YADO作品リスト・システム ドラホコV (更新:2020/08/23)
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◆ドラホコVとは? 2001年4月にドラホコUで実現しようとして失敗した物を、 2007年6月に作り直した物がこのドラホコVです。 ★ドラホコUの失敗 公開中のドラホコUは、 元々アクションRPG用のドラホコシステムとして開発されました。 理想としては、アクションRPGに仲間のキャラを表示して、 主人公が攻撃を行ったら仲間も周囲の敵に攻撃を行い、 主人公からある程度の距離まで移動したら、 主人公を追いかける処理を実行させる…そんな感じで考えていました。 その主人公を追いかける処理として、追尾システムが生まれました。 追尾システムのアイデアは良かったのですが、 追尾システムが向き情報を読み取って移動していましたので、 例えば主人公が「→←→←」などを行ったり来たりしますと、 仲間は移動する必要がないのに「→←→←」と移動してしまいます。 このように向き情報を使った処理では、 状況に合わせた仲間の移動を行うのが難しくなります。 打開策として、 「主人公が近くにいたら別の移動処理を実行する」 と言う方法を設定してみましたが、向き情報の追尾システムとの相性が悪く、 動作が不安定になった上、処理落ちも発生するようになりました。 そこでアクションRPG用のドラホコシステムの開発を中止して、 不要になったドラホコシステムは、RPG用として公開する事になりました。 それが現在公開中のドラホコUです。 ★ドラホコUの弱点を克服した新型の追尾システム ドラホコVにも追尾システムが導入されていますが、 ドラホコUとは大きく異なり、 向き情報を読み取って移動する処理ではなく、 足跡情報を読み取って移動する処理になっています。 この処理方法の変更により、 主人公の状況に合わせた高度な移動処理が可能になっています。 また数十マス離れても、確実に主人公を追いかけるようになりました。 ★実用的なのか? ドラホコVが実用的かどうかは、かなり不透明と言えそうです。 現在のドラホコVは、主人公を追いかける移動処理だけなので、 実際にアクションRPGなどに組み込むには、 主人公の攻撃処理や仲間の攻撃処理(敵に近づく処理も含む)、 さらには敵の攻撃処理(仲間にも触れたら攻撃する)やHP表示など、 様々なイベント処理が必要であり、 全てを動かした時には処理落ちなどの問題が発生する可能性があります。 またドラホコUのようにRPGでの使用も難しいと言えます。 一応仲間が3人付いて来るシステムも作りましたが、 綺麗に後から付いて来ないなどの問題があり、 結局3人のシステムはお蔵入りになりました。 使用には様々な条件があり、かなり使い勝手の悪いシステムなので、 非常に使える作品は限られます。 結局YADOとしては、1作品くらいの使用で終わるかもしれません。 ★使用状況 ドラホコVは現在、追いかけるコッコ君!の敵の移動処理に使っています。 ドラホコVの動きを確認したい方は、 追いかけるコッコ君!の中で確認してください。 きっとドラホコUやYADOTのドラホコとは異なる、 AIシステムのような追尾システムを体感する事ができるでしょう。 【追いかけるコッコ君!のページを開く】 |
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