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■コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]の解説
(更新:2024/05/18)


コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]って何?
■スロットに関して
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]って何?

コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]は、これから行動を行う主人公や敵キャラに対して、
戦闘不能や麻痺状態では無いか、行動に必要なHPやSPはあるのか、
アイテム使用でアイテムは持っているのかなどを調べる時に使います。

そして呼び出し元であるコモンイベント[195:X┣◆1ターンの処理を実行]に行動が実行可能かどうかの結果を伝えます。



このコモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]では、技能やアイテムが使えるかどうかを調べるだけであり、
技能やアイテムを使用した時に消費するHP、SP、アイテムなどを減らす処理は、
コモンイベント[169:X[戦]アイテム使用_消費処理]
コモンイベント[170:X[戦]技能使用_消費処理]を呼び出して実行します。



なお、コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]では、
ウルファールはヒールを唱えた!」のようなメッセージ文の作成も行っており、
作成したメッセージ文はコモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出して画面上に表示します。


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■スロットに関して

このページにある「スロット」とは、可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]データIDの事を言っています。

スロットの番号は、主人公の場合はパーティの並び順で一人目から「0、1、2…」と付けられ、
敵キャラの場合はユーザーDB[13:敵グループ]項目[0〜6]項目ID+10で「10、11、12…」と付けられます。

ユーザーDB[13:敵グループ]項目[0〜6](項目[3]に設定した敵キャラの場合はスロット[13]になる)


▼スロット(可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]のデータID)


なお、
可変DB[11:×┣ 属性耐性計算結果]
可変DB[12:×┣ 状態耐性計算結果]
可変DB[13:×┣ 状態リスト]

の3つも可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]と同じくスロットで処理しています。


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆使用しようとしていたアイテムの在庫が無い時の「〜がなかった!」や、
 特殊技能を使うためのHP・SPが足りなかった時の「〜が足りない!」の文字列を変えたい。

 アイテムや特殊技能を使用した時に表示される文字列は、それぞれのユーザーDBで設定してください。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「行動リスト番号」

可変DB[14:×┣ コマンド処理リスト]のデータIDを設定します。
▼結果を返す「行動可能?」(セルフ変数[99:行動可能?])

処理結果を呼び出し元であるコモンイベント[195:X┣◆1ターンの処理を実行]に伝えます。
セルフ[99]の値 内容
0 行動不可
1 行動可能


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]を呼び出しているコモンイベント、
またはコモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]から呼び出しているコモンイベントの一覧です。

コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
192:X┃┣◆味方コマンド選択 主人公の行動を決定する時に、即実行の技能を実行した時に呼び出されます。
195:X┣◆1ターンの処理を実行] 主人公と敵キャラが行動する度に呼び出されます。

コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]から呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
049:X[共]システムSE再生 ユーザーDB[16:画像/音声設定]項目[15:戦闘行動 効果音ファイル]
設定されたキャラが行動する直前に演奏されるSEを演奏。
054:X[共]アイテム所持数取得 使用するアイテムの所持数を呼び出す。
055:X[共]武器所持数取得 使用する武器の所持数を呼び出す。
056:X[共]防具所持数取得 使用する防具の所持数を呼び出す。
169:X[戦]アイテム使用_消費処理 使用するアイテム・武器・防具を減らす処理や、
使用後の変化処理(「毒薬ビン」→「空ビン」)を実行。
170:X[戦]技能使用_消費処理 技能を使用するのに必要なHP・SP・アイテムを減らす処理を実行。
176:X[戦]基本状態取得 行動実行者の戦闘不能の有無や混乱状態(暴走状態)の有無を取得。
178:X[戦]味方欄_単体描画 行動実行者(主人公)の行動開始時の点滅や、
技能を使用した事によって減ったHP・SPの表示の更新を実行。
179:X[戦]敵キャラ_単体描画 行動実行者(敵キャラ)の行動開始時の点滅や、
技能を使用した事によって減ったHPの表示の更新を実行。
182:X[戦]戦闘メッセージ表示 ウルファールはヒールを唱えた!」などの表示を実行。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 行動リスト番号 可変DB[14:×┣ コマンド処理リスト]データIDを設定。
5 装備アイテム不足エラー文 薬草がなかった!」のような文字列の設定で使用。
6 アイテム時メッセージ ユーザーDB[2:アイテム]項目[18:使用時文章[戦](人名~]
ユーザーDB[3:武器]項目[25:┣使用時文章[戦](人名~]
ユーザーDB[4:防具]項目[23:┣使用時文章[戦](人名~]などの文字列の設定で使用。
7 一時項目名2 ○○は動くことができない!」などの行動不能時の文字列の設定で使用。
8 キャラ名 行動実行者の名前を設定。
9 一時項目名 ユーザーDB可変DBから文字列を出力する時に使用したり、
SPが足りない」などの文字列の設定で使用。
10 一時変数A アイテム、武器、防具のデータIDや、
戦闘不能状態の有無などの値を設定する時に使用。
11 一時変数B ユーザーDB[2:アイテム]項目[3:■効果のタイプ]
ユーザーDB[3:武器]項目[22:アイテム使用で特殊技能?]
ユーザーDB[4:防具]項目[20:アイテム使用で特殊技能?]などの設定値の出力で使用。
12 一時変数C アイテム、武器、防具の所持数(可変DB[7〜9])の出力や、
ユーザーDB[0:技能]項目[6:使用可能シーン]の設定値を出力に使用。
また技能やアイテムの使用時に現在のHP、SP、アイテム所持数の出力に使用。
13 一時変数D 技能やアイテムの使用時に消費するHP値、SP値、アイテムIDの出力に使用。
14 発動アイテムチェック 値の設定のみであり、何も使用されていません。
16 発動スロット 行動を行う発動者ID(可変DB[10〜13]データID)を設定。
0〜5 発動者が主人公(可変DB[6:パーティー情報]項目[1〜6]の並び順)
10〜16 発動者が敵キャラ(ユーザーDB[13:敵グループ]項目[0〜6]の並び順)
17 アイテム側メッセージ使用? アイテムの使用で技能を発動する際、
技能側に設定されているメッセージ表示を使用するのか、
アイテム側に設定されているメッセージ表示を使用するのかを設定。
0 技能側に設定されているメッセージ表示を使用
1 アイテム側に設定されているメッセージ表示を使用
▼アイテムを使用
ユーザーDB[2:アイテム]
項目[18:使用時文章[戦](人名~]
▼武器をアイテムで使用
ユーザーDB[3:武器]項目[25:┣使用時文章[戦](人名~]
▼防具をアイテムで使用
ユーザーDB[4:防具]
項目[23:┣使用時文章[戦](人名~]
20 スキル発動アイテム不足フラグ 使用する予定だったアイテムの所持数がゼロだった時に「1」を設定し、
セルフ[5]で設定した文字列(「薬草がなかった!」)の表示処理を実行。
34 技能コード 行動内容を設定。
-2 逃走(敵キャラ用)
-1 何もしない
0〜9999 技能を実行
数値はユーザーDB[0:技能]データID
10000〜19999 アイテム使用を実行
下4桁はユーザーDB[2:アイテム]データID
20000〜29999 武器をアイテムで使用を実行
下4桁はユーザーDB[3:武器]データID
30000〜39999 防具をアイテムで使用を実行
下4桁はユーザーDB[4:防具]データID
35 アイテムコード セルフ[34]の下4桁(データID)を設定。
36 オリジナルコード アイテム使用で技能を発動した際、
技能使用で消費するHP・SP・アイテム消費のチェックを行わないようにする。
9999以下 アイテム使用で技能が発動していないので、
消費するHP・SP・アイテム消費のチェックをする
10000以上 アイテム使用で技能が発動しているので、
消費するHP・SP・アイテム消費のチェックをしない
38 一時行動不能パターン ユーザーDB[8:状態設定]項目[16:行動制限]の値を取得。
0 制限なし
1 行動不可
状態[眠り][麻痺]などの「戦闘不能」ではないが、
 行動する事ができない状態の時にこの「行動不可」になります。
-10〜17 ランダム味方にコマンド
※下1桁は実行するコマンド番号。
-20〜27 ランダム敵にコマンド
※下1桁は実行するコマンド番号。
99 行動可能? [結果を返す]で使用。
呼び出し元であるコモンイベント[196:X┃┣◆行動可能判定]に処理結果を返す時に使用。
0 行動不可
1 行動可能

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
14 ▼ 発動者・発動技能を格納
17-18 可変DB[14:×┣ コマンド処理リスト]項目[3:発動技能]
セルフ[34]セルフ[36]に設定。
-2 逃走(敵キャラ用)
-1 何もしない
0〜9999 技能を実行
数値はユーザーDB[0:技能]データID
10000〜19999 アイテム使用を実行
下4桁はユーザーDB[2:アイテム]データID
20000〜29999 武器をアイテムで使用を実行
下4桁はユーザーDB[3:武器]データID
30000〜39999 防具をアイテムで使用を実行
下4桁はユーザーDB[4:防具]データID
19-94 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が 10000 以上
何らかのアイテムコードの場合は分岐。
  21-44 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が 19999 以下
アイテム使用の場合は分岐。
    23 ▼ アイテムの場合
    26-34 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[一時変数B] が 2 と同じ
技能が発動するアイテムの場合は分岐。
      28 ユーザーDB[2:アイテム]項目[4:┣[2]特殊技能指定時]セルフ[34]に設定。
      29 ▼ アイテム時のメッセージ保存
      30-31 セルフ[17]に「1」を設定した上で、
ユーザーDB[2:アイテム]項目[5:┃┗使用時バトルメッセージ]で減算し、
使用時のメッセージ表示でどちらを使うのかを設定。
1 アイテム側の使用時メッセージを使用
0 技能側の使用時メッセージを使用
      32 ユーザーDB[2:アイテム]項目[18:使用時文章[戦](人名~]セルフ[6]に設定。
    35 ▼ ここでアイテムがなかったらアイテム不足フラグを1にする
    37-44 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数C] が 0 以下
アイテムを持っていなかった場合は分岐。
      39 ▼ 使用不能文
      40-41 アイテム名+がなかった!」の文字列をセルフ[5]に設定。
      42 セルフ[20]を「1(アイテム使用不可)」に設定。
  46-67 ◇分岐: 【2】 [ CSelf34[技能コード] が 29999 以下 ]の場合↓
武器をアイテムとして使用する場合は分岐。
    50-57 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[一時変数B] が 1 と同じ
ユーザーDB[3:武器]項目[22:アイテム使用で特殊技能?]が「特殊技能発動」の場合は分岐。
      52 ユーザーDB[3:武器]項目[23:┣ 発動する特殊技能]セルフ[34]に設定。
      53 ▼ アイテム時のメッセージ保存
      54 セルフ[17]を「1(アイテム側に設定されているメッセージ表示を使用)」に設定。
      55 ユーザーDB[3:武器]項目[25:┣使用時文章[戦](人名~]セルフ[6]に設定。
    58 ▼ 装備がなかったらアイテム不足フラグを1にする
    60-67 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数C] が 0 以下
武器を持っていなかった場合は分岐。
      62 ▼ 使用不能文
      63-64 武器名+がなかった!」の文字列をセルフ[5]に設定。
      65 セルフ[20]を「1(アイテム使用不可)」に設定。
  69-90 ◇分岐: 【3】 [ CSelf34[技能コード] が 39999 以下 ]の場合↓
防具をアイテムとして使用する場合は分岐。
    73-80 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[一時変数B] が 1 と同じ
ユーザーDB[4:防具]項目[20:アイテム使用で特殊技能?]が「特殊技能発動」の場合は分岐。
      75 ユーザーDB[4:防具]項目[21:┣ 発動する特殊技能]セルフ[34]に設定。
      76 ▼ アイテム時のメッセージ保存
      77 セルフ[17]を「1(アイテム側に設定されているメッセージ表示を使用)」に設定。
      78 ユーザーDB[4:防具]項目[23:┣使用時文章[戦](人名~]セルフ[6]に設定。
    81 ▼ 装備がなかったらアイテム不足フラグを1にする
    83-90 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数C] が 0 以下
防具を持っていなかった場合は分岐。
      85 ▼ 使用不能文
      86-87 防具名+がなかった!」の文字列をセルフ[5]に設定。
      88 セルフ[20]を「1(アイテム使用不可)」に設定。
95-96 ▼ まず対象スロットが行動可能かチェック
▼ 戦闘不能チェック 戦闘不能なら完全に何もしない
98-102 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 以上
戦闘不能の場合は分岐。
  100 【イベント処理中断】を実行。
103 ▼ ここで対象スロットを点滅
104 コモンイベント[049:X[共]システムSE再生]を呼び出し、行動前を演奏。
105-107 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf16[発動スロット] が 10 未満
主人公が発動する場合は分岐。
  107 コモンイベント[178:X[戦]味方欄_単体描画]を呼び出し、
行動を実行する主人公をフラッシュさせる。
109-110 ◇分岐: 【2】 [ CSelf16[発動スロット] が 10 以上 ]の場合↓
敵キャラが発動する場合は分岐。
  110 コモンイベント[179:X[戦]敵キャラ_単体描画]を呼び出し、
行動を実行する敵キャラをフラッシュさせる。
113-114 ▼ 行動不能・または混乱チェック
コモンイベント[176:X[戦]基本状態取得]を呼び出し、
行動不可かどうかをセルフ[10]に取得。
この数値はユーザーDB[8:状態設定]項目[16:行動制限]の値であり、
例えば発動者が状態[22:暴走]になった場合、セルフ[10]には「-20」が設定されます。
115 ▼ 行動指定=\cself[10]
116 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[67:行動不能時のメッセージ]セルフ[9]に取得。
この文字列は元々ユーザーDB[8:状態設定]項目[13:行動制限時文章(空欄:ナシ]
設定されていたもので、例えば主人公が状態[1:眠り]になった時には、
は眠っている。」がその主人公の項目[67:行動不能時のメッセージ]に設定されます。
117-118 キャラ名+セルフ[7]」の文字列をセルフ[7]に設定。
設定例:「ウルファールは眠っている。」
119-127 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 と同じ
発動者が行動不可(眠りや麻痺)の場合は分岐。
  121 ▼ 行動不能
  122-126 ■条件分岐(文字): 【1】 CSelf9[一時項目名]が "" 以外
行動不能状態を知らせるメッセージの設定がある場合は分岐。
    124 コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出し、
セルフ[9]に保存された行動不能状態を知らせるメッセージを表示。
  127 【イベント処理中断】を実行。
129-231 ◇分岐: 【2】 [ CSelf10[一時変数A] が -10 以下 ]の場合↓
発動者が混乱状態(暴走)の場合は分岐。
  131-135 ■条件分岐(文字): 【1】 CSelf9[一時項目名]が "" 以外
混乱状態を知らせるメッセージの設定がある場合は分岐。
    133 コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出し、
セルフ[9]に保存された混乱状態を知らせるメッセージを表示。
  135 ▼ 発動スロットにより技能取得
  136-189 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf16[発動スロット] が 9 以下
発動者が主人公の場合は分岐。
    139-144 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf38[一時行動不能パターン] が -20 以下
対象者が敵キャラの場合は分岐。
      141-142 ▼ -20〜-27なら-10〜-17に変換
セルフ[38]に「加算10」を設定。
この後の「実行させるコマンドがあるかどうかを調べる処理」がありますが、
この調べる処理は対象者が「主人公」でも「敵キャラ」でも同じなので、
ここで対象者が「敵キャラ」の時には、「減算10」で「主人公」の時に合わせて、
1つの処理で対象者が「主人公」と「敵キャラ」のどちらでも対応できるようにします。
    146-148 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf38[一時行動不能パターン] が -10 と同じ
コマンド[1]の戦闘コマンドIDを取得する場合は分岐。
      148 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[26:[コマンド1]]セルフ[34]に取得。
    150-151 ◇分岐: 【2】 [ CSelf38[一時行動不能パターン] が -11 と同じ ]の場合↓
コマンド[2]の戦闘コマンドIDを取得する場合は分岐。
      151 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[29:[コマンド2]]セルフ[34]に取得。
    153-154 ◇分岐: 【3】 [ CSelf38[一時行動不能パターン] が -12 と同じ ]の場合↓
コマンド[3]の戦闘コマンドIDを取得する場合は分岐。
      154 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[30:[コマンド3]]セルフ[34]に取得。
    157-159 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf38[一時行動不能パターン] が -13 と同じ
コマンド[4]の戦闘コマンドIDを取得する場合は分岐。
      159 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[31:[コマンド4]]セルフ[34]に取得。
    161-162 ◇分岐: 【2】 [ CSelf38[一時行動不能パターン] が -14 と同じ ]の場合↓
コマンド[5]の戦闘コマンドIDを取得する場合は分岐。
      162 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[32:[コマンド5]]セルフ[34]に取得。
    164-165 ◇分岐: 【3】 [ CSelf38[一時行動不能パターン] が -15 と同じ ]の場合↓
コマンド[6]の戦闘コマンドIDを取得する場合は分岐。
      165 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[33:[コマンド6]]セルフ[34]に取得。
    168-170 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf38[一時行動不能パターン] が -16 と同じ
コマンド[7]の戦闘コマンドIDを取得する場合は分岐。
      170 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[34:[コマンド7]]セルフ[34]に取得。
    172-173 ◇分岐: 【2】 [ CSelf38[一時行動不能パターン] が -17 と同じ ]の場合↓
コマンド[8]の戦闘コマンドIDを取得する場合は分岐。
      173 可変DB[10:×┏ 戦闘一時ステータス[基]]項目[35:[コマンド8]]セルフ[34]に取得。
    176-185 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が 0 以上
 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が 9999 以下
ユーザーDB[6:戦闘コマンド]データIDの場合は分岐。
      180-181 ▼ コマンドから技能コードを取得
ユーザーDB[6:戦闘コマンド]項目[2:コマンド選択時の効果]セルフ[34]に取得。
    186-187 ▼ 味方ならコマンドからコード取得 (アイテム選択使用と技能選択使用なら何もしない)
セルフ[34]に「下限-1」を設定。
もしも何も行動内容が決まらなかった場合は「-1=何もしない」にします。
  191-193 ◇分岐: 【2】 [ CSelf16[発動スロット] が 10 以上 ]の場合↓
発動者が敵キャラの場合は分岐。
    192-193 ▼ 敵の場合は技能0番を実行する
セルフ[34]に「0(通常攻撃)」を設定。
  196-208 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が -20 以下
対象者が敵キャラの場合は分岐。
    198 ▼ 敵にコマンド
    199-202 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf16[発動スロット] が 10 未満
発動者が主人公の場合は分岐。
      201-202 ▼ 味方なら敵一体ランダム
可変DB[14:×┣ コマンド処理リスト]項目[2:受け側番号]に「-21」を設定。
    204-206 ◇分岐: 【2】 [ CSelf16[発動スロット] が 10 以上 ]の場合↓
発動者が敵キャラの場合は分岐。
      205-206 ▼ 敵なら味方一体ランダム
可変DB[14:×┣ コマンド処理リスト]項目[2:受け側番号]に「-11」を設定。
  210-221 ◇上記以外
対象者が主人公の場合は分岐。
    211 ▼ 味方にコマンド
    212-215 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf16[発動スロット] が 10 未満
発動者が主人公の場合は分岐。
      214-215 ▼ 味方なら味方一体ランダム
可変DB[14:×┣ コマンド処理リスト]項目[2:受け側番号]に「-11」を設定。
    217-219 ◇分岐: 【2】 [ CSelf16[発動スロット] が 10 以上 ]の場合↓
発動者が敵キャラの場合は分岐。
      218-219 ▼ 敵なら敵一体ランダム
可変DB[14:×┣ コマンド処理リスト]項目[2:受け側番号]に「-21」を設定。
    224 可変DB[14:×┣ コマンド処理リスト]項目[3:発動技能]セルフ[34]を設定。
    226-231 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が 0 未満
発動する戦闘コマンドが無い場合は分岐。
      228-229 ▼ 何もしないなら、ここで終了
【イベント処理中断】を実行。
234-236 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ ここで技能とアイテムで処理を分岐
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
237-370 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が 9999 以下
  239-241 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ 技能の場合
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  242-248 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が -2 と同じ
敵キャラが「逃走」を行う場合は分岐。
    244 ▼ 敵の「逃走」コマンド
    245 セルフ[99]に「1(行動可能)」を設定し、呼び出し元のコモンイベントに返します。
    246 【イベント処理中断】を実行。
  248-252 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が -1 と同じ
行動内容が「何もしない」の場合は分岐。
    250 【イベント処理中断】を実行。
  254-255 ▼ 封印チェック
コモンイベント[176:X[戦]基本状態取得]を呼び出し、
封印状態である場合はセルフ[10]が「1」を取得。
  256 ユーザーDB[0:技能]項目[21:特殊技能制限の影響を…]セルフ[10]に乗算。
セルフ[10]が「1(封印状態)」の場合、
項目[21:特殊技能制限の影響を…]が「0(影響受けない)」の場合はセルフ[10]は「0」になり、
1(影響受ける)」の場合はセルフ[10]は「1」になります。
  257-264 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 と同じ
封印状態で技能が使えない場合は分岐。
    259-261 セルフ[9]に「キャラ名+封印時のメッセージ」を設定し、
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[9]を表示。
    262 【イベント処理中断】を実行。
  265 ▼ とりあえず使用可能なら発動メッセージ表示
  266-275 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf17[アイテム側メッセージ使用?] が 0 と同じ
技能側のメッセージを使う場合は分岐。
    269-275 ■条件分岐(文字): 【1】 CSelf9[一時項目名]が "" 以外
ユーザーDB[0:技能]項目[14:使用時文章[戦闘](人名~]
使用時のメッセージの設定がある場合は分岐。
      271-273 セルフ[9]に「キャラ名+使用時のメッセージ」を設定し、
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[9]を表示。
  277-284 ◇分岐: 【2】 [ CSelf17[アイテム側メッセージ使用?] が 1 と同じ ]の場合↓
アイテム側のメッセージを使う場合は分岐。
    269-275 ■条件分岐(文字): 【1】 CSelf6[アイテム時メッセージ]が "" 以外
使用時のメッセージの設定がある場合は分岐。
      271-273 セルフ[9]に「キャラ名+使用時のメッセージ」を設定し、
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[9]を表示。
  287-288 ▼ 使用可能かどうか判定
ユーザーDB[0:技能]項目[6:使用可能シーン]セルフ[12]に取得。
  289 ▼ 戦闘時のみ使用可能 なので、移動時用ならエラー
  290-296 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数C] が 0 と同じ
ユーザーDB[0:技能]項目[6:使用可能シーン]が「マップのみ」の場合は分岐。
    292-294 ▼ ■■■条件設定、ここまで
エラーを表示し、【イベント処理中断】を実行。
  297-299 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ 使用したアイテムがなくなっていた場合は中止
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  300-306 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[スキル発動アイテム不足フラグ] が 1 と同じ
発動に必要なアイテムが無い場合は分岐。
    302-303 ▼ 上の方でコモンセルフ5に文章を格納しているのでこれだけでよい
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[5]を表示。
    304 【イベント処理中断】を実行。
  307-308 ▼ ■■■条件設定、ここから
▼ なお、アイテムを使用して技能が発動した場合はHP・SP・使用アイテムチェックなし
  309-370 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf36[オリジナルコード] が 9999 以下
アイテム使用で技能を発動していない場合は分岐。
    311 ▼ 残りHP・SP判定
    313-326 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 0 と同じ
技能の発動にSPを消費する場合は分岐。
      315 ▼ SPを消費する場合
      318-326 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数C] が CSelf13[一時変数D] 未満
SPが不足している場合は分岐。
        320-323 ▼ 使用不能文
セルフ[9]に「SP名称+が足りない!」を設定し、
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[9]を表示。
        324 【イベント処理中断】を実行。
    328-341 ◇分岐: 【2】 [ CSelf10[一時変数A] が 1 と同じ ]の場合↓
技能の発動にHPを消費する場合は分岐。
      329 ▼ HPを消費する場合
      337-341 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数C] が CSelf13[一時変数D] 未満
HPが不足している場合は分岐。
        335-338 ▼ 使用不能文
セルフ[9]に「HP名称+が足りない!」を設定し、
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[9]を表示。
        339 【イベント処理中断】を実行。
    344-346 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ 主人公側なら、アイテムの消費判定を行う
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
    347-368 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf16[発動スロット] が 9 以下
発動者が主人公の場合は分岐。
      349 ▼ 発動アイテムチェック
      352-366 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf13[一時変数D] が 0 以上
発動に必要なアイテムIDが設定されている場合は分岐。
        354 コモンイベント[054:X[共]アイテム所持数取得]を呼び出し、
発動に必要なアイテムの所持有無をセルフ[12]に取得。
        355 ▼ アイテムがなかったら発動アイテムチェックを0にする
        356-364 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数C] が 0 以下
発動に必要なアイテムを持ってなかった場合は分岐。
          358-361 ▼ 使用不能文
セルフ[9]に「アイテム名+が足りない!」を設定し、
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[9]を表示。
          362 【イベント処理中断】を実行。
372-402 ◇分岐: 【2】 [ CSelf34[技能コード] が 10000 以上 ]の場合↓
アイテムを使用する場合は分岐。
  374-376 ▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ アイテムの場合
▼ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
  376-402 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が 19999 以下
武器や防具では無く、アイテムを使用する場合は分岐。
    379-380 ▼ 発動アイテムチェック
セルフ[14]はこのコモンイベントでは使用していないので、この設定は意味がありません。
    381 コモンイベント[054:X[共]アイテム所持数取得]を呼び出し、
アイテムの所持有無をセルフ[12]に取得。
    381 ▼ アイテムがなかったら発動アイテムチェックを0にする
    383-391 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[一時変数C] が 0 以下
アイテムを持ってなかった場合は分岐。
      385-388 ▼ 使用不能文
セルフ[9]に「アイテム名+が足りない!」を設定し、
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[9]を表示。
      389 【イベント処理中断】を実行。
    392 ▼ 使用時メッセージがあれば表示
    394-400 ■条件分岐(文字): 【1】 CSelf9[一時項目名]が "" 以外
ユーザーDB[2:アイテム]項目[18:使用時文章[戦](人名~]
使用時のメッセージがある場合は分岐。
      396-398 セルフ[9]に「アイテム名+セルフ[9]」を設定し、
コモンイベント[182:X[戦]戦闘メッセージ表示]を呼び出してセルフ[9]を表示。
405-406 ▼ ここまで来られたら発動できるので、技能・アイテムの消費処理を実行
▼ ただしアイテムの技能コードは、特殊技能使用なら変換されているのでここで読み直し
408-419 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf34[技能コード] が 10000 未満
技能を発動する場合は分岐。
  410-411 ▼ 技能の場合
コモンイベント[170:X[戦]技能使用_消費処理]を呼び出し、
技能の発動に必要なHP・SP・アイテムを減らす。
  412-414 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf16[発動スロット] が 9 以下
発動者が主人公の場合は分岐。
    414 コモンイベント[178:X[戦]味方欄_単体描画]を呼び出し、
発動する主人公のHPやSPの表示状態を更新。
  416-417 ◇分岐: 【2】 [ CSelf16[発動スロット] が 10 以上 ]の場合↓
発動者が敵キャラの場合は分岐。
    417 コモンイベント[179:X[戦]敵キャラ_単体描画]を呼び出し、
発動する敵キャラのHPの表示状態を更新。
421-423 ◇分岐: 【2】 [ CSelf34[技能コード] が 10000 以上 ]の場合↓
アイテムを使用する場合は分岐。
  422-423 ▼ アイテムの場合
コモンイベント[169:X[戦]アイテム使用_消費処理]を呼び出し、
アイテムを減らす。
426-428 ■チェックポイント■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
▼ ここまで来たら行動可能なので 1 を返す
セルフ[99]に「1(行動可能)」を設定し、呼び出し元のコモンイベントに返します。


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┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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