WOLF RPGエディター(ウディタ)[3.337]/メニュー画面改造【サイトトップへ戻る】
■ゲームの途中でメニュー画面に「相談」が出現
(更新:2024/05/19)


メニュー画面にある「相談」のコマンドを特定の条件によって、
出現したり消去したりする設定を行います。

「相談」無し(パーティが1人) 「相談」有り(パーティが2人以上)

今回は「パーティ人数」と「通常変数の値」の2種類の設定方法を紹介します。

ショートカット
■ユーザーDBについて
■データベースの設定
■コモンイベントの設定
■「相談」の表示切り替えを設定
■「相談」の名称や呼び出すコモンIDを変える


  
■ユーザーDBについて

「相談」を含めたメニュー画面の左上にある選択肢はユーザーDB[17:システム設定]にて設定します。



ユーザーDBの設定は基本的にゲームの途中で変更する事はできませんが…
■変数操作: CSelf30 = 1017000003 + 0
■変数操作: V[CSelf30] = 10 + 0
のように「変数呼び出し値」と「X番の変数呼出」を使う事でユーザーDBの内容を変更する事ができます。
【「変数呼び出し値」と「X番の変数呼出」の説明を見る】

但しユーザーDBを変更してもユーザーDBの内容はセーブデータには保存されませんので、
セーブデータをロードすると最初の状態に戻ってしまいます。

そのためユーザーDBの設定を変更する場合は、
セーブデータのロードする度にユーザーDBの設定を変更し直す必要があります。

今回の場合はメニュー画面に関するユーザーDBの変更なので、
メニュー画面を表示する時にユーザーDBを変更するイベントを毎回実行するように設定します。


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■データベースの設定

パーティ人数」の場合は、データベースの設定は不要です。

通常変数の値」の場合は、システムDB[14:通常変数名]に変数を準備してください。

▼設定例


今回の設定例では「通常変数[1]」を使用していますが、
使用する変数番号は他の番号でも良いですし、予備変数を使っても問題ありません。


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■コモンイベントの設定

コモンイベント[127:X[移]メニュー起動]に「相談」のコマンド表示を切り替える設定を行います。

このコモンイベント[127:X[移]メニュー起動]は、
メニュー画面を表示するためのキャンセルキーを押したかどうかを調べる時に使うイベントです。

メニュー画面を開く時には、必ずこのコモンイベント[127:X[移]メニュー起動]を実行するので、
このコモンイベント[127:X[移]メニュー起動]0行目にイベントコマンドを追加すれば、
メニュー画面を開く度に「相談」の表示有無を切り替える事ができます。



▼パーティ人数が2人以上で「相談」が出現

パーティ人数が2人以上の場合は「相談」が出現し、
パーティ人数が1人の場合は「相談」が消去される設定例です。

【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf30 = 1017000003 + 0
■DB読込(可変): CSelf31 = 可変DB[ 基本システム用変数 : 4 : 0 ] (18 : 現在パーティー人数 : 数値)
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf31 が 2 以上
-◇分岐: 【1】 [ CSelf31 が 2 以上 ]の場合↓
|■変数操作: V[CSelf30] = 10 + 0
|■
-◇上記以外
|■変数操作: V[CSelf30] = 0 + 0
|■
◇分岐終了◇



▼通常変数の値が1の時に「相談」が出現

通常変数[1]の値が「1」の場合は「相談」が出現し、
通常変数[1]の値が「0」の場合は「相談」が消去される設定例です。

【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf30 = 1017000003 + 0
■条件分岐(変数): 【1】 V1[[相談]を追加] が 1 と同じ
-◇分岐: 【1】 [ V1[[相談]を追加] が 1 と同じ ]の場合↓
|■変数操作: V[CSelf30] = 10 + 0
|■
-◇上記以外
|■変数操作: V[CSelf30] = 0 + 0
|■
◇分岐終了◇



■変数操作: CSelf30 = 1017000003 + 0
の「1017000003」の部分は「変数呼び出し値」になり、左から…
10(ユーザーDB) + 17(タイプID) + 0000(データID) + 03(項目ID)
の組み合わせで値ができています。



■変数操作: V[CSelf30] = 10 + 0
の「V[CSelf30]」の部分は「X番の変数呼出」で設定します。



10 + 0」の「10」は、ユーザーDB[17:システム設定]項目[3:メニュー欄コマンド1]の設定にて、
「相談」を表示する「[10]特殊メニューA」の「10」を設定しています。




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■「相談」の表示切り替えを設定

パーティ人数で「相談」の表示切り替えを行う場合は、特別な設定は必要ありません。
パーティ人数を増やすだけで自動的に「相談」が表示されます。



通常変数で「相談」の表示切り替えを行う場合は、
「相談」を出現させたいタイミングで以下のイベントを実行してください。

【イベントコード表示】
■変数操作: V1[[相談]を追加] = 1 + 0


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■人数が1人の時に「相談」の名称や呼び出すコモンIDを変える

パーティに1人しか居ない時には、「相談」を「独り言」に変える設定例を紹介します。

また1人の時に呼び出すコモンIDを「215」に変える設定例も紹介します。





▼「相談」の名称とコモンIDの両方を変える場合の設定例

【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf30 = 1017000011 + 0
■DB読込(可変): CSelf31 = 可変DB[ 基本システム用変数 : 4 : 0 ] (18 : 現在パーティー人数 : 数値)
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf31 が 2 以上
-◇分岐: 【1】 [ CSelf31 が 2 以上 ]の場合↓
|■文字列操作:V[CSelf30] = "相談"
|■変数操作: CSelf30 += 1 + 0
|■変数操作: V[CSelf30] = 212 + 0
|■
-◇上記以外
|■文字列操作:V[CSelf30] = "独り言"
|■変数操作: CSelf30 += 1 + 0
|■変数操作: V[CSelf30] = 215 + 0
|■
◇分岐終了◇



▼「相談」の名称だけを変える場合の設定例

【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf30 = 1017000011 + 0
■DB読込(可変): CSelf31 = 可変DB[ 基本システム用変数 : 4 : 0 ] (18 : 現在パーティー人数 : 数値)
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf31 が 2 以上
-◇分岐: 【1】 [ CSelf31 が 2 以上 ]の場合↓
|■文字列操作:V[CSelf30] = "相談"
|■
-◇上記以外
|■文字列操作:V[CSelf30] = "独り言"
|■
◇分岐終了◇



▼コモンIDだけを変える場合の設定例

【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf30 = 1017000012 + 0
■DB読込(可変): CSelf31 = 可変DB[ 基本システム用変数 : 4 : 0 ] (18 : 現在パーティー人数 : 数値)
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf31 が 2 以上
-◇分岐: 【1】 [ CSelf31 が 2 以上 ]の場合↓
|■変数操作: V[CSelf30] = 212 + 0
|■
-◇上記以外
|■変数操作: V[CSelf30] = 215 + 0
|■
◇分岐終了◇


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◎関連ページ

◆メニュー画面の選択肢をカスタマイズ([相談]を削除・[ロード]を追加)
┗◆メニュー画面の選択肢を閉じてからイベントを起動

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆基本システムで使用しているピクチャ番号
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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