WOLF RPGエディター(ウディタ)[3.337]/基本システム【サイトトップへ戻る】
■コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]って何?

コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]は、セーブ画面やロード画面を表示する時に実行します。





このコモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]では、セーブ画面のキー入力の処理を行います。

画面の表示は、コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出して処理します。



セーブを実行する時には、セーブ画面を含めたメニュー画面の全体を消去してからセーブを実行します。

これはセーブデータをロードした時に、メニュー画面の画像が表示されないようにするための処置です。


▲トップへ戻る▲


  
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆メニュー画面で「セーブ」を決定する時に、
 サブキーを押しながら決定するとロード画面が表示される仕様をやめたい。


◆通常のセーブファイルとは別のセーブファイルに何かを保存したい。


▲トップへ戻る▲


  
■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「セーブ? ロード?」

表示する画面を設定。
[0]セーブ画面
[1]ロード画面
▼数値2/コモンセルフ1「モード」

処理方法を設定。
[0]メニューから(セーブ後、キャラ一覧を表示) メニュー画面の「セーブ」を選択して起動。
サブキーを押しながら「セーブ」を選択すると、
ロード画面が表示されます。
[1]単体処理(セーブ後、メニュー出さない) コモンイベント[014:○各種メニュー呼出]から起動。
セーブ時に一旦全ての画像が消去されますが、
このモードの場合はセーブ後に再びメニュー画面が
表示される事はありません。
▼結果を返す「セーブ箇所」(セルフ変数[99:セーブ箇所(なければ-1)])

「-1」のみが設定されている状態であり、正常には機能していません。
どうやら「準備はしたけど使わなかった」と言った設定のようです。


▲トップへ戻る▲


  
■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]を呼び出しているコモンイベント、
またはコモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]から呼び出しているコモンイベントの一覧です。

コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
014:○各種メニュー呼出 呼び出すメニューが「セーブ画面」「ロード画面」の時に呼び出されます。
127:X[移]メニュー起動 メニュー画面で「セーブ」が選択された時に呼び出されます。

コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]から呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
049:X[共]システムSE再生 セーブ音、ロード音、キー操作の音などの演奏で使用。
060:X[共]ウェイト2(キー押しで加速) ロード画面を開きます(サブキー + セーブ画面)
のウェイト処理で使用。
067:X[共]全体エフェクト実行 ロード時に画面を真っ暗にする時に使用。
088:X[移]メニュー描画 セーブ時の消去&再表示で使用。
092:X[移]キャラ欄_全員描画 セーブ時の消去&再表示で使用。
094:X[移]セーブ・ロード画面描画 セーブ画面の表示で使用。
101:X[移]メニュー時文章表示 ロード画面を開きます(サブキー + セーブ画面)
の表示で使用。

【呼び出しコモンイベントの一覧を別ウィンドウで表示】


▲トップへ戻る▲


  
■セルフ変数の一覧

コモンイベント[131:X┣[移]セーブ欄実行]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 処理モード 表示する画面を設定。
0 セーブ画面を表示
1 ロード画面を表示
1 処理モード 処理方法を設定。
0 メニュー画面の「セーブ」を選択して起動。
1 コモンイベント[014:○各種メニュー呼出]から起動。
4 一時TMP1 サブキーのキー入力を取得。
5 *名前なし* Save/System.sav」の文字列を設定。
10 ページ内選択箇所 画面上のカーソル位置(0〜3)を設定。
11 選択ページ 表示中のページ番号(0〜4)を設定。
12 対象データ番号 選択しているデータのセーブ番号を設定。
13 一時変数A 可変DB[18:基本システム用変数]データ[54:メニューカーソル位置]を取得。
これは「相談」「アイテム」などの選択肢のカーソル位置です。
セーブデータのシステム変数[24:[読]セーブデータ読込判定(1=成功 0=失敗)]
取得し、セーブデータのファイルが存在するかどうかを確認する時に使用。
右キーの処理で、最大ページ数を算出する時に使用。
20 キー入力1 キー入力のキーコードの取得。
26 最大ページ数 可変DB[18:基本システム用変数]データ[53:セーブページ数]を取得。
初期設定は「5」。
27 1ページ最大表示数 可変DB[18:基本システム用変数]データ[52:1ページセーブ数]を取得。
初期設定は「4」。
29 初期選択位置 画面が表示された時に、最初に表示されるカーソル位置(0〜3)を算出し、
セルフ[10]に設定。
99 セーブ箇所(なければ-1) 値の設定のみであり、何も使用されていません。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


▲トップへ戻る▲


  
■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
10-12 ▼ 選択可能最大数にはセーブの1ページ表示分 を入力
可変DB[18:基本システム用変数]データ[53:セーブページ数]セルフ[26]を取得。
可変DB[18:基本システム用変数]データ[52:1ページセーブ数]セルフ[27]を取得。
14-15 セーブデータ番号[1]=カーソル位置[0]」で処理するため、
システム変数[25]に「減算1」を設定してセルフ[29]に設定。
17-18 初期カーソル位置に「余剰4」を設定して、セルフ[10]に設定。
19 初期カーソル位置に「除算4」を設定して、セルフ[11]に設定。
20-23 ▼ システムデータに最終セーブデータ番号があれば、それをもとに
▼ ページ内選択箇所 と ページ番号 を設定する

▼ シフトを押しっぱなしにしているとロードできる
25-42 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf1[モード] が 0 と同じ
モードが「メニューから(セーブ後、キャラ一覧を表示)」の場合は分岐。
もしもメニュー画面でサブキーを押しながら「セーブ」を選択した時に、
ロード画面が表示されないようにする場合は、ここの設定を削除してください。
削除せず一応残しておきたい場合は、条件の値を「-1」に変えてください。
  27 ▼ メニューから呼び出しの場合だけ、サブキー押しながらでロードできる
  28-40 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[セーブ? ロード?] が 0 と同じ
セーブ? ロード?が「セーブ画面」の場合は分岐。
    30 サブキー(12)のキーコードをセルフ[4]に取得。
    31-38 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf4[強制ロード画面フラグ] が 1 以上
サブキーが押されている場合は分岐。
      33 セルフ[0]に「1」を設定し、以降の処理を「ロード」で処理する。
      34 コモンイベント[101:X[移]メニュー時文章表示]を呼び出し、
ロード画面を開きます(サブキー + セーブ画面)」を表示。
      35 コモンイベント[060:X[共]ウェイト2(キー押しで加速)]を呼び出し、
決定キーかサブキーを押し続けていた場合はウェイト時間を短くする。
決定キー サブキー ウェイト時間
押さない 押さない 60
押し続ける 押さない 30
押さない 押し続ける 20
押し続ける 押し続ける 15
      36 コモンイベント[101:X[移]メニュー時文章表示]を呼び出し、
表示した文字列を消去。
44 ▼ 選択可能最大数にはセーブの1ページ表示分 を入力
45-47 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[セーブ? ロード?] が 0 と同じ
セーブ? ロード?が「セーブ画面」の場合は分岐。
  47 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セーブ画面を表示。
49-50 ◇分岐: 【2】 [ CSelf0[セーブ? ロード?] が 1 と同じ ]の場合↓
セーブ? ロード?が「ロード画面」の場合は分岐。
  50 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
ロード画面を表示。
54-167 ■ループ開始
キー処理が終わるまでループ。
  56 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セルフ[10]が指定する位置にカーソルを表示。
  57 キーが押されるまで待機し、キーが押されたらキーコードをセルフ[20]に取得。
  58-112 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[キー入力1] が 10 と同じ
決定キーが押された場合は分岐。
    60 ▼ 決定キー
    61-63 現在選択している所のデータ番号をセルフ[12]に設定。
    64-88 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[セーブ? ロード?] が 0 と同じ
セーブ? ロード?が「セーブ画面」の場合は分岐。
      66 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セーブ画面を消去。
      67 コモンイベント[088:X[移]メニュー描画]を呼び出し、
左上の選択肢と左下の所持金の表示を消去。
      68 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
ステータス画面を全て消去。
      69 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、
セーブ音を演奏。
      71-72 Save/System.sav」のセーブファイルの通常変数[0]に今回のデータ番号を保存。
ここで保存したセーブ番号は、
ゲーム開始時のコモンイベント[048:X[共]基本システム自動初期化]の処理の中で、
最後にセーブしたデータ番号をシステム変数[25]に保存する時に使用します。
      73 セルフ[12]のデータ番号でセーブを実行。
      74-80 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf1[モード] が 0 と同じ
モードが「メニューから(セーブ後、キャラ一覧を表示)」の場合は分岐。
        76 コモンイベント[088:X[移]メニュー描画]を呼び出し、
左上の選択肢と左下の所持金を再表示。
        77 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
全員のステータス画面を再表示。
        78 可変DB[18:基本システム用変数]データ[54:メニューカーソル位置]セルフ[13]を取得。
      81 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セーブ画面を再表示。
      83-88 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf1[モード] が 0 と同じ
モードが「メニューから(セーブ後、キャラ一覧を表示)」の場合は分岐。
        85 コモンイベント[088:X[移]メニュー描画]を呼び出し、
左上の選択肢にセルフ[13]が指定する位置にカーソルを再表示。
        86 コモンイベント[088:X[移]メニュー描画]を呼び出し、
左上の選択肢のカーソルの点滅を停止。
    90-110 ◇分岐: 【2】 [ CSelf0[セーブ? ロード?] が 1 と同じ ]の場合↓
セーブ? ロード?が「ロード画面」の場合は分岐。
      91 セルフ[12]のデータ番号でセーブデータのシステム変数[24]を取得し、
セーブデータが存在するかどうかの確認結果をセルフ[13]に設定。
      92-96 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf13[一時変数A] が 0 と同じ
セルフ[12]のデータ番号のセーブデータが無かった場合は分岐。
        94 ▼ なければブザー
        95 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、
ブザー音を演奏。
      98-108 ◇分岐: 【2】 [ CSelf13[一時変数A] が 1 以上 ]の場合↓
セルフ[12]のデータ番号のセーブデータがあった場合は分岐。
        99 ▼ セーブデータが存在しているときだけ処理
        100 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
ロード画面を消去。
        101 コモンイベント[088:X[移]メニュー描画]を呼び出し、
左上の選択肢と左下の所持金の表示を消去。
        102 コモンイベント[092:X[移]キャラ欄_全員描画]を呼び出し、
ステータス画面を全て消去。
        103 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、
ロード音を演奏。
        104 コモンイベント[067:X[共]全体エフェクト実行]を呼び出し、
画面を真っ暗にする。
        106 セルフ[12]のデータ番号でロードを実行。
        107-108 コモンイベント[067:X[共]全体エフェクト実行]を呼び出して画面の真っ暗をやめ、
コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出してロード画面を再表示。
但し、ロード実行以降に設定してある、この107行目以降の設定は実行されません。
一応ロードの直前にセーブファイルが削除されるとロードが実行できず、
この107行目以降の処理が実行され、ロード画面が再表示されます。
しかしメニュー画面やステータス画面の画像表示が実行されていないので、
不完全な再表示になっています。
  114-116 ◇分岐: 【2】 [ CSelf20[キー入力1] が 11 と同じ ]の場合↓
キャンセルキーが押された場合は分岐。
    115-116 ▼ キャンセルキー
【ループ中断】を実行し、168行目へ移動。
  118-123 ◇分岐: 【3】 [ CSelf20[キー入力1] が 2 と同じ ]の場合↓
下キーが押された場合は分岐。
    120 ▼ 下キー
    121-122 (セルフ[10]+1)余剰セルフ[27]」を実行し、カーソル位置を1つ下へ移動。
カーソルが最下行の場合は、最上行へ移動。
    123 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、
カーソル移動音を演奏。
    124 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セルフ[10]が指定する位置にカーソルを表示。
  126-132 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[キー入力1] が 8 と同じ
上キーが押された場合は分岐。
    128 ▼ 上キー
    129-130 (セルフ[10]+セルフ[27]−1)余剰4」を実行し、カーソル位置を1つ上へ移動。
カーソルが最上行の場合は、最下行へ移動。
    131 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、
カーソル移動音を演奏。
    132 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セルフ[10]が指定する位置にカーソルを表示。
  134-146 ◇分岐: 【2】 [ CSelf20[キー入力1] が 4 と同じ ]の場合↓
左キーが押された場合は分岐。
    136 ▼ 左キー
    136-146 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[選択ページ] が 1 以上
前のページがある場合は分岐。
      138-139 セルフ[11]に「1」を減算し、前のページ番号にする。
      140 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、
カーソル移動音を演奏。
      141 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
カーソルの表示を消す。
      142 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セルフ[11]が指定するページを表示。
      144 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セルフ[10]が指定する位置にカーソルを表示。
  148-161 ◇分岐: 【3】 [ CSelf20[キー入力1] が 6 と同じ ]の場合↓
右キーが押された場合は分岐。
    150 ▼ 右キー
    151-161 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[選択ページ] が CSelf13[一時変数A] 未満
次のページがある場合は分岐。
      153-154 セルフ[11]に「1」を加算し、次のページ番号にする。
      155 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、
カーソル移動音を演奏。
      156 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
カーソルの表示を消す。
      157 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セルフ[11]が指定するページを表示。
      159 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セルフ[10]が指定する位置にカーソルを表示。
168 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、
キャンセル音(セーブ画面を閉じる時のSE)を演奏。
169 コモンイベント[094:X[移]セーブ・ロード画面描画]を呼び出し、
セーブ画面を消去。


▲トップへ戻る▲



◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

YADOT-WOLFトップ  気紛れな空間へ戻る  メール