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■コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]って何?
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]って何?

コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]は、アイテムを使用する時に実行します。





アイテムを選択する一覧の処理は万能ウィンドウで処理しており、
コモンイベント[064:X[共]万能ウィンドウ描画処理]コモンイベント[065:X[共]万能ウィンドウ選択実行]を呼び出して、
一覧の処理を実行しています。

また「誰に使うのか」と実際にアイテムを使用する処理は、
コモンイベント[119:X[移]技能使用効果処理]を呼び出して実行しており、
このコモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]では、
それら複数のコモンイベントの処理を繋ぐ橋渡し的な存在になっています。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「処理モード」

処理方法を設定。
[0]メニューから(新たにキャラ一覧出さない) メニュー画面の「アイテム」を選択して起動。
メニュー画面では常に主人公のステータス画面が表示されて
いる状態であるため、アイテムを使用したあとに、
ステータス画面を消去する処理は実行しない。
[1]アイテム処理のみ コモンイベント[014:○各種メニュー呼出]から起動。
アイテムの使用処理が終わったら、ステータス画面を消去。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]を呼び出しているコモンイベント、
またはコモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]から呼び出しているコモンイベントの一覧です。

コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
014:○各種メニュー呼出 呼び出すメニューが「アイテム画面」の時に呼び出されます。
127:X[移]メニュー起動 メニュー画面で「アイテム」が選択された時に呼び出されます。

コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]から呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
064:X[共]万能ウィンドウ描画処理 アイテムの一覧を表示する時に使用。
065:X[共]万能ウィンドウ選択実行 アイテムを選択する処理を実行する時に使用。
092:X[移]キャラ欄_全員描画 主人公のステータス画面の消去で使用。
099:X[移]残りアイテム数表示 画面左下の残りアイテム数の消去で使用。
110:X[移]アイテム一覧算出 アイテムの一覧データを可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に保存する時に使用。
116:X[移]記憶キー位置取得 最後にアイテムの一覧で選択していた位置を取得する時に使用。
117:X[移]記憶キー位置設定 最後にアイテムの一覧で選択していた位置を保存する時に使用。
118:X[移]アイテム使用効果処理 「誰に使うのか」の選択や実際にアイテムを使用する処理を実行。

【呼び出しコモンイベントの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[128:X┣[移]アイテム欄実行]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 モード 処理方法を設定。
0 メニュー画面の「アイテム」を選択して起動。
1 コモンイベント[014:○各種メニュー呼出]から起動。
10 一時変数 可変DB[18:基本システム用変数]データ[1:メニュー消去フラグ]を取得。
「1」の場合はメニュー画面を全て閉じる処理が実行される。
11 保存キー位置 アイテムの一覧のカーソル位置を設定。
22 選択コード位置 万能ウィンドウのキー処理の結果を取得。
0以上 一覧で選択したアイテムのコード。
10000〜19999 ユーザーDB[2:アイテム]データID10000
20000〜29999 ユーザーDB[2:武器]データID20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID30000
-100 キャンセルキーが押された
35 一時変数 万能ウィンドウ用の設定値を計算する時に使用。
88 座標倍率X[x10] 可変DB[18:基本システム用変数]データ[97:座標倍率X[x10]]を取得。
数値は「ゲーム画面の横サイズ÷32」。
89 座標倍率Y[x10] 可変DB[18:基本システム用変数]データ[98:座標倍率Y[x10]]を取得。
数値は「ゲーム画面の縦サイズ÷24」。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
14 コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]を呼び出し、
可変DB[18:基本システム用変数]データ[60:[記憶]移動時アイテム欄カーソル位置]
保存されている最後にアイテムの一覧を選択していた位置をセルフ[11]に取得。
このデータ[60:[記憶]移動時アイテム欄カーソル位置]に保存した位置は、
一覧の左上から数えた順番の位置になります。
位置を保存した時とアイテムの一覧の内容が異なる場合は、
前とは異なるアイテムを選択している状態になる事があります。
15 ●ラベル地点「アイテム欄実行開始」 <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<★
アイテムを使用する処理が終了すると、68行目からここへジャンプしてくる。
16-17 ▼ 万能ウィンドウ設定を初期化
コモンイベント[110:X[移]アイテム一覧算出]を呼び出し、
現在所持しているアイテム・武器・防具のデータを可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に保存。
18-32 ▼ 万能ウィンドウのサイズ 設定
アイテムの一覧を表示する万能ウィンドウの表示位置、サイズ、項目数などを設定。
33-34 ▼ 万能ウィンドウ表示
コモンイベント[064:X[共]万能ウィンドウ描画処理]を呼び出し、
アイテムの一覧と画面下部の説明用ウィンドウを表示。
36-38 ▼ 万能ウィンドウ選択処理を実行
可変DB[18:基本システム用変数]データ[21:万能ウィンドウ 外からカーソル指定]
セルフ[11]を設定し、最後に選択していた位置を設定した上で、
コモンイベント[065:X[共]万能ウィンドウ選択実行]を呼び出し、一覧のキー処理を実行。
39-40 コモンイベント[117:X[移]記憶キー位置設定]を呼び出し、
可変DB[18:基本システム用変数]データ[60:[記憶]移動時アイテム欄カーソル位置]
最後にアイテムの一覧を選択していた位置を保存。
43-44 ▼ 万能ウィンドウを閉じる (自動)
コモンイベント[064:X[共]万能ウィンドウ描画処理]を呼び出し、万能ウィンドウを消去。
45-46 可変DB[18:基本システム用変数]データ[8:万能ウィンドウ_コード返値]にある
万能ウィンドウで決定したアイテムのコードをセルフ[22]に取得。
48-51 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf22[選択コード位置] が -100 と同じ
万能ウィンドウでキャンセルキーを押した場合は分岐。
  50-51 ▼ キャンセル時は終了
【イベント処理中断】を実行し、コモンイベント[127:X[移]メニュー起動]へ戻る。
53-68 ◇分岐: 【2】 [ CSelf22[選択コード位置] が 0 以上 ]の場合↓
万能ウィンドウで選択できるアイテムを決定した場合は分岐。
  54-55 ▼ 何かアイテムを選んでいた場合 、ターゲット選択 or 実行
コモンイベント[118:X[移]アイテム使用効果処理]を呼び出し、
「誰に使うのか」を選択&アイテムの使用を実行。
アイテムの使用処理が終了するとこのコモンイベントへ戻ってきて、
コモンイベント[099:X[移]残りアイテム数表示]を呼び出し、
画面左下の残りアイテム数の表示を消去します。
  57-61 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[モード] が 1 と同じ
処理モードが「アイテム処理のみ」の場合は分岐。
    59 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
主人公のステータス画面を消去。
  63-67 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数] が 1 と同じ
可変DB[18:基本システム用変数]データ[1:メニュー消去フラグ]が「1」の場合は分岐。
    65 【イベント処理中断】を実行し、コモンイベント[127:X[移]メニュー起動]へ戻る。
  68 ●ラベル「アイテム欄実行開始」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
15行目へジャンプし、もう一度アイテムの一覧を表示する。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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