WOLF RPGエディター(ウディタ)[3.175]/基本システム【サイトトップへ戻る】
■コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]の解説
(更新:2023/04/24)


コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]って何?
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]って何?

コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]は装備を変更する画面にて、
他の装備品に変えた場合のパラメータの増減量を計算する時に使います。

▼矢印で示した数値を算出する時にこのコモンイベントを使います




このコモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]で算出されたパラメータの増減量は、
可変DB[18:基本システム用変数]データ[40〜49]に保存されます。

実際に画面上に表示する処理はコモンイベント[093:X[移]装備画面描画]で行います。


▲トップへ戻る▲


  
■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「外す装備コート」

外す装備品の装備コードを設定。
-1 装備品なし
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
▼数値2/コモンセルフ1「装着装備コード」

装着する装備品の装備コードを設定。
-1 装備品なし
複数の専有設定がある時の計算処理で呼び出した時
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
▼数値3/コモンセルフ2「結果を加算?」

処理方法を設定。
[0]加算しない セルフ[50〜59]を初期化して差分を算出。
[1]加算する セルフ[50〜59]を初期化しないで、前に処理した差分データに加算する形で算出。
例えば「身体」と「装飾1」の両方を専有する装備を行う場合、
外す装備品は「身体」と「装飾1」の両方を合わせたパラメータが対象になります。
そのため、このコモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]は2回呼び出され、
1回目は「新たな装備品−身体」の計算結果を代入セルフ[50〜59]に設定され、
2回目は「新たな装備品−装飾1」で計算結果が加算セルフ[50〜59]に設定されます。
▼結果を返す「装備外せない」(セルフ変数[99:補充フラグ])

外せない装備があった場合は「1」を返します。


▲トップへ戻る▲


  
■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]を呼び出しているコモンイベントの一覧です。
なお、コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]から呼び出しているコモンイベントはありません。

コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
109:X[移]装備欄_選択実行 装備を変更する画面を操作した時に呼び出されます。
130:X┣[移]装備欄実行 装備を変更する画面を表示する時に呼び出されます。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


▲トップへ戻る▲


  
■セルフ変数の一覧

コモンイベント[114:X[移]装備パラメータ差分算出]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 外す装備コード 外す装備品の装備コードを設定。
-1 装備品なし
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
1 装着装備コード 装着する装備品の装備コードを設定。
-1 装備品なし
複数の専有設定がある時の計算処理で呼び出した時
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
2 結果を加算? 処理方法を設定。
0 セルフ[50〜59]を初期化して差分を算出。
1 セルフ[50〜59]を初期化しないで、
前に処理した差分データに加算する形で算出。
10 一時変数A ユーザーDB[3:武器]項目[16:一度付けたら外せない?]
ユーザーDB[4:防具]項目[15:一度付けたら外せない?]の取得で使用。
36行目にあるループ処理の処理内容の種類設定で使用。
0 外す装備品のパラメータをセルフ[50〜59]に減算。
1 装着する装備品のパラメータをセルフ[50〜59]に加算。
20 装備コード 処理する装備コードをセルフ[0〜1]から設定。
21 一時装備番号 データIDの算出に使用。
武器 ユーザーDB[3:武器]データID
防具 ユーザーDB[4:防具]データID
50 MaxHP変化値総計 最大HPの差分量を設定。
51 MaxSP変化値総計 最大SPの差分量を設定。
52 攻撃力変化値総計 攻撃力の差分量を設定。
53 防御力変化値総計 防御力の差分量を設定。
54 精神攻撃変化値総計 精神攻撃の差分量を設定。
55 精神防御変化値総計 精神防御の差分量を設定。
56 敏捷度変化値総計 敏捷性の差分量を設定。
57 命中率変化値総計 命中率の差分量を設定。
58 回避率変化値総計 回避率の差分量を設定。
59 クリティカル率変化値総計 クリティカル率の差分量を設定。
99 装備外せない? [結果を返す]で使用。
外せない装備があった場合は「1」を設定。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


▲トップへ戻る▲


  
■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
6 セルフ[99]に「0」を設定。
もしも外せない装備品を装備している場合はセルフ[99]に「1」が設定されて、
呼び出し元のコモンイベントに「1」が返されます。
7-11 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf2[結果を加算?] が 0 と同じ
セルフ[50〜59]を初期化する場合は分岐。
  9 セルフ[50〜59]に「0」を設定し、初期化を実行。
13-32 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[外す装備コード] が 10000 以上
アイテムコードの場合は分岐。
  15-18 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[外す装備コード] が 29999 以下
武器の装備コードの場合は分岐。
    17-18 ユーザーDB[3:武器]項目[16:一度付けたら外せない?]セルフ[10]に取得。
  20-22 ◇分岐: 【2】 [ CSelf0[外す装備コード] が 39999 以下 ]の場合↓
防具の装備コードの場合は分岐。
    22 ユーザーDB[4:防具]項目[15:一度付けたら外せない?]セルフ[10]に取得。
  25-30 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 1 と同じ
外せない装備品だった場合は分岐。
    27-28 セルフ[99]に「1(外せない)」を設定し、【イベント処理中断】を実行。
36-93 ■回数付きループ [ 2 ]回
1回目は外す装備品のパラメータをセルフ[50〜59]に設定し、
2回目は装着する装備品のパラメータをセルフ[50〜59]に設定します。
  38-40 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 0 と同じ
外す装備品のパラメータをセルフ[50〜59]に設定する場合は分岐。
    40 セルフ[20]に外す装備品の装備コードを設定。
  42-43 ◇分岐: 【2】 [ CSelf10[一時変数A] が 1 と同じ ]の場合↓
装着する装備品のパラメータをセルフ[50〜59]に設定する場合は分岐。
    43 セルフ[20]に装着する装備品の装備コードを設定。
  46-91 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[装備コード] が 20000 以上
装備コードである場合は分岐。
    48-53 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 0 と同じ
外す装備品のパラメータをセルフ[50〜59]に設定する場合は分岐。
      50-51 ▼ マイナスの値にする (マイナス状態で加算してまたマイナスする=引いてることになる)
セルフ[50〜59]に「乗算-1」を設定し、マイナス値に変更。
この状態で装備品のパラメータを加算する事で「攻撃力+10」が「攻撃力−10」になり、
装備を外した時には「攻撃力が10減る」と言った設定になります。
この「乗算-1」の処理は87行目でも行っており、
これにより次に処理する装着する装備品のパラメータの増減設定は、
普通に「攻撃力+10」の設定になります。
    54-67 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf20[装備コード] が 29999 以下
武器の装備コードの場合は分岐。
      56-67 ユーザーDB[3:武器]項目[6〜15]セルフ[50〜59]に加算。
    69-81 ◇分岐: 【2】 [ CSelf20[装備コード] が 39999 以下 ]の場合↓
防具の装備コードの場合は分岐。
      70-81 ユーザーDB[4:防具]項目[5〜14]セルフ[50〜59]に加算。
    84-89 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf10[一時変数A] が 0 と同じ
外す装備品のパラメータをセルフ[50〜59]に設定する場合は分岐。
      86-87 ▼ マイナスの値にする (マイナス状態で加算してまたマイナスする=引いてることになる)
セルフ[50〜59]に「乗算-1」を設定し、プラス値に戻します。
94-104 ▼ ここで変化値を格納する
差分の処理結果(セルフ[50〜59])を可変DB[18:基本システム用変数]データ[40〜49]に設定。


▲トップへ戻る▲



◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

YADOT-WOLFトップ  気紛れな空間へ戻る  メール