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■エラー表示:「マップツリーデータが壊れています」
(更新:2015/11/21)


プロジェクトを開こうとしたら(ツクールを起動したら)、
このようなエラーが出ましたか?





このエラーは、マップツリーを記憶しているファイル(RPG_RT.lmt)破損し、
ファイルが開けなくなった時に発生するエラーです。

▼マップツリー(マップデータリスト)


ファイルが破損しますと、バックアップでも無い限り、元に戻す事はできません。

またマップツリーのファイルが無いと、ツクール上で作品を開く事ができませんので、
作品の制作自体が続行不可能になります。

RPGツクール2000のエラーの中でも最も発生して欲しくないエラーであると言えます。



☆原因が不明

このエラーは、ファイルの破損によって発生する事は分かっていますが、
そのファイルの破損がなぜ起こったのか?がよく分からない所が、
このエラーの最大の特徴と言えます。



★何らかのソフトウェアが原因

ツクールを使っている時に、ツクールと別のソフトウェアが動いており、
そのソフトウェアが原因でファイルを破損している可能性があります。

YADOの経験では、Windowsの更新(WinXPのSP1への移行)の時に、
ツクールで作品を制作していたら、Windowsの更新がフリーズして、
その後制作中の作品のマップツリーのファイルが破損しました。

この例は、あくまでYADOのパソコン上で起こった事であり、
「Windowsの更新=ファイル破損」と言う訳ではありませんが、
一応何らかのバージョンアップやインストールなどを行う時には、
ツクールを使わない方が良いかもしれません。



★記憶装置が原因

パソコン本体には、何らかの記憶装置が入っています。

この記憶装置には、パソコンを動かすためのデータが保存されており、
ツクールの作品データも基本的にこのパソコン内の記憶装置に保存されます。

殆どのパソコンの記憶装置は、HDD(ハードディクスドライブ)であり、
ツクールの作品データもHDDに保存されていると言えます。



HDDは、ハード(堅い)ディスク(円盤)が高速で回転し、
データの呼び出し&書き込みを行っています。

基本的にパソコンを使用している間はHDDが回転し続けており、
パソコンを使い続ける事でHDDが消耗し、いずれは壊れます。

もしも古いパソコンを使用していて、
特にソフトウェアのインストール(バージョンアップ)などを行っておらず、
急に「マップツリーデータが壊れています」のエラーが出てきた時には、
HDDの故障を疑った方が良いでしょう。



HDDの故障が原因である場合は、マップツリーデータの破損だけでなく、
パソコン全体に影響が出てくる可能性があります。

ツクール作品で言えば、マップが開けなくなったり、画像が開けなくなったりします。

ツクール以外では、例えば写真ファイルが開かなくなったり、
パソコン起動時などで今まで表示されなかったエラーが表示したり、
青い画面が頻繁に出るようになったりします。

最悪な場合は、ある日突然パソコンの電源ボタンを押しても、
パソコンが起動しなくなる事もあります。



リカバリー(パソコンを買った時の状態に戻す)を行えば元に戻る事もありますが、
HDDの故障が原因の場合は、
暫く使用すると再びファイル破損などの問題が発生する可能性があります。

HDDの故障は、パソコンの使い方などにもよりますが、
パソコンを買って6年以上経ったら、注意した方が良いでしょう。

なお、運悪く不良品に捕まった時には、1年もしない内に壊れる事もあります。



HDDの故障が原因である場合は、
HDDを交換する事で再びパソコンが買った時の状態に戻せます。

意外と「パソコンが動かなくなった」と言った場合は、
HDDを買ってきて取り替えるだけで、パソコンが動くようになる場合もあります。



▼注意点

パソコンが動かなくなった=HDDの故障」ではないので、
HDDを替えても動かない可能性もあります。
HDDを買い替えた場合は、
Windowsを含めた様々なソフトウェアをインストールし直す必要があります。
パソコンが動かない時にHDDを替えて直るかどうかは『運』が必要になります。

またパソコンが古く、最新のソフトウェアが使えないなどの不便がある場合は、
HDDを替えずに新しいパソコンを買ってしまうと言う手もあります。

但し、ネット認証のあるソフトウェアでは、
買い替え時のソフトウェアの移動に対応していない場合もあり、
新しいソフトウェアを買い直す必要が出てくる事もあります。



☆対策

「マップツリーデータが壊れています」はいつ発生するのかが分からないので、
常日頃からバックアップを取っている事が最も良い対策であると言えます。

【公開用・バックアップ用の圧縮ファイルを作るのページを開く】



バックアップは、パソコン内蔵のHDDの保存は避けて
USBメモリなどの外部記憶装置に保存した方が良いです。

※USBメモリのデータも破損する事があり、長期保存には向きませんが、
 毎日のバックアップくらいなら問題ないでしょう。
※RPGツクール2000の作品データは比較的容量が小さいので、
 8GB以下の容量の少ない安いUSBメモリでも問題ないでしょう。



ツクール作品のバックアップを取るタイミングは、
YADOの場合は1日の作業が終わった時に行っています。

バックアップはファイルの破損に備える場合もありますが、
ファイル破損はYADOの場合は、約10年間で2〜3回ほどしかなく、
それでも毎日バックアップを取っている理由は、
制作中に間違えてイベント設定を削除して保存しても、
すぐに昨日の状態に復活させる事ができるからです。

バックアップは少々面倒ですが、特に長期制作になる作品制作では、
定期的なバックアップを取る事をお勧めします。



☆バックアップでの注意点

「マップツリーデータが壊れています」のエラーの特徴は、
ツクールを終了した時(プロジェクトを閉じた時)には、
マップツリーのファイルが破損している事が分からず、
次にツクールを起動した時(プロジェクトを開く時)になって、
初めてファイルが破損している事が分かる所が特徴です。

そのため、ファイルの破損に気付かず、古いバックアップデータを上書き保存して、
手元に破損したファイルのみしか残らないと言った事になる場合もあります。



このような問題を防ぐには、
バックアップのファイル名(フォルダ名)に「Project1 090221」などと年月日を入れ、
前のバックアップも残す形で新しいバックアップを保存すると良いでしょう。

バックアップデータがいくつか溜まりましたら、
古いバックアップデータから順に削除していけば良いでしょう。



素材が多い作品の場合で、昨日と素材内容が変わっていない場合は、
素材フォルダを除いたファイル部分だけをバックアップしても良いでしょう。



作品データを圧縮して保存するのも良いですが、
ごくまれに圧縮処理が失敗する(解凍できない)場合があります。

圧縮して保存する場合は、古いバックアップデータを残しておいた方が良いでしょう。



バックアップで意外と忘れてしまいそうなのが、インポート前の素材ファイルです。

通常はツクールの作品データのバックアップに画像ファイルも含まれているので、
インポート前の画像ファイルなどをバックアップする必要はありませんが、
レイヤー機能付きで保存した画像ファイル256色以下に減色する前の画像ファイル
または3DCGなどで作られたファイルなどは、
作品データとは別にバックアップを取っておく必要があります。

※インポート前のファイルのバックアップを取っておらず、
 作品内の画像修正が困難になる事もあります。




☆エラーが起きてしまった時の救済策

「マップツリーデータが壊れています」のエラーが発生した場合、
バックアップデータが無い限り、元の状態に戻す事はできません。

救済策としては、他の作品データからマップツリーのファイルを持ってくる方法があります。

当然ながら他の作品データのマップツリーなので、
元々のマップツリーの状態とは異なりますが、それでも制作中の作品を開く事ができ、
マップツリーの状態さえ直せば、制作を再開する事ができます。

※作業手順は『Windows10』で作成しています。



【1】

ツクールの作品データが保存されているツクールのフォルダを開いてください。

ツクールのフォルダの開き方が分からない方はこちらを参照
http://yado.tk/2k/01_shoshin/004_foruda/



【2】

問題が発生している作品のフォルダごとコピーして、
デスクトップなどの別の所に貼り付けてください。

※この貼り付けた作品データは、万が一のためのバックアップデータです。
 作業が無事に完了しましたら削除してください。



【3】

問題が発生している作品のフォルダを開いてください。
そして「表示」のタブをクリックし、「一覧」の表示にしてください。

また「ファイル名の拡張子」にチェックが入っていない場合は、
クリックしてチェックを入れてください。





【4】

↑のフォルダを表示したままツクールを起動し、新規プロジェクト作成を行ってください。





【5】

新規プロジェクト作成のマップツリーにて、
問題が発生している作品にあるマップ番号の分だけ、新規マップを作成してください。



下図はマップ用のファイルが「Map0001〜0005」まであるので、
マップツリーにも「Map0001〜0005」を作成しています。





マップ用のファイルに欠番がある場合(下図では「Map0003」と「Map0006」が欠番)は、
マップツリーではまずは最も大きいマップ番号(下図では「Map0007」)まで作成し、
あとから存在しないマップ番号をマップツリーから削除してください。





マップツリーでマップを増やす作業は、
まず「MAP0001」を「右クリック→コピー」を実行して、
作品名(Untitled)の所で「右クリック→貼り付け」を実行し続ければ、
短時間でマップを増やす事ができます。



【6】

マップツリーの準備ができましたら、
新規プロジェクト作成の作品を保存してツクールを終了してください。



【7】

ツクールのフォルダにて、新規プロジェクト作成の作品フォルダを開き、
フォルダ内にあるファイル「RPG_RT.lmt(LMTファイル)」をコピーしてください。



【8】

ツクールのフォルダにて、問題が発生している作品のフォルダを開き、
ファイル「RPG_RT.lmt(LMTファイル)」を貼り付けてください。

貼り付けを実行した時に置換確認の画面が表示されますので、
ここでは「ファイルを置き換える」を選択してください。





これで問題が発生している作品データが、
ツクールの「プロジェクトを開く」から開けるはずです。

マップツリーは設定し直しになります。
元々のマップツリー

救済策後のマップツリー

マップ名を付け直したり、
マップ名の上からドラッグ(マウスの左ボタンを押しながら移動)して、
マップの位置を移動してマップの親子関係を戻したりしてください。



全ての作業が完了しましたら、
まず復活した作品データのバックアップを取ってください。

バックアップを取りましたら、一度ツクールを終了して再びツクールを起動し、
ちゃんと作品が開くかどうかを確認してください。

ちゃんと作品が開きましたら、新規プロジェクト作成の作品データや、
最初にバックアップで残したおいた古いバックアップデータを削除してください。



◎関連ページ

●公開用・バックアップ用の圧縮ファイルを作る
●ファイル形式について

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