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■コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]って何?
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]って何?

コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]は、メニュー画面の左上に表示される選択肢の内容を、
可変DB[18:基本システム用変数]データ[23〜30]に保存する時に使います。

▼左上にある選択肢の内容を設定




左上の選択肢の内容は、ユーザーDB[17:システム設定]で設定します。



このコモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]では、
ユーザーDB[17:システム設定]の設定内容を可変DB[18:基本システム用変数]データ[23〜30]に保存します。



可変DB[18:基本システム用変数]データ[23〜30]には、数値と文字列の両方が設定されます。

設定値 設定文字列 初期設定の文字列
-1 選択不可(セーブ不可の時にこの設定になります)  
0 初期値(未設定)  
1 ユーザーDB[15:用語設定]項目[0:[メニュー]アイテム] アイテム
2 ユーザーDB[15:用語設定]項目[1:[メニュー]技能] 特殊技能
3 ユーザーDB[15:用語設定]項目[2:[メニュー]装備] 装備
4 ユーザーDB[15:用語設定]項目[3:[メニュー]セーブ] セーブ
5 ユーザーDB[15:用語設定]項目[4:[メニュー]システム] システム
10 ユーザーDB[17:システム設定]項目[11:■特殊メニューA名称] 相談
11 ユーザーDB[17:システム設定]項目[13:■特殊メニューB名称]  
12 ユーザーDB[17:システム設定]項目[15:■特殊メニューC名称]  
13 ユーザーDB[17:システム設定]項目[17:■特殊メニューD名称]  



選択肢を表示する処理は、コモンイベント[088:X[移]メニュー描画]の中で行います。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出][入力の数/結果を返す]には、何も設定されていません。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]を呼び出しているコモンイベントの一覧です。
なお、コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]から呼び出しているコモンイベントはありません。

コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
088:X[移]メニュー描画 メニュー画面を表示する時に呼び出されます。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[089:X┗[移]メニューコマンド算出]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 項目文字列 選択肢の文字列を設定。
10 注目位置 初期値「-1」で、ループされるごとに「加算1」が設定されます。
11 取得先変数番号 セルフ[20〜27]の値を呼び出す「変数呼び出し値」を設定。
12 コマンドコード番号 セルフ[20〜27]に保存したユーザーDB[17:システム設定]項目[3〜10]の値を取得。
13
格納先番号(可変DB)
可変DB[18:基本システム用変数]データID(23〜30)を設定。
14 コマンド数 選択肢の項目の数をカウント。
15 セーブ可能? 可変DB[18:基本システム用変数]データ[33:[システム]セーブ可能?]を取得。
20 コマンド1内容 ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド1]を取得。
21 コマンド2内容 ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド2]を取得。
22 コマンド3内容 ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド3]を取得。
23 コマンド4内容 ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド4]を取得。
24 コマンド5内容 ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド5]を取得。
25 コマンド6内容 ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド6]を取得。
26 コマンド7内容 ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド7]を取得。
27 コマンド8内容 ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド8]を取得。
40 セーブ可能? 値の設定のみであり、実際には何も使用されていません。
セルフ[15]にも同様の設定があり、
イベント処理ではセルフ[15]の方を使用しています。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
11-21 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ パラメータ設定
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ユーザーDB[17:システム設定]項目[3〜10]セルフ[20〜27]に取得。
23-33 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ コマンド一覧の初期化
可変DB[18:基本システム用変数]データ[23〜30]の値やセルフ[14]を初期化。
34 ▼ ここからコマンド内容を1つずつ処理していく
37-118 ■回数付きループ [ 8 ]回
ユーザーDB[17:システム設定]項目[3〜10]の8つの項目を順番に処理。
  38-39 ▼ 一つ進める
セルフ[10]に「加算1」を設定し、
ユーザーDB[17:システム設定]項目[3〜10]の次の設定を処理する。
  40-43 ▼ コマンド番号取得先を計算
セルフ[20〜27]に保存したユーザーDB[17:システム設定]項目[3〜10]の値をセルフ[12]に取得。
  44 ▼ コマンドコードに応じて処理
  45-116 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[コマンドコード番号] が 1 以上
調べたユーザーDB[17:システム設定]項目[3〜10]にコマンドコードがあった場合は分岐。
    47-51 ▼ <コマンドコード>
▼ 1:アイテム 2:技能 3:装備 4:セーブ 5:システム
▼ 10:特殊メニューA 11:特殊メニューB 12:特殊メニューC 13:特殊メニューD

▼ ここでコマンド名を取得する
    52 セルフ[9]に「????」を設定。
コマンドコードに存在しない値をセルフ[12]に設定している場合は、
この「????」が可変DB[18:基本システム用変数]データ[23〜30]の文字列に設定されます。
    53-74 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[コマンドコード番号] が 9 以下
通常メニュー(特殊メニューの設定ではない)場合は分岐。
      55 ▼ 一般コマンド名を取得
      56-58 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[コマンドコード番号] が 1 と同じ
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「アイテム」の場合は分岐。
        58 ユーザーDB[15:用語設定]項目[0:[メニュー]アイテム]セルフ[9]に取得。
      60-61 ◇分岐: 【2】 [ CSelf12[コマンドコード番号] が 2 と同じ ]の場合↓
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「技能」の場合は分岐。
        61 ユーザーDB[15:用語設定]項目[1:[メニュー]技能]セルフ[9]に取得。
      63-64 ◇分岐: 【3】 [ CSelf12[コマンドコード番号] が 3 と同じ ]の場合↓
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「装備」の場合は分岐。
        64 ユーザーDB[15:用語設定]項目[2:[メニュー]装備]セルフ[9]に取得。
      67-69 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[コマンドコード番号] が 4 と同じ
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「セーブ」の場合は分岐。
        69 ユーザーDB[15:用語設定]項目[3:[メニュー]セーブ]セルフ[9]に取得。
      71-72 ◇分岐: 【2】 [ CSelf12[コマンドコード番号] が 5 と同じ ]の場合↓
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「システム」の場合は分岐。
        72 ユーザーDB[15:用語設定]項目[4:[メニュー]システム]セルフ[9]に取得。
    76-93 ◇分岐: 【2】 [ CSelf12[コマンドコード番号] が 10 以上 ]の場合↓
特殊メニューの設定の場合は分岐。
      77 ▼ ●こちらは特殊メニューA〜Dの場合
      78-80 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[コマンドコード番号] が 10 と同じ
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「特殊メニューA」の場合は分岐。
        80 ユーザーDB[17:システム設定]項目[11:■特殊メニューA名称]セルフ[9]に取得。
      82-83 ◇分岐: 【2】 [ CSelf12[コマンドコード番号] が 11 と同じ ]の場合↓
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「特殊メニューB」の場合は分岐。
        83 ユーザーDB[17:システム設定]項目[11:■特殊メニューB名称]セルフ[9]に取得。
      85-86 ◇分岐: 【2】 [ CSelf12[コマンドコード番号] が 12 と同じ ]の場合↓
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「特殊メニューC」の場合は分岐。
        86 ユーザーDB[17:システム設定]項目[11:■特殊メニューC名称]セルフ[9]に取得。
      89-93 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[コマンドコード番号] が 13 と同じ
ユーザーDB[17:システム設定]の設定が「特殊メニューD」の場合は分岐。
        91 ユーザーDB[17:システム設定]項目[11:■特殊メニューD名称]セルフ[9]に取得。
    96-99 ■デバッグ文:コマンドコード\cself[12] \cself[9] \cself[14]
▼ ここでコマンドコードとコマンド名を代入
可変DB[18:基本システム用変数]データ[セルフ[13]]に、
セルフ[12](コマンドコード)セルフ[9](選択肢の項目名)を設定。
    100-110 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[コマンドコード番号] が 4 と同じ
コマンドコードが「セーブ」の場合は分岐。
      102 ▼ もしセーブなら、セーブ可能かどうかで分岐(セーブ禁止なら灰色に)
      104-108 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf15[セーブ可能?] が 0 と同じ
可変DB[18:基本システム用変数]データ[33:[システム]セーブ可能?]の設定が
0(セーブ不可)」の場合は分岐。
        106 可変DB[18:基本システム用変数]データ[セルフ[13]]の数値に「-1(選択不可)」を設定。
    111-112 ▼ 格納先を次のコマンド内容位置にずらす
セルフ[13]に「加算1」を設定し、
可変DB[18:基本システム用変数]データIDを次の登録位置にする。
    113-114 ▼ コマンド数を一個加算
選択項目が1つ増えたので、セルフ[14]に「加算1」を設定。
119-120 ▼ 終わったらここでコマンド数を「基本システム用変数」に格納
可変DB[18:基本システム用変数]データ[22:メニュー項目数]セルフ[14]を設定。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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