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■コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]って何?
■表示位置の一覧
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]って何?

敵キャラの画像の表示位置を設定する時に、このコモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]を呼び出します。





敵キャラの表示位置の情報は、74〜77行目にある…
■可変DB書込:DB[ 基本システム用変数 : 35 : 0 ] (18 : ステータス欄表示 元座標X : 数値) = CSelf20[表示元X]
■可変DB書込:DB[ 基本システム用変数 : 36 : 0 ] (18 : ステータス欄表示 元座標Y : 数値) = CSelf21[表示元Y]
■可変DB書込:DB[ 基本システム用変数 : 37 : 0 ] (18 : ステータス欄表示先 座標X : 数値) = CSelf22[表示先X]
■可変DB書込:DB[ 基本システム用変数 : 38 : 0 ] (18 : ステータス欄表示先 座標Y : 数値) = CSelf23[表示先Y]
可変DBに保存されます。

実際に敵キャラの画像を表示する処理は、コモンイベント[179:X[戦]敵キャラ_単体描画]で行います。



可変DB[18:基本システム用変数]データ[35〜38]には「座標」と「元座標」の2種類の表示位置があります。

「座標」は通常の表示位置であり、
「元座標」はゲーム画面の上の方(ゲーム画面の外)に設定された表示位置になります。



戦闘が開始した時に、敵キャラの画像は画面の上の方からスクロールして表示されます。
そのスクロールのスタート地点になるのが「元座標」になります。

表示位置の設定は、敵キャラの画像の左右中心の足元の位置になります。

また「座標」の表示位置は、敵キャラの名前やHPを表示する時の基点にもなります。



このコモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]で設定する表示位置の情報は、
敵キャラ&敵HPの表示の他に、ダメージや回復時のHP・SPの増減量の表示や「ミス!」の表示。
また技能や状態変化を実行した時のアニメーションを表示する時にも使用されます。


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■表示位置の一覧

敵キャラの表示位置は、ユーザーDB[13:敵グループ]項目[0〜6]に設定された位置で決まります。






例えば項目[6]のみに敵キャラを設定すると、右端に敵キャラが表示されます。





以下はコモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]に設定されている表示位置の一覧です。

この表示位置はゲーム画面のサイズが「320×240[x2]」の時の表示位置で設定しています。

  元座標X 元座標Y 座標X 座標Y
項目[0] 160 -120 160 130
項目[1] 116 -120 116 133
項目[2] 204 -120 204 133
項目[3] 72 -120 72 136
項目[4] 248 -120 248 136
項目[5] 28 -120 28 140
項目[6] 292 -120 292 140



なお、敵キャラの画像サイズに合わせて表示位置が補正されるような処理はありませんので、
大型の敵キャラを設定する場合は、項目[0〜6]の設定位置を工夫して、重ならないように設定してください。

項目[0]と[1]に設定した場合 項目[1]と[2]に設定した場合


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆敵キャラの表示位置を変えたい。
 敵キャラの画像を表示する処理はコモンイベント[179:X[戦]敵キャラ_単体描画]で行っています。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「表示位置[0-..]」

表示位置を出力する敵の位置を設定。
敵の位置はユーザーDB[13:敵グループ]項目[0〜6]に「加算10」を加えた値。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]を呼び出しているコモンイベントの一覧です。
なお、コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]から呼び出しているコモンイベントはありません。

コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
029:◆[戦闘用]敵キャラの追加 戦闘途中え敵キャラを出現される時に呼び出されます。
031:◆[戦闘用]ダメージ処理 ダメージ量を表示する時に呼び出されます。
137:X[戦]状態付与/消去 処理の開始時に呼び出され、
戦闘中に状態変化があった時に使用されます。
139:X[戦]状態更新 処理の開始時に呼び出され、
ターン終了にHP・SPが増減する時の増減量の表示で使用されます。
164:X[戦]行動実行結果算出 敵キャラに対して特殊技能を使用した際に、
アニメーションの表示位置を設定する時に呼び出されます。
165:X[戦]┗単体処理 HP・SPの増減量や「ミス!」などを表示する時に呼び出されます。
167:X[戦]カウンター実行結果算出 カウンター攻撃のアニメーションの表示時に呼び出されます。
168:X[戦]変身判定 敵キャラの画像を変える時に呼び出されます。
190:X┣◆戦闘キャラ配置 戦闘開始時に敵キャラを表示する時に呼び出されます。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[175:X[戦]敵キャラ_座標算出]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 表示位置[0-..] 表示位置を設定する敵の番号(10〜16)を設定。
10 ユーザーDB[13:敵グループ]項目[0:敵1(◇◇◇◆◇◇◇)]
11 ユーザーDB[13:敵グループ]項目[1:敵2(◇◇◆◇◇◇◇)]
12 ユーザーDB[13:敵グループ]項目[2:敵3(◇◇◇◇◆◇◇)]
13 ユーザーDB[13:敵グループ]項目[3:敵4(◇◆◇◇◇◇◇)]
14 ユーザーDB[13:敵グループ]項目[4:敵5(◇◇◇◇◇◆◇)]
15 ユーザーDB[13:敵グループ]項目[5:敵6(◆◇◇◇◇◇◇)]
16 ユーザーDB[13:敵グループ]項目[6:敵7(◇◇◇◇◇◇◆)]
16 最大パーティ数 値の設定のみであり、何も使用されていません。
20 表示元X 可変DB[18:基本システム用変数]データ[35:ステータス欄表示 元座標X]
設定する値を保存。
21 表示元Y 可変DB[18:基本システム用変数]データ[36:ステータス欄表示 元座標Y]
設定する値を保存。
22 表示先X 可変DB[18:基本システム用変数]データ[37:ステータス欄表示先 座標X]
設定する値を保存。
23 表示先Y 可変DB[18:基本システム用変数]データ[38:ステータス欄表示先 座標Y]
設定する値を保存。
88 座標倍率X[x10] 数値は「ゲーム画面の横サイズ÷32」。
可変DB[18:基本システム用変数]データ[97:座標倍率X[x10]]を取得。
89 座標倍率Y[x10] 可変DB[18:基本システム用変数]データ[98:座標倍率Y[x10]]を取得。
数値は「ゲーム画面の縦サイズ÷24」。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
16-19 ▼ 固定値を設定
▼ Ver2.20 座標倍率を縦横別に修正
位置設定の基準となる値をセルフ[88〜89]に設定。
23 ■DB読込(可変):CSelf16[最大パーティ数] =
        可変DB[ 基本システム用変数 : 51 : 0 ] (18 : システム上最大パーティー人数 : 数値)
このコモンイベントでは不要な設定です。
24-29 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[表示位置[0-..]] が 10 未満
敵の位置が「10未満」の場合はここでエラーを表示し、処理を強制終了させます。
30-63 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[表示位置[0-..]] が 10 と同じ
指定された敵キャラの表示位置をセルフ[22〜23]に設定。
表示位置は敵キャラの画像の左右中心で足元の位置を基点として、
ゲーム画面のサイズ[320×240[x2]]で表示した時の位置をピクセル値で設定。
64-66 ▼ 表示元座標の設定
敵キャラの画像をスクロールさせる時のスタート地点(画面の外)をセルフ[20〜21]に設定。
67-72 ▼ 倍率変更補正
現在のゲーム画面のサイズに合わせて表示位置を補正。
例えばゲーム画面のサイズが[640×480]の場合は、「160」だった表示位置を「320」に変更。
73-77 ▼ ここで格納
セルフ[20〜23]の値を可変DB[18:基本システム用変数]データ[35〜38]に設定。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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