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■コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]って何?
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]って何?

コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]は、主人公が装備を装着、または解除する時に使います。



処理内容は、コモンイベント[107:X[移]選択箇所装備コード設定]を呼び出して、
主人公の装備(可変DB[0:主人公ステータス]項目[28〜35])を変える処理と、
可変DB[8:┣所持武器個数][9:┗所持防具個数]の所持数を変える処理を実行します。



装備品を変える時に、
装備する事はできるのか(装備タイプは合っているのか)
装備品の在庫はあるのか
などの確認処理は呼び出し元のコモンイベントで行っているので、
このコモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]にはそのような処理はありません。

そのため、単にこのコモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]を呼び出して装備を変更した場合は、
装備タイプや装備品の在庫の有無などに関係なく、装備する事ができます。

なお、所持数が「0」なのに装備を実行した場合は、
呼び出し元のコモンイベントには「1(所持数を1増やして装備した)」を返します。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「対象主人公ID」

処理する主人公ID(可変DB[0:主人公ステータス]データID)を設定。
▼数値2/コモンセルフ1「装備箇所」

装備欄を設定。
0 右手 可変DB[0:主人公ステータス]項目[28:装備中の武器]
1 左手 可変DB[0:主人公ステータス]項目[29:装備中の防具1]
2 身体 可変DB[0:主人公ステータス]項目[30:装備中の防具2]
3 装飾1 可変DB[0:主人公ステータス]項目[31:装備中の防具3]
4 装飾2 可変DB[0:主人公ステータス]項目[32:装備中の防具4]
5 未使用 可変DB[0:主人公ステータス]項目[33:装備中の防具5]
6 未使用 可変DB[0:主人公ステータス]項目[34:装備中の防具6]
7 未使用 可変DB[0:主人公ステータス]項目[35:装備中の防具7]
▼数値3/コモンセルフ2「装備コード」

装備コードを設定。
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
▼結果を返す「不足分補充」(セルフ変数[99:補充フラグ])

所持数が「0」なのに装備を実行した場合は「1」を返します。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]を呼び出しているコモンイベント、
またはコモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]から呼び出しているコモンイベントの一覧です。

コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
011:○装備武器の変更 武器の装備を変更する時に呼び出されます。
012:○装備防具の変更 防具の装備を変更する時に呼び出されます。
109:X[移]装備欄_選択実行 装備変更画面で装備を変更した時に呼び出されます。

コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]から呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
106:X[移]選択箇所装備コード取得 現在の装備状態を取得する時に使用。
107:X[移]選択箇所装備コード設定 装備を変更する時に使用。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[113:X[移]装備装着・解除]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 対象主人公ID 処理する主人公ID(可変DB[0:主人公ステータス]データID)を設定。
1 装備箇所 装備欄を設定。
0 右手 可変DB[0:主人公ステータス]項目[28:装備中の武器]
1 左手 可変DB[0:主人公ステータス]項目[29:装備中の防具1]
2 身体 可変DB[0:主人公ステータス]項目[30:装備中の防具2]
3 装飾1 可変DB[0:主人公ステータス]項目[31:装備中の防具3]
4 装飾2 可変DB[0:主人公ステータス]項目[32:装備中の防具4]
5 未使用 可変DB[0:主人公ステータス]項目[33:装備中の防具5]
6 未使用 可変DB[0:主人公ステータス]項目[34:装備中の防具6]
7 未使用 可変DB[0:主人公ステータス]項目[35:装備中の防具7]
2 装備コード 装備コードを設定。
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
10 一時変数A 装備品の所持数の取得で使用。
20 一時装備コード 装備コードに関するイベント設定で使用。
21 装備番号 データIDの算出に使用。
武器 ユーザーDB[3:武器]データID
防具 ユーザーDB[4:防具]データID
99 補充フラグ [結果を返す]で使用。
所持数が「0」なのに装備を実行した場合は「1」を返します。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
6 ▼ 入力チェック
7-16 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[対象主人公ID] が -1 以下
         【2】 CSelf1[装備箇所] が -1 以下
正しくない設定値の場合は分岐し、エラーを表示して、【イベント処理中断】を実行。
17 セルフ[99]に「0」を設定。
もしも所持数が「0」なのに装備を行った場合は、「1」が設定されます。
18-20 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ 装備の解除処理
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
21 コモンイベント[106:X[移]選択箇所装備コード取得]を呼び出して、
セルフ[1]が指定する装備欄に現在装備されている装備コードをセルフ[20]に取得。
22-24 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ 解除したアイテムを所持アイテム一覧に戻す
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
25-45 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[一時装備コード] が 0 以上
調べた装備欄に何らかのコード値があった場合は分岐。
  27-30 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[一時装備コード] が 19999 以下
技能かアイテムのコードだった場合は分岐。
    29-30 エラーを表示して、【イベント処理中断】を実行。
  32-36 ◇分岐: 【2】 [ CSelf20[一時装備コード] が 29999 以下 ]の場合↓
武器のコードだった場合は分岐。
    33-36 ▼ 武器の場合
▼ もし外せない装備だったら1を返す
装備していた武器を外すため、外した武器の所持数(可変DB[8:┣所持武器個数])を「加算1」。
  38-41 ◇分岐: 【3】 [ CSelf20[一時装備コード] が 39999 以下 ]の場合↓
防具のコードだった場合は分岐。
    39-41 ▼ 防具の場合
装備していた防具を外すため、外した防具の所持数(可変DB[9:┗所持防具個数])を「加算1」。
46-48 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ 装着する
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
49 セルフ[20]セルフ[1]を複製。
50 コモンイベント[107:X[移]選択箇所装備コード設定]を呼び出し、
セルフ[1]が指定する装備欄にセルフ[20]の装備コードを設定。
51-84 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[一時装備コード] が 0 以上
装備を変更する何らかのコード値がある場合は分岐。
  53-56 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[一時装備コード] が 19999 以下
技能かアイテムのコードだった場合は分岐。
    55-56 エラーを表示して、【イベント処理中断】を実行。
  58-68 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[一時装備コード] が 19999 以下
武器のコードだった場合は分岐。
    59-62 ▼ 武器の場合
装備した武器の所持数(可変DB[8:┣所持武器個数])を「減算1」。
    64-67 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が -1 以下
所持数が「-1以下」になった場合は分岐。
      66 セルフ[99]に「1」を設定し、呼び出し元のコモンイベントに「1」を返す。
    68 可変DB[8:┣所持武器個数]に「下限0」を設定し、マイナス値の所持数を「0」にする。
  70-80 ◇分岐: 【3】 [ CSelf20[一時装備コード] が 39999 以下 ]の場合↓
防具のコードだった場合は分岐。
    71-73 ▼ 防具の場合
装備した防具の所持数(可変DB[9:┗所持防具個数])を「減算1」。
    75-79 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が -1 以下
所持数が「-1以下」になった場合は分岐。
      77 セルフ[99]に「1」を設定し、呼び出し元のコモンイベントに「1」を返す。
    80 可変DB[9:┗所持防具個数]に「下限0」を設定し、マイナス値の所持数を「0」にする。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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