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アイテム「世界地図」を使うと地図が表示される
■大きな世界地図に主人公の現在位置を表示する
(更新:2020/07/05)


ゲーム画面のサイズと同じ世界地図に主人公の現在位置を表示するイベントを設定します。



今回はマップサイズが「横80×縦60マス」の場合の設定例です。

ショートカット
■アイテムの準備
■基本設定
■マップごとにそのマップの地図を表示する
■現在位置の表示を点滅させる


  
■アイテムの準備

アイテム「世界地図」を準備してください。

設定名 設定内容
名前 世界地図
種別 スイッチ
使用回数 無制限
ONにするスイッチ [0001:地図表示]
使用可能な場面 フィールドのみ

※他の設定項目は自由に設定してください。




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■基本設定

地図画像現在位置を表示する画像を用意してください。

地図画像のサイズはゲーム画面のサイズと同じ(横320×縦240ピクセル)にして、
素材管理の「Picture」にインポートしてください。

地図 現在位置の表示用



イベント設定の前に世界マップのマップIDを確認してください。





下記のイベント設定に…
◆変数の操作:[0001:X表示位置]加算,2
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]加算,2
と言った設定があります。

これは表示位置の微調整を行う設定です。



主人公の現在位置は地図画像のマスの左上に表示されます。
そのため、狭いマップの地図表示では、現在位置が若干マスの左上になります。

フィールド画面 地図表示

今回の設定では、マップのマス数が「80×60マス」に対して、
地図画像のサイズが「320×240ピクセル」であり、「1マス=4ピクセル」になります。
そのため、「X+2ピクセル」「Y+2ピクセル」にして、
出来る限りマスの中央に現在位置が表示されるようにしています。

フィールド画面 地図表示(縦横+2で微調整)



世界マップではないマップで地図を開いた時には、
世界マップ上でそのマップの入り口となる位置を現在位置として表示します。

例えば、世界マップ上でマップID「2」の入り口がこの座標である場合、
イベント設定は以下のように設定します。

◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が2
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]代入,13
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]代入,47
 ◆
:分岐終了



地図画像を表示するイベントをコモンイベントに設定します。

■コモンイベント

イベント開始条件:自動的に始まる
出現条件スイッチ:[0001:地図表示]

◆スイッチの操作:[0001:地図表示]をOFFにする
◆現在の場所を記憶:[0003],[0001],[0002]
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が2<マップID「2」にいる時
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]代入,13
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]代入,47
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が3<マップID「3」にいる時
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]代入,48
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]代入,33
 ◆
:分岐終了
◆変数の操作:[0001〜0002]乗算,2000
◆変数の操作:[0001:X表示位置]除算,79<マップの横マス数−1
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]除算,59<マップの縦マス数−1
◆変数の操作:[0001:X表示位置]乗算,316<表示するマップの横ピクセル数−1マス分のピクセル
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]乗算,236<表示するマップの縦ピクセル数−1マス分のピクセル
◆変数の操作:[0001〜0002]除算,2000
◆変数の操作:[0001:X表示位置]加算,2<表示微調整用
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]加算,2<表示微調整用
◆ピクチャーの表示:1,世界地図(160,120)(透明色:なし)
◆ピクチャーの表示:2,現在位置(V[0001],V[0002])(透明色:あり)
◆キー入力の処理:[0004:キー](全てのキー/オプション:ON)
◆ピクチャーの消去:1
◆ピクチャーの消去:2



なお、世界マップ以外ではアイテムを使用しても地図が表示されないようにする場合は…
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が2
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]代入,13
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]代入,47
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が3
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]代入,48
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]代入,33
 ◆
:分岐終了
の部分を…
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が1以外
 ◆文章:ここでは使用できません。
 ◆イベント処理の中断
 ◆
:分岐終了
に変えてください。


以上で設定完了です。


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■マップごとにそのマップの地図を表示する

マップごとにそのマップの地図画像を表示する場合は、以下のように設定してください。

■コモンイベント

イベント開始条件:自動的に始まる
出現条件スイッチ:[0001:地図表示]

◆スイッチの操作:[0001:地図表示]をOFFにする
◆現在の場所を記憶:[0003],[0001],[0002]

◆変数の操作:[0001〜0002]乗算,2000<位置を移動
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が1
 ◆ピクチャーの表示:1,世界地図(160,120)(透明色:なし)<条件分岐内へ移動
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]除算,79<条件分岐内へ移動
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]除算,59<条件分岐内へ移動
 ◆
:分岐終了

◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が2
 ◆ピクチャーの表示:1,map02(160,120)(透明色:なし)
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]除算,39<マップID2の横マス数−1
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]除算,29
<マップID2の縦マス数−1
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が3
 ◆ピクチャーの表示:1,map03(160,120)(透明色:なし)
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]除算,47<マップID3の横マス数−1
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]除算,55
<マップID3の縦マス数−1
 ◆
:分岐終了
◆変数の操作:[0001:X表示位置]乗算,316
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]乗算,236
◆変数の操作:[0001〜0002]除算,2000
◆変数の操作:[0001:X表示位置]加算,2
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]加算,2
◆ピクチャーの表示:2,現在位置(V[0001],V[0002])(透明色:あり)
◆キー入力の処理:[0004:キー](全てのキー/オプション:ON)
◆ピクチャーの消去:1
◆ピクチャーの消去:2


以上で設定完了です。


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■現在位置の表示を点滅させる

現在位置の表示が点滅するように設定します。





下記のイベント設定に…
◆変数の操作:[0005:点滅カウント]剰余,60
と言った設定があります。

この「剰余60」の設定により、
変数[0005:点滅カウント]の値が「60」になったら「0」に戻り、
変数[0005:点滅カウント]の値が常に「0〜59」になります。

点滅は…
[0005:点滅カウント]が「0〜29」 → 表示する (透明度:0%)
[0005:点滅カウント]が「30〜59」→ 表示しない(透明度:100%)
と言った仕様で点滅します。



■コモンイベント

イベント開始条件:自動的に始まる
出現条件スイッチ:[0001:地図表示]

◆スイッチの操作:[0001:地図表示]をOFFにする
◆現在の場所を記憶:[0003],[0001],[0002]
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が2
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]代入,13
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]代入,47
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0003:現在のマップID]が3
 ◆変数の操作:[0001:X表示位置]代入,48
 ◆変数の操作:[0002:Y表示位置]代入,33
 ◆
:分岐終了
◆変数の操作:[0001〜0002]乗算,2000
◆変数の操作:[0001:X表示位置]除算,79
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]除算,59
◆変数の操作:[0001:X表示位置]乗算,316
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]乗算,236
◆変数の操作:[0001〜0002]除算,2000
◆変数の操作:[0001:X表示位置]加算,2
◆変数の操作:[0002:Y表示位置]加算,2
◆ピクチャーの表示:1,世界地図(160,120)(透明色:なし)
◆ピクチャーの表示:2,現在位置(V[0001],V[0002])(透明色:あり/透明度:0)
◆変数の操作:[0005:点滅カウント]代入,0
◆ラベルの設定:1番
◆ウェイト:0.0秒

◆キー入力の処理:[0004:キー](全てのキー/オプション:OFF)<オプションのチェックを外す
◆条件分岐:変数[0004:キー]が0<何もキーが押されていない時
 ◆変数の操作:[0005:点滅カウント]加算,1
 ◆変数の操作:[0005:点滅カウント]剰余,60
 ◆条件分岐:変数[0005:点滅カウント]が30より小さい
  ◆ピクチャーの移動:2,(V[0001],V[0002]),0.0秒(透明度:0)
  ◆
 :それ以外の場合
  ◆ピクチャーの移動:2,(V[0001],V[0002]),0.0秒(透明度:100)
  ◆
 :分岐終了
 ◆指定ラベルへ飛ぶ:1番
 ◆
:分岐終了

◆ピクチャーの消去:1
◆ピクチャーの消去:2


以上で設定完了です。


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