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■戦闘中しか使えない回復系特殊技能
(更新:2022/04/23)


回復系特殊技能は、フィールド上でも戦闘中でも使用する事ができますが、
これを戦闘中のみしか使用できない回復系特殊技能にする方法を紹介します。

なお、戦闘中しか使えない回復特殊技能の作り方は、別ページにて紹介しています。
【戦闘中しか使えない回復特殊技能の作り方を見る】

ショートカット
■システムの基本
■特殊技能の準備
■イベントの設定


  
■システムの基本

データベース「特殊技能」に、
回復効果がある特殊技能と、
回復効果がない特殊技能の2種類を作成します。

この2種類の特殊技能をメニュー画面の表示時と戦闘画面の表示時に入れ替える事で、
フィールド上と戦闘中の特殊技能の仕様を変える事ができます。



2種類の特殊技能の名前や説明文を同じ状態にすると、
特殊技能を入れ替えた事が分かりにくくなります。

但し、イベント設定中は同じ名前では分かりにくくなりますので、
名前の最後に「○」「×」を設定しておくと良いでしょう。
作品が完成したら、特殊技能名の「○」「×」を削除してください。

2種類の特殊技能のデータベース内の特殊技能番号を連番にすると、
メニュー画面の特殊技能名の表示位置が一緒になります。
【特殊技能画面の表示位置に関する詳しい説明を見る】


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■特殊技能の準備

データベース「特殊技能」に、「ないちんげーる」と言う特殊技能を、
回復できるタイプ回復できないタイプの2種類を作成します。

▼回復できる特殊技能の設定例


▼回復できない特殊技能の設定例



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■イベントの設定

2種類の特殊技能を入れ替えるイベントの設定方法は、
データベース「敵グループ」バトルイベント使った方法使わない方法があります。

バトルイベントを… 特徴
使う 戦闘開始時にバトルイベントにて特殊技能を戦闘用に入れ替え、
戦闘終了後にはコモンイベントでメニュー画面用に入れ替えます。
データベース「敵グループ」にある全ての敵グループのバトルイベントに
特殊技能の入れ替えイベントを設定する必要
があり、
設定には手間がかかりますが、処理構造が単純であり、
またフィールド移動時には定期的に並列処理するが動いていないため、
バトルイベントを使わない方と比べて処理が安定しています。
使わない メニュー画面を表示するコモンイベントを設定し、
メニュー画面を開く時に特殊技能を入れ替え、
そしてメニュー画面を閉じた時に再び特殊技能を入れ替えます。
コモンイベントのみの設定であるため、設定の手間はあまりありませんが、
処理構造が少々解りにくく、また定期的に並列処理するでメニュー画面を
表示する処理であるため、特に他に定期的に並列処理するが動いている場合
は、処理が不安定になる可能性があります。

ツクールの扱いに慣れていない方は、バトルイベントを使う方法の方が良いかもしれません。

▼バトルイベントを使わない方法の所までジャンプ


  
▼バトルイベントを使う方法

データベース「敵グループ」にあるバトルイベントに特殊技能を入れ替える設定を行います。



まず開始条件にある[…]をクリックしてください。





開始条件は「ターン0×?+0ターン」を設定して、OKをクリックしてください。





バトルイベントイベント実行内容を設定します。

今回は主人公のレベルが5以上の時に習得する特殊技能を設定します。
そのため、主人公のレベルが5以上である事を確認した上で
使えない特殊技能から使える特殊技能へと入れ替えて、
最後にスイッチ[0001:元に戻す]をONにします。

◆変数の操作:[0001:レベル]代入,アレックスのレベル
◆条件分岐:変数[0001:レベル]が5以上
 ◆特殊技能の増減:アレックスがないちんげーる[○]を覚える
 ◆特殊技能の増減:アレックスがないちんげーる[×]を忘れる
 ◆
:分岐終了
◆スイッチの操作:[0001:元に戻す]をONにする



イベント実行内容を設定しましたら、コピーをクリックしてください。





別の敵グループを選択し、バトルイベント貼り付けをクリックしてください。

※このバトルイベントの貼り付け設定は、全ての敵グループに設定する必要があります。





ページを貼り付けますと、何も設定していない1ページ目ができます。
1ページ目は必要ないので、1ページ目をクリックして選択し、
削除をクリックして1ページ目を削除してください。





コモンイベントに使える特殊技能から使えない特殊技能へと戻す設定を行います。

■コモンイベント

イベント開始条件:定期的に並列処理する
出現条件スイッチ:[0001:元に戻す]

◆条件分岐:アレックスがないちんげーる[○]を使用できる
 ◆特殊技能の増減:アレックスがないちんげーる[×]を覚える
 ◆特殊技能の増減:アレックスがないちんげーる[○]を忘れる
 ◆
:分岐終了
◆スイッチの操作:[0001:元に戻す]をOFFにする



データベース「主人公」の特殊技能を覚える設定は、
使用できない「ないちんげーる[×]」を設定してください。




以上で設定完了です。


  
▼バトルイベントを使わない方法

2つのコモンイベントを設定してください。

■コモンイベント「キー処理」

イベント開始条件:定期的に並列処理する
出現条件スイッチ:なし

◆メニュー画面禁止の変更:禁止する
◆キー入力の処理:[0001:キー入力](取消/オプション:ON)
◆現在の場所を記憶:[0002],[0003],[0004]<現在地を保存(場所移動チェック用)
◆繰り返し処理<移動中の場合は移動が終わるまでこの中でループし続ける
 ◆変数の操作:[0005:起動時:画面X]代入,主人公の画面X
 ◆変数の操作:[0006:起動時:画面Y]代入,主人公の画面Y
 ◆条件分岐:小型船に乗っている(オプション:ON)
  ◆変数の操作:[0005:起動時:画面X]減算,大型船の画面X
  ◆変数の操作:[0006:起動時:画面Y]減算,大型船の画面Y
  ◆
 :それ以外の場合
  ◆変数の操作:[0005:起動時:画面X]減算,小型船の画面X
  ◆変数の操作:[0006:起動時:画面Y]減算,小型船の画面Y
  ◆
 :分岐終了
 ◆変数の操作:[0005〜0006]剰余,16
 ◆条件分岐:変数[0005:起動時:画面X]が0
  ◆条件分岐:変数[0006:起動時:画面Y]が0
   ◆繰り返し処理の中断
   ◆
  :分岐終了
  ◆
 :分岐終了
 ◆ウェイト:0.0秒
 ◆
:以上繰り返し
◆スイッチの操作:[0001:メニュー画面開く]をONにする
◆ウェイト:0.0秒
◆スイッチの操作:[0001:メニュー画面開く]をOFFにする

■コモンイベント「メニュー画面開く」

イベント開始条件:自動的に始まる
出現条件スイッチ:[0001:メニュー画面開く]

◆スイッチの操作:[0001:メニュー画面開く]をOFFにする
◆変数の操作:[0002:起動時:マップID]減算,主人公のマップID
◆条件分岐:変数[0002:起動時:マップID]が0以外<場所移動が実行されたので処理を中断
 ◆イベント処理の中断
 ◆
:分岐終了
◆変数の操作:[0003:起動時:X座標]減算,主人公のX座標
◆条件分岐:変数[0003:起動時:X座標]が0以外
 ◆イベント処理の中断
 ◆
:分岐終了
◆変数の操作:[0004:起動時:Y座標]減算,主人公のY座標
◆条件分岐:変数[0004:起動時:Y座標]が0以外
 ◆イベント処理の中断
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:アレックスがないちんげーる[○]を使用できる
 ◆特殊技能の増減:アレックスがないちんげーる[×]を覚える
 ◆特殊技能の増減:アレックスがないちんげーる[○]を忘れる
 ◆
:分岐終了
◆メニュー画面の呼び出し
◆条件分岐:アレックスがないちんげーる[×]を使用できる
 ◆特殊技能の増減:アレックスがないちんげーる[○]を覚える
 ◆特殊技能の増減:アレックスがないちんげーる[×]を忘れる
 ◆
:分岐終了

移動中に取り消しキーを押してもメニュー画面が表示されないようにするために、
主人公が次のマスへ移動中かどうかを調べる処理を設定しています。
【主人公が次のマスへ移動中かどうかを調べるの説明を見る】



データベース「主人公」の特殊技能を覚える設定は、
使用できる「ないちんげーる[○]」を設定してください。


以上で設定完了です。


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