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■システム変数[121〜148]の説明
(更新:2024/03/05)


システム変数[121〜148]について解説します。


ショートカット
Sys121:未使用
Sys122:Map&Evズーム時なめらか=1
Sys123:次表示ピクチャ拡縮くっきり(1=YES)
Sys124:未使用
Sys125:フォント太さ(1〜10)
Sys126:未使用
Sys127:Mapタイル非セーブフラグ(1=YES)
Sys128:未使用
Sys129:Ev斜め移動 X速度補正[%]
Sys130:Ev斜め移動 Y速度補正[%]
Sys131:主人公 中心X補正
Sys132:主人公 中心Y補正
Sys133:未使用
Sys134:POVキーで方向入力オン?[1=ON]
Sys135:左スティックで方向入力オン?[1=ON]
Sys136:精密ウィンドウ拡大率[0.1%]
Sys137:ウィンドウ拡大率[%]
Sys138:画面モード[ウィンドウ:0/仮想全:1/全:2]
Sys139:[P]ズームアウト時マップ拡張表示 1:ON
Sys140:未使用
Sys141:[P]システム言語[日本語:0/英語:1]
Sys142:未使用
Sys143:[読]処理可能コマンド[通常0/プロ版1]
Sys144:未使用
Sys145:未使用
Sys146:DirectInputならPS/Swiコン準拠?=1(1推奨)]
Sys147:未使用
Sys148:[P]次起動時 画面拡大率[0.1%]
Sys149:未使用
Sys150:未使用
【システム変数[0〜34]の説明ページを開く】
【システム変数[35〜76]の説明ページを開く】
【システム変数[77〜120]の説明ページを開く】
【システム文字列[0〜49]の説明ページを開く】
【システム文字列[50〜71]の説明ページを開く】

「変数」や「システム変数・システム文字列」に関する基本説明は、別ページに記載しています。
【変数の説明を開く】
【システム変数・システム文字列の説明を開く】


  
■[Sys122:Map&Evズーム時なめらか=1]
[読み取り・書き込み可能]

3Dモードでゲームを実行し、システム変数[122:Map&Evズーム時なめらか=1]に「1」を設定すると、
拡大縮小した時にドット絵のギザギザ感が無くなります。

▼[システム変数[122]=0](ギザギザ感あり)


▼[システム変数[122]=1](ギザギザ感なし)


上図の見本画像は、プロ版の「320×240(自由サイズ:通常)」で以下の設定を実行した時のゲーム画面です。
■変数操作: Sys122:Map&Evズーム時なめらか化(1=YES) = 1 + 0
■変数操作: Sys139:[P]ズームアウト時マップ拡張表示 1:ON = 1 + 0
■マップエフェクト:[ズーム] 中心X 160 / 中心Y 120 / 60% (0)フレーム



初期値は以下のとおりです。
システム変数[122]0



「3Dモード」とはコンフィグにある設定の事を言っています。
初期設定では「3Dモード」になっています、




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■[Sys123:次表示ピクチャ拡縮くっきり(1=YES)]
[読み取り・書き込み可能]

ゲームの基本設定にある「ピクチャ拡大縮小時の描画方法」の設定にて「なめらか&ぼんやり」にしている時に、
システム変数[123:次表示ピクチャ拡縮くっきり(1=YES)]に「1」を設定すると、
以降に表示するピクチャを「くっきり&ガタガタ」で表示する事ができます。

くっきり&ガタガタ
[標準]
なめらか&ぼんやり
[3Dモード時のみ有効]




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■[Sys125:フォント太さ(1〜10)]
[読み取り・書き込み可能]

フォントの太さを「1〜10」の間で設定します。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[125]6

初期値の設定はコモンイベント[048:X[共]基本システム自動初期化]220行目で行っています。



実際にフォントが太くなる数値は、フォントの種類によって異なります。

Meiryo」の場合は「1〜5」「6」「7〜10」で変化がありました。

設定 1〜5 6 7〜10
表示見本

Arial Black」の場合は「1〜10」で変化がありませんでした。

実際に「1〜10」のどの数値でどれくらいの変化が発生するのかは、フォントごとに確認する必要があります。


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■[Sys127:Mapタイル非セーブフラグ(1=YES)]
[読み取り・書き込み可能]

イベントコマンド【マップチップ上書き】を使ってマップ上に別のタイルを設置した場合、
通常ではセーブデータにマップ上のタイルの状態を保存しますが、
このシステム変数[127:Mapタイル非セーブフラグ(1=YES)]に「1」を設定してからセーブした場合は、
マップ上のタイルの状態が保存されず、ロード時は初期状態のマップが表示されます。

▼イベント処理でツボを設置してセーブした場合
システム変数[127]=0
セーブして
ロードする
システム変数[127]=1
セーブして
ロードする

システム変数[127]=1」の場合は、マップ上のタイル情報をセーブデータに保存しないため、
セーブデータのファイル容量は「システム変数[127]=0」の時よりも少なくなります。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[127]0


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■[Sys129:Ev斜め移動 X速度補正[%]]
■[Sys130:Ev斜め移動 Y速度補正[%]]

[読み取り・書き込み可能]

斜め移動の時に縦横の移動速度を変える時に使います。

斜め移動用なので、通常の上下左右移動には影響しません。

またイベントコマンド【キャラエフェクト】の「ピクセル移動」で斜め移動した場合も影響しません。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[129]100
システム変数[130]100

初期値はゲーム起動時に自動的に設定されるため、
初期値を設定しているコモンイベントの設定はありません。



▼動作解説

■変数操作: CSelf10 = 9180000 + 0
■変数操作: CSelf11 = 9180001 + 0
■変数操作: V[CSelf10] += 2 + 0
■変数操作: V[CSelf11] -= 1 + 0
上記のイベントを実行した場合、主人公は以下のように動きます。

通常ではまず斜め45度に移動し、斜めの移動が終わったら上下左右の移動が実行されます。


■変数操作: Sys130:Ev斜め移動 Y速度補正[%] = 50 + 0
■変数操作: CSelf10 = 9180000 + 0
■変数操作: CSelf11 = 9180001 + 0
■変数操作: V[CSelf10] += 2 + 0
■変数操作: V[CSelf11] -= 1 + 0
上記のイベントを実行した場合、主人公は以下のように動きます。

この場合は「横に100移動する時に、縦が50移動する」と言った状態になるため、
横に2移動で、縦に1移動」と言った動作になります。


■変数操作: Sys130:Ev斜め移動 Y速度補正[%] = 20 + 0
■変数操作: CSelf10 = 9180000 + 0
■変数操作: CSelf11 = 9180001 + 0
■変数操作: V[CSelf10] += 2 + 0
■変数操作: V[CSelf11] -= 1 + 0
上記のイベントを実行した場合、主人公は以下のように動きます。

この場合は、「横に100移動する時に、縦が20移動する」と言った状態になるため、
横の移動が終わる前に縦の移動が終わらず、最後に縦移動のみを行います。



このシステム変数[129〜130]の設定は、通常の方向キーの操作による斜め移動にも影響を与えます。


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■[Sys131:主人公 中心X補正]
■[Sys132:主人公 中心Y補正]

[読み取り・書き込み可能]

画面スクロールを実行する主人公の位置を補正する時に使います。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[131]0
システム変数[132]0



画面サイズより大きなマップの左端から右に向かって移動した場合、
通常では画面中央より右に移動すると画面スクロールが開始されます。

▼画面スクロールの開始ライン


しかし…
■変数操作: Sys131:主人公 中心X補正 = 128 + 0
を実行した場合は、画面中央より右に128ピクセルずれた位置から画面スクロールが開始されます。

▼「Sys131=128」の時の画面スクロールの開始ライン





の状態で…
■変数操作: Sys131:主人公 中心X補正 = 128 + 0
■画面スクロール:主人公に戻す 瞬間倍速
を実行すると…

と言ったように瞬間的に補正した画面に切り替わります。


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■[Sys134:POVキーで方向入力オン?[1=ON]]
[読み取り・書き込み可能]

ゲームパッドの十字キーで操作ができるようにする場合は「1」を設定します。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[134]1

初期値はゲーム起動時に自動的に設定されるため、
初期値を設定しているコモンイベントの設定はありません。


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■[Sys135:左スティックで方向入力オン?[1=ON]]
[読み取り・書き込み可能]

ゲームパッドの左ステックで操作ができるようにする場合は「1」を設定します。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[135]1

初期値はゲーム起動時に自動的に設定されるため、
初期値を設定しているコモンイベントの設定はありません。


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■[Sys136:精密ウィンドウ拡大率[0.1%]]
■[Sys137:ウィンドウ拡大率[%]]

[読み取り・書き込み可能]

ゲーム画面を表示するウィンドウの拡大率を取得、または変更します。



ゲーム画面のウィンドウは、ウィンドウの外枠をドラッグする事で、
プレイヤーが自由に表示サイズを変える事ができます。



このプレイヤーが変えたウィンドウのサイズ(拡大率)を調べる時に、
システム変数[136:精密ウィンドウ拡大率[0.1%]]システム変数[137:ウィンドウ拡大率[%]]を使います。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[136]1000
システム変数[137]100

初期値はゲーム起動時に自動的に設定されるため、初期値を設定しているコモンイベントの設定はありません。

プロ版の初期値は「ゲームの基本設定[Pro専用]」で設定した拡大率になります。
【ゲームの基本設定[Pro専用]の「[Pro]デフォルトのウィンドウ拡大率」の説明を見る】



100%の表示サイズにする場合は…
■変数操作: Sys136:精密ウィンドウ拡大率[0.1%] = 1000 + 0
または…
■変数操作: Sys137:ウィンドウ拡大率[%] = 100 + 0
を設定してください。


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■[Sys138:画面モード[ウィンドウ:0/仮想全:1/全:2]]
[読み取り・書き込み可能]

画面の表示モードを調べる時に使います。

sys138 表示状態
0 全画面では無い
1 ボーダーレスのフルスクリーン化([F4]を押した時の全画面表示)
2 解像度の切り替えによる全画面化([F11]を押した場合のフルスクリーン)
※[F11]を押したフルスクリーンでも「1」になる場合があります。
 なお、テストプレイでは[F11]を押してもフルスクリーンは実行されません。



■変数操作: Sys138:画面モード[ウィンドウ:0/仮想全:1/全:2] = 1 + 0
この設定を実行する事で、強制的に全画面にする事ができます。
[F4]で解除する事もできます。



■変数操作: Sys138:画面モード[ウィンドウ:0/仮想全:1/全:2] = 2 + 0
この設定を実行した時にテストプレイの場合は、[F11]を押してもフルスクリーンが解除できないので、
ゲーム内にゲームを終了させる設定が無い場合は、[Alt]+[F4]による強制終了を実行する必要があります。


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■[Sys139:[P]ズームアウト時マップ拡張表示 1:ON]
[読み取り・書き込み可能][プロ版のみ利用可能]

マップをズームアウトした時に、ゲーム画面の外にあったマップ画面を表示するかどうかを設定します。



■マップエフェクト:[ズーム] 中心X 160 / 中心Y 120 / 60% (0)フレーム
以下は上記の設定を実行した時のゲーム画面の表示例です。

システム変数[139]=0 システム変数[139]=1

縮小して、かなり広範囲を表示しようとすると処理負担が大きくなります。

また小さなマップでマップにループ設定がある場合、
縮小するとマップイベントの表示が正常に行われない事があります。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[139]1

初期値はゲーム起動時に自動的に設定されるため、
初期値を設定しているコモンイベントの設定はありません。


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■[Sys141:[P]システム言語[日本語:0/英語:1]
[読み取り・書き込み可能][プロ版のみ利用可能]

エラー表示(緑帯の文字)を日本語か英語で切り替える事ができます。

システム変数[141]=0 システム変数[141]=1



初期値は以下のとおりです。
システム変数[141]0


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■[Sys143:[読]処理可能コマンド[通常0/プロ版1]]
[読み取り専用]

システム変数[143]=0通常版
システム変数[143]=1プロ版

現在実行しているゲームが通常版(無料版)で起動しているのか、
プロ版で起動しているのかを判断する時に使います。


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■[Sys146:DirectInputならPS/Swiコン準拠?=1(1推奨)]
[読み取り・書き込み可能]

sys146 設定内容
1 DirectInputが使われている「PS4/PS5」や「Switch」のコントローラを自動判別し、
右スティックやトリガー情報が取得できるようになります。
0 コントローラ独自の仕様で右スティックやトリガーの情報を取得するため、
上手く情報が取得できない可能性があります。



初期値は以下のとおりです。
システム変数[146]1


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■[Sys148:[P]次起動時 画面拡大率[0.1%]]
[読み取り・書き込み可能][プロ版のみ利用可能]

ゲームの基本設定[Pro専用]」で設定した起動時のウィンドウの拡大率を変更する時に使います。

【ゲームの基本設定[Pro専用]の「[Pro]デフォルトのウィンドウ拡大率」の説明を見る】



初期値は以下のとおりです。
システム変数[148]-1

「-1」の場合は「ゲームの基本設定[Pro専用]」で設定した拡大率になります。

システム変数[148:[P]次起動時 画面拡大率[0.1%]]に「500」を設定した場合は、
次回起動時には「500=50.0%」の拡大率でゲーム画面が表示されます。



システム変数[148:[P]次起動時 画面拡大率[0.1%]]の情報は、ファイル「Game.ini」に保存されます。



このファイル内にある…
Start_Window_Scale[x0.1]=500
を編集する事で、指定した画面サイズで表示する事ができます。
(「-1」を設定すると「ゲームの基本設定[Pro専用]」で設定した拡大率になります)



セーブデータに保存されたシステム変数[148:[P]次起動時 画面拡大率[0.1%]]は使用されないため、
セーブデータをロードしても、保存されていたシステム変数[148:[P]次起動時 画面拡大率[0.1%]]の値にはなりません。


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