RPGツクール2000/演出【サイトトップへ戻る】
■トラバサミのトラップ
(更新:2020/08/02)


トラバサミで足を取られるイベントを設定します。

▼イベント処理の流れ
設置した状態。
グラフィックは半透明、または透明とする。
トラバサミを踏むと動けなくなり、
一定時間ごとにダメージを受ける。
決定キーを連打するとトラバサミから抜けられる。
一度踏むと二度と作動しなくなる。

ショートカット
■画像の準備
■スイッチ・変数
■マップイベントを設定する
■特定の条件でトラップが見えるようにする
■半透明より透明度を上げる


  
■画像の準備

トラバサミの画像をキャラセット(CharSet)として準備してください。



この画像を使う場合は、画像の上で右クリック→「名前を付けて画像を保存」を選択し、
デスクトップなどに保存してインポートしてください。

なお、他のYADOTのページで使用するトゲ床や矢の画像もありますが、
まあ気にしないでください。


▲トップへ戻る▲


  
■スイッチ・変数

スイッチ・変数の一覧です。

スイッチ
番号 名前 使用内容
0001 キー押した 連打確認用。キーを押すとON、キーを離すとOFF。
0101 トラバサミ01 主人公と重なった時(使用された時)にON。

変数
番号 名前 使用内容
0001 キー入力 決定キーを押したかどうかを調べる時に使用。
0002 キー入力回数 決定キーを押した回数をカウント。
0003 HP減少カウント HPを減らす時間をカウント。

先にスイッチや変数の名前を設定しておくと、この後のイベント設定が楽になります。



変数[0003:HP減少カウント]の値は、60分の1秒単位で設定します。

設定例では0.5秒単位でHPを減らしますので、設定する値が「代入,30」になります。

もしも0.4秒単位でHPを減らす場合は「代入,24」にしてください。


▲トップへ戻る▲


  
■マップイベントを設定する

今回は、マップイベントと主人公が重なった時に、
トラバサミイベントが実行され、決定キーを20回押しますと、
トラバサミから抜けられるようにします。

トラバサミに足を取られている間は、0.5秒に1回のペースでHPを減少させます。

トラバサミから抜けた後は、
トラバサミのイベントはスイッチON→2ページ目が出現となり、
二度とトラバサミが実行されないようにします。

なお、キー入力が二重に設定されていますが、
これはキー押し続けの不具合に対応した設定です。



■マップイベント「トラバサミ」

▼1ページ目

イベント開始条件:主人公から触れたとき
グラフィック:開いているトラバサミ(半透明)、または透明
プライオリティタイプ:通常キャラの下

◆スイッチの操作:[0101:トラバサミ01]をONにする
◆変数の操作:[0002:キー入力回数]代入,0
◆変数の操作:[0003:HP減少カウント]代入,0
◆効果音の演奏:斬る10<トラップに引っ掛かった時の効果音
◆文章:トラバサミに足を取られた!
:  :(決定キー連打で抜けられる)
◆ラベルの設定:1番
◆キー入力の処理:[0001:キー入力](決定/オプション:OFF)
◆ウェイト:0.0秒
◆条件分岐:変数[0001:キー入力]が0
 ◆キー入力の処理:[0001:キー入力](決定/オプション:OFF)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:キー入力]が5(それ以外の場合:ON)
 ◆条件分岐:スイッチ[0001:キー押した]がOFF
  ◆スイッチの操作:[0001:キー押した]をONにする
  ◆変数の操作:[0002:キー入力回数]加算,1
  ◆
 :分岐終了
 ◆
:それ以外の場合<決定キーを押していない時
 ◆スイッチの操作:[0001:キー押した]をOFFにする
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0002:キー入力回数]が20より小さい<まだ20回押していない時
 ◆変数の操作:[0003:HP減少カウント]減算,1
 ◆条件分岐:変数[0003:HP減少カウント]が0以下<HPを減らす時間の時
  ◆変数の操作:[0003:HP減少カウント]代入,30<0.5秒分の値を設定
  ◆HPの増減:メンバー全員のHPを1減らす
  ◆効果音の演奏:ダメージ2<ダメージを受けた時の効果音
  ◆キャラクターのフラッシュ:主人公,0.2秒(R31,G00,B00,V31)
  ◆
 :分岐終了
 ◆指定ラベルへ飛ぶ:1番
 ◆
:分岐終了
◆効果音の演奏:回復1<トラップから抜けた時の効果音
◆文章:トラバサミから足が抜けました。




▼2ページ目

イベント出現条件:スイッチ[0101:トラバサミ01]がON
イベント開始条件:決定キーが押されたとき
グラフィック:閉じているトラバサミ
プライオリティタイプ:通常キャラの下

イベント実行内容には何も設定しません。



複数のトラバサミを設定する場合は、
上記のイベントをコピー&貼り付けして、
スイッチ[0101:トラバサミ01]の番号を変えて設置してください。
※変数の番号は同じ番号でも問題ありません。

別のマップへ移動した時にトラバサミを復活させたい時には、
別のマップへ移動する時にスイッチ0101番をOFFにする設定を行ってください。

なお、トラバサミごとに設定するスイッチ0101番などは、
連番のスイッチ番号にした方がOFFにする時に…
◆スイッチの操作:[0101〜0120]をOFFにする
などと一括でOFFにする事が出来ます。


▲トップへ戻る▲


  
■特定の条件でトラップが見えるようにする

通常は透明な状態でトラップの位置が分からなくても、
あるアイテムを持っている時ある人物がいる時に、
トラップの画像が表示されて、トラップの位置が分かるようにしたい時には、
上記設定を行った上で、以下の設定を行ってください。



【1】

1ページ目をページのコピー&ページの貼り付けとして、
1ページ目をもう1ページ増やしてください。

※本来2ページ目にあった閉じているトラバサミのページは、3ページ目に移動します。



【2】

1ページ目のグラフィックは透明にしてください。



【3】

貼り付けした2ページ目のイベント出現条件を設定。

アイテムを持っている時→アイテム[トラップ回避]を所持を設定
主人公がいる時→主人公[ファルコン]がいるを設定



【4】

2ページ目のグラフィックは、開いているトラバサミ(半透明)にしてください。



以上で設定完了です。


▲トップへ戻る▲


  
■半透明より透明度を上げる

開いているトラバサミのグラフィックの設定で半透明にしますと、
地面の色に溶け込み、地面に埋まっている感を出す事ができます。

しかし半透明の設定では、
トラップの存在がはっきりと分かるレベルで表示されますので、
よ〜く見ると分かるレベル」と言うわけにはいきません。

もしもよ〜く見ると分かるレベルでトラップを表示したい時には、
半透明を使わずに、移動ルートの設定で、
透明度アップを実行するようにした方が良いでしょう。





トラバサミの1ページ目の設定変更は以下の通りです。

グラフィック:開いているトラバサミ(半透明は設定しない)
移動タイプ:移動ルート指定
移動頻度:
移動ルートの設定:透明度アップ×5個

※移動ルートのオプション「動作を繰り返す」のチェックは外してください。



透明度アップ設定数を調整する事で7段階の透明設定を行う事ができます。

通常
表示
透明度アップの数と表示状態
1個 2個 3個 4個 5個 6個 7個


▲トップへ戻る▲



◎関連ページ

●トゲ床のトラップ
●矢が飛んで来るトラップ

YADOTトップ  このサイトは何?  気紛れな空間へ戻る  メール