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■コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]って何?

コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]は、アイテムの所持数を増減する時に使います。

処理としては、可変DB[7:┣所持アイテム個数]の値を操作します。



ウディタ利用者がイベント設定でアイテムを増減する場合は、
イベントコマンド【イベントの挿入】コモンイベント[000:○アイテム増減]を呼び出してください。

なお、武器の増減の場合はコモンイベント[001:○武器増減]
防具の増減の場合はコモンイベント[002:○防具増減]を使用してください。


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆アイテムを増減する時に何らかのイベントを実行したい。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[050:X[共]アイテム増減][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「アイテム番号」

アイテムID(ユーザーDB[2:アイテム]データID)を設定。
▼数値2/コモンセルフ1「増減数」

増やす場合はプラス値、減らす場合はマイナス値で設定。
▼結果を返す「実増減数」(セルフ変数[99:実像減数])

増減した数を返します。
例えば「97個」持っていて「5増やす」とした場合、最大99個までしか持てないので、
「2個」しか増やす事ができず、この返す値は「2」になります。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]を呼び出しているコモンイベントの一覧です。
なお、コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]から呼び出しているコモンイベントはありません。

コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
000:○アイテム増減 アイテムを増減する時に呼び出されます。
084:X[移]お店実行 アイテムを売買した時に呼び出されます。
120:X[移]アイテム使用_消費処理 アイテムを使用した時に呼び出されます。
121:X[移]技能使用_消費処理 技能の発動でアイテムを消費する時に呼び出されます。
169:X[戦]アイテム使用_消費処理 戦闘中にアイテムを使用した時に呼び出されます。
170:X[戦]技能使用_消費処理 戦闘中に技能の発動でアイテムを消費する時に呼び出されます。
200:X┣◆戦利品獲得処理 戦利品としてアイテムを獲得した時に呼び出されます。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 アイテム番号 アイテムID(ユーザーDB[2:アイテム]データID)を設定。
1 増減数 増やす場合はプラス値、減らす場合はマイナス値で設定。
10 最大所持数 ユーザーDB[17:システム設定]項目[0:アイテム最大所持数]を取得。
初期設定は「99」。
99 実像減数 [結果を返す]で使用。
最終的に増減した数を設定。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
13-18 ■条件分岐(■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[アイテム番号] が 0 未満
存在しないアイテムIDの場合は分岐。
  15-16 ■デバッグ文:【基本システムエラー】\n 異常なアイテムIDが指定されています!\n → \cself[0]
エラーを【デバッグ文】で表示し、【イベント処理中断】を実行。
19-24 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[アイテム番号] が 9999 超
存在しないアイテムIDの場合は分岐。
  21-22 ■デバッグ文:【基本システムエラー】\n 異常なアイテムIDが指定されています!\n → \cself[0]
エラーを【デバッグ文】で表示し、【イベント処理中断】を実行。
26-38 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[アイテム番号] が 0 以上
アイテムIDの設定がある場合は分岐。
  28 可変DB[7:┣所持アイテム個数]から現在の所持数をセルフ[99]に取得。
  29-30 ▼ 個数を加算
可変DB[7:┣所持アイテム個数]セルフ[1]を加算。
  31-33 ▼ 0個以上、最大所持数以下になるように調整
可変DB[7:┣所持アイテム個数]の値を「0〜セルフ[10](99)」の範囲に収める。
  35-36 可変DB[7:┣所持アイテム個数]を減算でセルフ[99]に設定し、
「乗算-1」のプラスマイナスを逆転させる。
例えば元々「97個」持っていた場合はセルフ[99]に「97」が設定されます。
そして「5個増える(セルフ[1]=5)」の場合は、
可変DB[7:┣所持アイテム個数]は「加算5」で「102」になり、
上限セルフ[10](99)」で可変DB[7:┣所持アイテム個数]は「99」になります。
セルフ[99](97)に「減算可変DB[7:┣所持アイテム個数](99)」を設定すると、
セルフ[99]は「-2」になり、「乗算-1」でプラス値に変わり、セルフ[99]は「2」になります。
この処理により、返す値は「2」となり、このコモンイベントの呼び出し元のイベントには、
「2個増えた事」を伝えます。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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