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■コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]って何?

コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]は、
万能ウィンドウ用の可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に所持しているアイテム、武器、防具の情報を設定する時に使います。

なお、装備中の武器や防具は対象外になります。



このコモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]は、
移動中のメニュー画面でアイテムの一覧画面を表示する時に使います。

戦闘中のアイテムの一覧画面を表示する場合は、
コモンイベント[153:X[戦]アイテム一覧算出]可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に情報を保存します。

コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]コモンイベント[153:X[戦]アイテム一覧算出]の処理構造はほぼ同じですが、
コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]の方は、戦闘中に使えないアイテムが使用可能になり、
戦闘中に使えるアイテムは使用不可になります。



処理としては、可変DB[7:┣所持アイテム個数][8:┣所持武器個数][9:┗所持防具個数]の中で、
所持数が「1以上」のアイテム、武器、防具を可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に登録します。

【可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]の説明を見る】



以下は…
・アイテム[2:魔力の水](所持数:4)
・武器[8:ロングソード](所持数:2)
・防具[12:ナイトシールド](所持数:3)
を持っている時の可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]の登録例です。

データID データ名 可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]の設定例
0 項目文 魔力の水 ロングソード ナイトシールド
1 項目コード 10002 20008 30012
2 選択可能状態[1=可] 1 0 0
3 残り個数/消費ポイント 4 2 3
4 付与文字列[前] x x x
5 付与文字列[後]      
6 説明文 SPを30回復させることができる水 長剣。攻撃力が30上がる。 騎士のために作られた盾。
防御力が15上がり、回避率も15%アップ。
7 [オプション]予備数値A      
8 [オプション]予備数値B      
9 [オプション]予備文字列A      
10 [オプション]予備文字列B      


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆アイテムの一覧表示の並び順を変えたい。

◆アイテムの一覧表示で特定のアイテムしか表示しない。(装備品は表示しないなど)

アイテムの一覧表示にて、ユーザーDB[2:アイテム][3:武器][4:防具]の設定はそのままにして、
一覧の表示順を変えたり、特定のアイテムのみを表示したりしたい時には、以下のページをご覧ください。
【アイテムの一覧を並び替える設定方法を見る】

改造前 アイテムの一覧を並び替えるの改造後


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出][入力の数/結果を返す]には、何も設定されていません。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]を呼び出しているコモンイベントの一覧です。
なお、コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]から呼び出しているコモンイベントはありません。

コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
128:X┣[移]アイテム欄実行 メニュー画面で[アイテム]を選択したあとに、
アイテムの選択画面を表示する時に呼び出されます。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
9 一時項目名 アイテム名などの文字列データを取得する時に使用。
10 一時変数A アイテムの所持数やユーザーDBの数値データを取得する時に使用。
11 一時コード番号 アイテムコードを設定する時に使用。
10000〜19999 ユーザーDB[2:アイテム]データID+10000
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
12 一時変数B ユーザーDBの数値データを取得する時に使用。
30 処理対象 ユーザーDB[2:アイテム][3:武器][4:防具]データIDを設定。
31 最大処理数 ユーザーDB[2:アイテム][3:武器][4:防具]のデータ数を設定し、
【回数付きループ】の設定で使用。
32 万能ウィンドウ登録位置 可変DB[19:万能ウィンドウ登録位置]データID(登録位置)を設定。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
16-85 ■回数付きループ [ CSelf31[最大処理数] ]回
アイテムの数だけループ。
  19-83 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 以上
アイテムの所持数がある場合は分岐。
    21-31 ▼ 1個以上あれば万能ウィンドウに登録

▼ 名前・コード・数量・付与文字列を格納
可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]にアイテムの情報を登録。
    32-79 ▼ 選択可能かどうか判定
■DB読込(ユーザ):CSelf10[一時変数A]=ユーザDB[アイテム:CSelf30[処理対象]:使用可能な場面](2:-:2)
■条件分岐(変数):【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 以上
-◇分岐: 【1】 [ CSelf10[一時変数A] が 1 以上 ]の場合↓
|▼ 戦闘時に使用可能な場合
|■DB読込(ユーザ):CSelf10[一時変数A]=ユーザDB[アイテム:CSelf30[処理対象]:■効果のタイプ](2:-:3)
|■条件分岐(変数):【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 以上
使用可能な場面が「マップ」の場合は分岐し、
さらに効果のタイプが「効果のないアイテム」以外の場合は分岐。
      41-69 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 2 と同じ
アイテムを使用すると特殊技能が発動する場合は分岐し、
それ以外の場合は72行目の「◇上記以外」に分岐。
        46-69 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数B] が 0 以上
 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数B] が 1 以下
特殊技能の使用可能シーンが「マップ」の場合は分岐。
          51-65 ▼ 味方に対して使用可能 または マップ時にイベント起動 の場合だけ使用可能
特殊技能の効果対象が「イベント呼出(バトルのみ)」と「メッセージのみ」以外は、
可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]項目[選択可能状態[1=可]]に「1」を設定し、選択可能にします。
      71-73 ◇上記以外
可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]項目[選択可能状態[1=可]]に「1」を設定し、選択可能にします。
    80-81 ▼ 万能ウィンドウの書き込み先位置を+1
セルフ[32]に「加算1」を設定し、可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]の登録位置(データID)を変更。
90-146 ■回数付きループ [ CSelf31[最大処理数] ]回
武器の数だけループ。
  93-145 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 以上
武器の所持数がある場合は分岐。
    95-103 ▼ 1個以上あれば万能ウィンドウに登録

▼ 名前・コード・数量・付与文字列を格納
可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に武器の情報を登録。
    110-141 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 以上
ユーザーDB[3:武器]項目[22:アイテム使用で特殊技能?]が「1以上」の場合は分岐。
      115-138 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数B] が 0 以上
 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数B] が 1 以下
特殊技能の使用可能シーンが「戦闘中のみ」の場合は分岐。
        120-134 ▼ 味方に対して使用可能 または マップ時にイベント起動 の場合だけ使用可能
特殊技能の効果対象が「イベント呼出(バトルのみ)」と「メッセージのみ」以外は、
可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]項目[選択可能状態[1=可]]に「1」を設定し、選択可能にします。
    141-142 ▼ 万能ウィンドウの書き込み先位置を+1
セルフ[32]に「加算1」を設定し、可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]の登録位置(データID)を変更。
150-206 ■回数付きループ [ CSelf31[最大処理数] ]回
防具の数だけループ。
  153-204 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 以上
防具の所持数がある場合は分岐。
    155-166 ▼ 1個以上あれば万能ウィンドウに登録

▼ 名前・コード・数量・付与文字列を格納
可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に防具の情報を登録。
    170-200 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 以上
ユーザーDB[2:武器]項目[20:アイテム使用で特殊技能?]が「1以上」の場合は分岐。
      175-198 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数B] が 0 以上
 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数B] が 1 以下
特殊技能の使用可能シーンが「戦闘中のみ」の場合は分岐。
        180-194 ▼ 味方に対して使用可能 または マップ時にイベント起動 の場合だけ使用可能
特殊技能の効果対象が「イベント呼出(バトルのみ)」と「メッセージのみ」以外は、
可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]項目[選択可能状態[1=可]]に「1」を設定し、選択可能にします。
    201-202 ▼ 万能ウィンドウの書き込み先位置を+1
セルフ[32]に「加算1」を設定し、可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]の登録位置(データID)を変更。
208-210 ▼ 後処理
▼ 万能ウィンドウの項目個数を代入
可変DB[18:基本システム用変数]データ[17:万能ウィンドウ項目個数]に登録した個数を設定。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

◆万能ウィンドウについて
┗◆万能ウィンドウの設定例

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