトを開く】



■設定画面の比較

以下の2つの画像は『RPGツクール2000』とウディタの主人公の設定画面を比較したものです。

▼RPGツクール2000(他のRPGツクールも同様の設定画面があります)


▼ウディタ


『RPGツクール2000』の方は、主人公の名前や能力値の設定、習得する魔法の種類と習得レベルの設定、
属性耐性や状態耐性の設定などが1つの設定画面にまとめられていて、非常に見やすくなっています。

一方のウディタの方は、主人公の名前や能力値を設定する画面、
習得する魔法の種類と習得レベルを設定する画面、
属性耐性や状態耐性を設定する画面などが別々の画面になっており、
画面左上のタイプを切り替えて設定する形になっています。

またウディタのデータベースの画面には、画像を表示する機能が無いので、
設定した画像の内容を確認したい時には、画面右側にある[File]をクリックして、
別の画面を表示して確認する必要があります。

このようにRPGツクールの設定画面と比較すると、ウディタの方が少々使いづらい印象があります。

しかしウディタの場合は、制作する作品に合わせてデータベースの内容を作り変える事ができます。

▼オリジナルで設定したデータベース


RPG以外のジャンルを作る場合は、RPGツクールよりもウディタの方が作りやすいかもしれません。


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■ウディタをダウンロードする

ダウンロードの手順を紹介します。

※見本の画像はウディタ[3.663]の時のものです。
※ウェブブラウザは[Google Chrome]、パソコンは[Windows11]を使用。




ダウンロードを始める前に、ウディタの作品を入れるフォルダーを作成してください。

デスクトップに作成する場合は、デスクトップ上で右クリック→[新規作成]→[フォルダー]を実行してください。

フォルダー名は「ウディタ」などの判りやすい名前が良いでしょう。





ウディタの公式サイトにアクセスしてください。

【ウディタ公式サイトへ行く】



ウディタの公式サイトのトップページにある【 WOLF RPGエディターのダウンロード 】をクリックしてください。



なお、トップページの下の方には、日本語以外のウディタもあります。



【フルパッケージ】をクリックして、ウディタのファイルをダウンロードしてください。



下の方にある【プログラムのみ】は、制作途中や完成品の実行ファイルをバージョンアップする時に使います。



ダウンロードが完了したら、ダウンロードのフォルダーを開いてください。





ダウンロードしたファイルを開いてください。





フォルダー「WOLF_RPG_Editor3」の上で、右クリック→[コピー]を実行してください。





フォルダー「ウディタ」の中で右クリック→貼り付けを実行してください。





貼り付けたフォルダーの上で、右クリック→名前の変更を実行して、作品のフォルダー名を付けてください。





これで作品フォルダーの準備が完了しました。





ダウンロードのフォルダーに残っているデータは、削除しても問題ありません。



なお、別の作品を制作する場合は、上記のウディタをダウンロードする作業を行い、
新たなフォルダー「WOLF_RPG_Editor3」を準備して、フォルダー名を変えてください。




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■ウディタを起動

作品データが入ったフォルダーを開き、以下のファイルを開くと、ゲーム制作を始める事ができます。





初めてウディタを使用する際、以下の画面が表示される事があります。

この画面が表示された場合は「詳細情報」をクリックした上で「実行」をクリックしてください。




以下は主なファイルやフォルダーの紹介です。

なお、アイコンの画像は使っているパソコンによって、異なる場合があります。

ファイル
フォルダー
内容
フォルダー[Data]には、作品を動かすための様々なデータが入っています。
フォルダー名 内容
BasicData データベースのファイルやアイコン用の画像を入れます。
BattleEffect アニメーション用の画像ファイルを入れます。
BGM BGM・BGS用のサウンドファイルを入れます。
CharaChip キャラクター用の画像ファイルを入れます。
EnemyGraphic 敵キャラ用の画像ファイルを入れます。
Fog_BackGround 背景やフォグ用の画像ファイルを入れます。
MapChip タイルセット用の画像ファイルを入れます。
MapData マップデータのファイルが保存されます。
Picture ピクチャで使用する画像ファイルを入れます。
SE 効果音用のサウンドファイルを入れます。
SystemFile メニュー画面や文章ウィンドウ用の画像ファイルを入れます。
素材系のファイルは、基本的にどこのフォルダーに入れても問題ありません。
そのため、BGM用のファイルをフォルダー[BGM]以外のフォルダーに入れても、
BGMとして使用する事ができます。
フォルダー[Data]の中にはオリジナルの素材フォルダーを作る事もできるので、
例えば[opening]と言ったフォルダーを作成して、
その中にオープニングに関係する全ての素材ファイルを入れるような事もできます。
このフォルダーには、グラフィック合成器などが入っています。
必要無い場合は、削除しても問題ありません。
このファイルを開くとエディタが起動し、ゲーム制作を始める事ができます。
エディタ画面内のテストプレイからゲームを起動した場合は、
[F7][F8][F9]などのデバッグ用の機能が使用できます。
エディタ画面から[テストプレイ]を実行すると、サンプルゲームを始める事ができます。
このサンプルゲームでは、遊びながらウディタの様々な機能を学ぶ事ができます。
このファイルを開くと、ゲームをプレイする事ができます。
このファイルからゲームを起動した場合は、デバッグ用の機能は使用できなくなり、
作品を一般に公開した時と同じ状態でゲームをプレイする事ができます。
このファイルを開くと、ウディタの公式サイトにあるマニュアルを見る事ができます。
隠し機能なども記載されているので、全てのページを確認した方が良いでしょう。

【ファイルやフォルダーを紹介しているページを見る】


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◎関連ページ

◆ウディタの紹介とダウンロードの手順
┣◆ウディタのファイルとフォルダー
┣◆サンプルゲームで使用している素材の一覧
┣◆[RPG基本システム入り空データ]と[完全初期データの空データ]の設定
┗◆作品データのバックアップを残す

◆主人公の作成と初期パーティの準備とゲーム開始位置の設定

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