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■コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理って何?

コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理は、技能を使用した時の消費処理を実行します。



またSPやHPを減らした後に、
もう1回技能が使用できるSPやHPが残っているかどうかを呼び出し元のコモンイベントに返す処理を実行します。


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆技能を消費する仕様を変えたい。
 SPとHPの両方が消費するなど。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理[入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「発動主人公ID」

技能を使用する主人公ID(可変DB[0:主人公ステータス]データID)を設定。
▼数値2/コモンセルフ1「使用技能」

使用する技能ID(ユーザーDB[0:技能]データID)を設定。
▼結果を返す「次使用可能?」(セルフ変数[99:次使用可能?])

SP・HP消費後にもう1回技能が使用できるSP・HPが残っている場合は「1」を返します。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理を呼び出しているコモンイベント、
またはコモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理から呼び出しているコモンイベントの一覧です。

コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
119:X[移]技能使用効果処理 技能を使用した時に呼び出されます。

コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理から呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
050:X[共]アイテム増減 技能発動に必要なアイテムを減らす時に使用。
054:X[共]アイテム所持数取得 残りのアイテムの所持数を調べる時に使用。
070:X[移]パラメータ増減 SP・HPを減らす時に使用。
071:X[移]パラメータ取得 残りのSPやHPを調べる時に使用。
101:X[移]メニュー時文章表示 技能使用時にメッセージを表示する時に使用。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[121:X[移]技能使用_消費処理のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 発動主人公ID 技能を使用する主人公ID(可変DB[0:主人公ステータス]データID)を設定。
1 使用技能 使用する技能ID(ユーザーDB[0:技能]データID)を設定。
6 *名前なし* 可変DB[0:主人公ステータス]項目[0:キャラ名]を取得。
9 一時文字列 使用メッセージで表示する文字列を設定。
10 使用技能 セルフ[1]の値を複製。
11 消費するもの ユーザーDB[0:技能]項目[4:┏ 消費するものは?]を取得。
0 SPを消費する
1 HPを消費する
12 消費ポイント ユーザーDB[0:技能]項目[5:┗ 消費ポイント]を取得。
13 要発動アイテム ユーザーDB[0:技能]項目[20:発動アイテム要する?[消費]]を取得。
0以上 ユーザーDB[2:アイテム]データIDのアイテムを消費
-1以下 アイテムを消費しない
15 一時変数A コモンイベント[071:X[移]パラメータ取得]の値を取得する時に使用。
99 次使用可能? [結果を返す]で使用。
SP・HP消費後に、
もう1回技能が使用できるSP・HPが残っている場合は「1」を返します。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
5 セルフ[99]に「1(もう一度使用可能)」を設定。
もう一度使用できるSP・HP・アイテムが無い場合は、
この後の処理でセルフ[99]が「0(もう一度使用不可)」になります。
13-45 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[発動主人公ID] が 0 以上
主人公IDが設定されている場合は分岐。
  15-27 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[消費するもの] が 0 と同じ
技能の発動でSPを消費する場合は分岐。
    17-19 ▼ SPを消費する場合
プラス値になっているセルフ[12]を「乗算-1」でマイナス値に変え、
コモンイベント[070:X[移]パラメータ増減]を呼び出してSPを減らす。
    20-27 ▼ 必要ポイントが足りなくなっていたら次使用不能にする
コモンイベント[071:X[移]パラメータ取得]を呼び出して残りSPを取得し、
もう1回使用できるSPが無い場合は分岐し、セルフ[99]に「0」を設定。
  29-41 ◇分岐: 【2】 [ CSelf11[消費するもの] が 1 と同じ ]の場合↓
技能の発動でHPを消費する場合は分岐。
    30-32 ▼ HPを消費する場合
プラス値になっているセルフ[12]を「乗算-1」でマイナス値に変え、
コモンイベント[070:X[移]パラメータ増減]を呼び出してHPを減らす。
    33-41 ▼ 必要ポイントが足りなくなっていたら次使用不能にする
コモンイベント[071:X[移]パラメータ取得]を呼び出して残りHPを取得し、
もう1回使用できるHPが無い場合は分岐し、セルフ[99]に「0」を設定。
46-58 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf13[要発動アイテム] が 0 以上
技能の発動でアイテムを消費する場合は分岐。
  48-49 ▼ 発動アイテムを消費する場合
コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]を呼び出して、アイテムの所持数を1減らす。
  50-56 ▼ 残り個数が0以下なら次は使用不能
コモンイベント[054:X[共]アイテム所持数取得]を呼び出して、アイテムの所持数を調べ、
アイテムを持っていない場合は分岐し、セルフ[99]に「0」を設定。
59 ▼ もし表示メッセージが存在する場合はメッセージ表示
60-68 ■条件分岐(文字): 【1】 CSelf9[一時文字列]が "" 以外
使用した時のメッセージ設定がある場合は分岐。
  62-66 コモンイベント[101:X[移]メニュー時文章表示]を呼び出してメッセージを表示し、
キー入力があったら再びコモンイベント[101:X[移]メニュー時文章表示]を呼び出して、
メッセージを消去。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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