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■コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]って何?

コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]は、技能を使用する時に実行します。





技能を選択する一覧の処理は万能ウィンドウで処理しており、
コモンイベント[064:X[共]万能ウィンドウ描画処理]コモンイベント[065:X[共]万能ウィンドウ選択実行]を呼び出して、
一覧の処理を実行しています。

また主人公を選択する処理は、コモンイベント[108:X[移]キャラクター欄_選択実行]を呼び出して処理しており、
実際に技能を使用する処理は、コモンイベント[119:X[移]技能使用効果処理]を呼び出して実行しています。

このコモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]は、
それら複数のコモンイベントの処理を繋ぐ橋渡し的な存在になっています。


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆メニュー画面で「特殊技能」を選択した時に、主人公が1人しかいない時には、
 「誰が技能を使用するのか」を選択する処理を省いて、すぐに技能の一覧が出るようにしたい。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「処理モード」

処理方法を設定。
[0]メニューから(新たにキャラ一覧出さない) メニュー画面の「特殊技能」を選択して起動。
メニュー画面では常に主人公のステータス画面が表示されて
いるため、このコモンイベントの起動時にステータス画面を
表示する処理は実行しないようにします。
[1]技能処理のみ(キャラ選択→技能使用) コモンイベント[014:○各種メニュー呼出]から起動。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]を呼び出しているコモンイベント、
またはコモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]から呼び出しているコモンイベントの一覧です。

コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
014:○各種メニュー呼出 呼び出すメニューが「技能画面」の時に呼び出されます。
127:X[移]メニュー起動 メニュー画面で「特殊技能」が選択された時に呼び出されます。

コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]から呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
064:X[共]万能ウィンドウ描画処理 技能の一覧を表示する時に使用。
065:X[共]万能ウィンドウ選択実行 技能を選択する処理を実行する時に使用。
090:X[移]キャラクター欄描画 ステータス画面の点滅を停止する時に使用。
092:X[移]キャラ欄_全員描画 主人公のステータス画面の表示や消去で使用。
100:X[移]ミニウィンドウ表示 画面左下の補足説明を表示する時に使用。
102:X[移]上部ステータス描画 技能を選択する画面の上部にステータスを表示する時に使用。
105:X[移]選択位置主人公ID取得 パーティの並び順(可変DB[6:パーティー情報]項目[1〜6])から
主人公ID(可変DB[0:主人公ステータス]データID)を取得。
108:X[移]キャラクター欄_選択実行 「誰が技能を使うのか」を選択する時に使用。
111:X[移]技能一覧算出 技能の一覧データを可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に保存する時に使用。
116:X[移]記憶キー位置取得 最後に技能の一覧で選択していた位置を取得する時に使用。
117:X[移]記憶キー位置設定 最後に技能の一覧で選択していた位置を保存する時に使用。
119:X[移]技能使用効果処理 「誰に使うのか」の選択や実際に技能を使用する処理を実行。

【呼び出しコモンイベントの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[129:X┣[移]技能欄実行]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 処理モード 処理方法を設定。
0 メニュー画面の「特殊技能」を選択して起動。
1 コモンイベント[014:○各種メニュー呼出]から起動。
9 *名前なし* ユーザーDB[15:用語設定]項目[1:[メニュー]技能](特殊技能)を取得。
10 一時TMP1 可変DB[18:基本システム用変数]データ[1:メニュー消去フラグ]を取得。
「1」の場合はメニュー画面を全て閉じる処理が実行される。
11 主人公ID 主人公ID(可変DB[0:主人公ステータス]データID)を取得。
20 選択キャラ位置(0〜5) コモンイベント[108:X[移]キャラクター欄_選択実行]で選択された結果を
可変DB[18:基本システム用変数]データ[2:選択されたコード]から取得。
取得データは、パーティの並び順(0〜5)。
22 *名前なし* コモンイベント[065:X[共]万能ウィンドウ選択実行]の処理結果を取得。
-100 キャンセルキー(技能を使う者の選択に戻る)
0以上 ユーザーDB[0:技能]データID
29 キャラ再表示する? 値の設定のみであり、実際には何も使用されていません。
35 サイズ計算TMP 万能ウィンドウの表示位置やサイズの設定で使用。
88 座標倍率X[x10] 可変DB[18:基本システム用変数]データ[97:座標倍率X[x10]]を取得。
数値は「ゲーム画面の横サイズ÷32」。
89 座標倍率Y[x10] 可変DB[18:基本システム用変数]データ[98:座標倍率Y[x10]]を取得。
数値は「ゲーム画面の縦サイズ÷24」。
98 記憶キー位置 コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]から
最後に選択していた位置を取得する時に使用。
99 キャラ初期選択位置 最初にコモンイベント[108:X[移]キャラクター欄_選択実行]を呼び出して、
技能を使用する主人公を選択した時の選択結果をセルフ[20]から取得。
取得した値は、技能の一覧でキャンセルキーを押し、
再びコモンイベント[108:X[移]キャラクター欄_選択実行]を呼び出す時に使用。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
10-13 ▼ 座標倍率を取得
▼ Ver2.20 座標倍率を縦横別に修正
ゲーム画面のサイズ[320×240[x2]]の横縦を「10」にした時のゲーム画面のサイズを設定。
15 ▼ パーティー情報から一人ずつ主人公ID取得して、キャラクター一覧を表示
16-21 ■回数付きループ [ CSelf0[処理モード] ]回
処理モードが「技能処理のみ(キャラ選択→技能使用)」の場合は1回だけループ。
  17 ●ラベル地点「パーティ表示」 <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<★
処理モードが「メニューから(新たにキャラ一覧出さない)」の場合は、
技能の一覧でキャンセルキーを押した後に、89行目からジャンプしてくる。
  19 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
全員のステータス画面を表示。
22-23 コモンイベント[100:X[移]ミニウィンドウ表示]を呼び出し、
画面左下に「誰が特殊技能を使用しますか?」の補足説明を表示。
24 コモンイベント[108:X[移]キャラクター欄_選択実行]を呼び出し、
技能を使用する者を選択。
25 コモンイベント[100:X[移]ミニウィンドウ表示]を呼び出し、
画面左下の補足説明の表示を消去。
26 コモンイベント[108:X[移]キャラクター欄_選択実行]で選択した結果をセルフ[20]に取得。
28-39 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[選択キャラ位置(0〜5)] が -1 と同じ
コモンイベント[108:X[移]キャラクター欄_選択実行]でキャンセルを押した場合は分岐。
  30-31 ▼ キャンセル時はそのまま終了
コモンイベント[090:X[移]キャラクター欄描画]を呼び出し、点滅を停止。
  32-36 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[処理モード] が 1 と同じ
処理モードが「技能処理のみ(キャラ選択→技能使用)」の場合は分岐。
    34 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
ステータス画面を全て消去。
  37 【イベント処理中断】を実行。
40-107 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[選択キャラ位置(0〜5)] が 0 以上
コモンイベント[108:X[移]キャラクター欄_選択実行]で誰かを選択した場合は分岐。
  42 ▼ ここで主人公IDを取得する
  44 コモンイベント[105:X[移]選択位置主人公ID取得]を呼び出し、
パーティの並び順(0〜5)から主人公IDをセルフ[11]に取得。
  45 コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]を呼び出し、
前回この主人公が技能を選択した位置をセルフ[98]に取得。
  46 ●ラベル地点「技能選択」 <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<★
技能を主人公に使用して、キャンセルで技能の一覧の表示に戻る時に、
103行目からジャンプしてきます。
  47 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
ステータス画面を全て消去。
  48-49 ▼ 万能ウィンドウ設定を初期化
コモンイベント[111:X[移]技能一覧算出]を呼び出し、
可変DB[19:万能ウィンドウ一時DB]に技能の情報を設定。
  50-51 ▼ 万能ウィンドウ表示
コモンイベント[102:X[移]上部ステータス描画]を呼び出し、
画面上部のステータス画面を表示。
  52-66 ▼ 万能ウィンドウのサイズ 設定
万能ウィンドウの表示位置、サイズ、項目数などを設定。
  67 コモンイベント[064:X[共]万能ウィンドウ描画処理]を呼び出し、
技能の一覧と画面下部の説明用ウィンドウを表示。
  70-71 ▼ 万能ウィンドウ選択処理を実行
可変DB[18:基本システム用変数]データ[21:万能ウィンドウ 外からカーソル指定]
セルフ[98]を設定し、前回技能を選択していた位置にカーソルを設置。
  72 コモンイベント[065:X[共]万能ウィンドウ選択実行]を呼び出し、
技能を選択する処理を実行し、処理結果をセルフ[22]に取得。
  73-74 コモンイベント[117:X[移]記憶キー位置設定]を呼び出し、
一覧で最後に選択したカーソルの位置を可変DB[17:×主人公一時DB]に保存。
  77 コモンイベント[064:X[共]万能ウィンドウ描画処理]を呼び出し、
一覧と画面下部の説明用ウィンドウを消去。
  78-79 ■【特】チェックポイント■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ 技能使用時の処理
  80-90 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf22 が -100 と同じ
技能の一覧でキャンセルキーを押した場合は分岐。
    82-83 ▼ キャンセル時は終了
コモンイベント[102:X[移]上部ステータス描画]を呼び出し、
画面上部のステータス表示を消去。
    84-88 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[処理モード] が 0 と同じ
処理モードが「メニューから(新たにキャラ一覧出さない)」の場合は分岐。
      86 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
全員のステータス画面を表示。
    89 ●ラベル「パーティ表示」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
18行目にジャンプし、技能を使用する者を選択する処理に戻ります。
  92-103 ◇分岐: 【2】 [ CSelf22 が 0 以上 ]の場合↓
使用する技能を選択した場合は分岐。
    93-94 ▼ 何か技能を選んでいた場合 、ターゲット選択 or 実行
コモンイベント[102:X[移]上部ステータス描画]を呼び出し、
画面上部のステータス表示を消去。
    95 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
全員のステータス画面を表示。
    96 コモンイベント[119:X[移]技能使用効果処理]を呼び出し、
「誰に使うのか」の選択処理と技能の実行を処理。
    98-102 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時TMP1] が 1 と同じ
可変DB[18:基本システム用変数]データ[0:メニュー消去フラグ]
1(メニュー画面を消去する)」の場合は分岐。
      100 【イベント処理中断】を実行。
    103 ●ラベル「技能選択」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
46行目にジャンプし、技能の一覧表示に処理を戻します。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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