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■システム設定で不要な設定を消去する
(更新:2024/05/19)


システム設定で設定項目から不要な設定を消去する改造方法を紹介します。

▼「戦闘時 自動連打」を消去 ▼「キー設定」を消去


ショートカット
■改造の前に
■処理構造の確認
■コモンイベント[095:X[移]システム画面描画]を改造
■コモンイベント[132:X┗[移]システム欄実行]を改造


  
■改造の前に

システム設定の画面の改造は、
コモンイベント[095:X[移]システム画面描画]と、
コモンイベント[132:X┗[移]システム欄実行]で行います。



改造はコモンイベント[095:X[移]システム画面描画]複製したコモンイベントで行うと良いでしょう。

画面左側の「095:X[移]システム画面描画」の上で右クリック→[イベントコピー]を実行してください。





未使用のコモンIDで右クリック→[イベント貼り付け]を実行してください。





同じようにコモンイベント[132:X┗[移]システム欄実行]も貼り付けてください。



この貼り付けたコモンイベントで改造を行ってください。



同じ名前のコモンイベントが複数あった場合は、コモンIDが大きいコモンイベントのみが実行されます。

そのため、コモンイベント[215〜216]が実行され、コモンイベント[095][132]は実行されなくなります。

元に戻したい時には、コモンイベント[215〜216]を削除してください。

一時的に元に戻したい時には、コモンイベント[215〜216]のコモン名を「X[移]システム画面描画a」などと別の名前にしてください。


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■処理構造の確認

コモンイベント[095:X[移]システム画面描画]では画面上の画像表示を行い、
コモンイベント[132:X┗[移]システム欄実行]ではキー入力の処理を行います。



コモンイベント[095:X[移]システム画面描画]は設定項目ごとに【回数付きループ [ 1 ]回】の設定で区切られていて、
回数を「0回」にすると設定項目が表示されなくなります。

例えばコモンイベント[095:X[移]システム画面描画]345行目にある
【回数付きループ [ 1 ]回】を「0回」にすると「戦闘時 自動連打」の表示が無くなります。





設定が表示されなくなった空白の部分は、
コモンイベント[095:X[移]システム画面描画]53〜70行目を修正すると、空白の部分が無くなります。



但し、コモンイベント[095:X[移]システム画面描画]の改造で設定項目の表示は無くなりましたが、
キー入力の方はそのまま残っているので、コモンイベント[132:X┗[移]システム欄実行]の方も改造し、
消去した設定項目にはカーソルが移動しないようにする必要があります。

カーソル位置は以下のようになっています。

カーソル位置 設定内容
0 キー位置保存
1 キーリピート速度
2 戦闘時 自動連打
3 BGM音量
4 SE音量
カーソル位置 設定内容
5 キーボード:決定キー
6 キーボード:キャンセル
7 キーボード:サブキー
8 パッド:決定キー
9 パッド:キャンセル
10 パッド:サブキー
カーソル位置 設定内容
11 リセット
12 設定完了

改造設定では、例えば「2:戦闘時 自動連打」を消去した場合は、
カーソル位置が「1:キーリピート速度」で下キーを押した時には「3:BGM音量」へ移動するように設定します。



改造設定は出来る限り既存の設定を残したままで改造を行います。


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■コモンイベント[095:X[移]システム画面描画]を改造

まずコモンイベント[095:X[移]システム画面描画]600〜606行目にある…
▼ 下線
■変数操作: CSelf21[一時ピクチャ番号] = CSelf20[基本ピクチャ番号] + 70
■変数操作: CSelf21[一時ピクチャ番号] += CSelf16[加算ピクチャ番号] + 0
■変数操作: CSelf48[項目表示元Y] = CSelf69[SE音量Y] + CSelf19[基本フォントサイズ]
■ピクチャ[ディレイ内容リセット]:CSelf21[一時ピクチャ番号]
■ピクチャ表示:CSelf21[一時ピクチャ番号] [左上]ウィンドウ「<LINE>」サイズ[CSelf36[カーソル横幅],0]
       X:CSelf22[表示X] Y:CSelf23[表示Y] / 0(0)フレーム / パターン 1 / 透 255 / 加算 /
       角 0 / 拡 100% / カラー R[100] G[100] B[100]
■ピクチャエフェクト:CSelf21[一時ピクチャ番号] [描画座標シフト]
           Xシフト CSelf47[表示シフト量] / Yシフト CSelf48[項目表示元Y] (0)フレーム
の設定を削除してください。

この下線は二重に設定されているので、削除しても下線が少なくなる事はありません。



消去する設定項目の【回数付きループ [ 1 ]回】を「0回」に変えてください。

設定項目 行数
キー位置保存 235
キーリピート速度 285
戦闘時 自動連打 345
BGM音量 393
SE音量 432
キー設定 471



52〜70行目にある各設定項目のY表示位置を設定するセルフ変数の設定にて、消去した項目の設定値を変えてください。

設定項目 行数 改造前設定 変更内容
キー位置保存 54 ■変数操作: CSelf61[キー位置保存 Y] = 23 + 0 「23」を「8」に変更
キーリピート速度 56 ■変数操作: CSelf63[キーリピートY] = CSelf61[キー位置保存 Y] + 15 「15」を「0」に変更
戦闘時 自動連打 58 ■変数操作: CSelf65[戦闘時連打Y] = CSelf63[キーリピートY] + 15 「15」を「0」に変更
BGM音量 60 ■変数操作: CSelf67[BGM音量Y] = CSelf65[戦闘時連打Y] + 22 「22」を「7」に変更
SE音量 62 ■変数操作: CSelf69[SE音量Y] = CSelf67[BGM音量Y] + 15 「15」を「0」に変更
キー設定 64 ■変数操作: CSelf71[キー設定Y] = CSelf69[SE音量Y] + 23 変更なし



70行目にある…
■変数操作: CSelf77[リセット・設定完了Y] = 182 + 0
の設定は「キー設定」を消去しているかどうかで設定が変わります。

▼「キー設定」がある場合は70行目を以下のように変更。
【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf77[リセット・設定完了Y] = 69 + CSelf71[キー設定Y]

▼「キー設定」が無い場合は70行目を以下のように変更。
【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf77[リセット・設定完了Y] = 8 + CSelf71[キー設定Y]



71行目に以下のイベントを追加してください。

【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf25[縦サイズ] = CSelf77[リセット・設定完了Y] + 13
■変数操作: CSelf31[説明ウィンドウY] = 0 + CSelf25[縦サイズ]
■変数操作: CSelf10[一時変数A] = 195 - CSelf25[縦サイズ]
■変数操作: CSelf23[表示Y] += CSelf10[一時変数A] / 2



以上でコモンイベント[095:X[移]システム画面描画]の改造が完了です。


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■コモンイベント[132:X┗[移]システム欄実行]を改造

まずコモンイベント[132:X┗[移]システム欄実行]にセルフ変数に「18:SE演奏禁止」を準備してください。





232行目に以下のイベントを追加してください。

【イベントコード表示】
■変数操作: CSelf18[SE演奏禁止] = 0 + 0





233行目に消去した設定項目ごとに以下のイベントを追加してください。

▼「0:キー位置保存」が無い場合
【イベントコード表示】
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[選択箇所] が 0 と同じ
-◇分岐: 【1】 [ CSelf10[選択箇所] が 0 と同じ ]の場合↓
|■変数操作: CSelf18[SE演奏禁止] = 1 + 0
|●ラベル「基本キー処理」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
|■
◇分岐終了◇

▼「1:キーリピート速度」が無い場合
【イベントコード表示】
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[選択箇所] が 1 と同じ
-◇分岐: 【1】 [ CSelf10[選択箇所] が 1 と同じ ]の場合↓
|■変数操作: CSelf18[SE演奏禁止] = 1 + 0
|●ラベル「基本キー処理」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
|■
◇分岐終了◇

▼「2:戦闘時 自動連打」が無い場合
【イベントコード表示】
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[選択箇所] が 2 と同じ
-◇分岐: 【1】 [ CSelf10[選択箇所] が 1 と同じ ]の場合↓
|■変数操作: CSelf18[SE演奏禁止] = 1 + 0
|●ラベル「基本キー処理」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
|■
◇分岐終了◇

▼「3:BGM音量」が無い場合
【イベントコード表示】
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[選択箇所] が 3 と同じ
-◇分岐: 【1】 [ CSelf10[選択箇所] が 1 と同じ ]の場合↓
|■変数操作: CSelf18[SE演奏禁止] = 1 + 0
|●ラベル「基本キー処理」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
|■
◇分岐終了◇

▼「4:SE音量」が無い場合
【イベントコード表示】
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[選択箇所] が 4 と同じ
-◇分岐: 【1】 [ CSelf10[選択箇所] が 1 と同じ ]の場合↓
|■変数操作: CSelf18[SE演奏禁止] = 1 + 0
|●ラベル「基本キー処理」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
|■
◇分岐終了◇

▼「5〜10:キー設定」が無い場合
【イベントコード表示】
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[選択箇所] が 5 以上
-◇分岐: 【1】 [ CSelf10[選択箇所] が 5 以上 ]の場合↓
|■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[選択箇所] が 10 以下
|-◇分岐: 【1】 [ CSelf10[選択箇所] が 10 以下 ]の場合↓
| |■変数操作: CSelf18[SE演奏禁止] = 1 + 0
| |●ラベル「基本キー処理」に飛ぶ >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
| |■
|◇分岐終了◇
|■
◇分岐終了◇

▼「2:戦闘時 自動連打」と「5〜10:キー設定」を消去した場合の設定画面




103・130・155・193行目にある…
■イベントの挿入[名]: ["X[共]システムSE再生"] <コモンEv 49> / 5:カーソル移動音
の設定を以下の設定に置き換えてください。
【イベントコード表示】
■条件分岐(変数): 【1】 CSelf18[SE禁止] が 0 と同じ
-◇分岐: 【1】 [ CSelf18[SE禁止] が 0 と同じ ]の場合↓
|■イベントの挿入[名]: ["X[共]システムSE再生"] <コモンEv 49> / 5:カーソル移動音
|■
◇分岐終了◇



「キー位置保存」の設定項目を消去している場合は、10行目にある…
■変数操作: CSelf10[選択箇所] = 0 + 0
の設定を一番上にある設定項目のカーソル位置に変えてください。

一番上にある設定項目 設定値
キー位置保存 0
キーリピート速度 1
戦闘時 自動連打 2
BGM音量 3
SE音量 4
キー設定 5



以上で改造は完了です。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆基本システムで使用しているピクチャ番号
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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