WOLF RPGエディター(ウディタ)/初心者【サイトトップへ戻る】
■1回だけ自動的に実行するイベント
(更新:2024/01/09)


「自動実行」や「並列実行」が1回だけ実行するイベントの設定方法を紹介します。


ショートカット
■自動実行と並列実行は何度も実行する仕様です
■起動条件に変数を設定
■起動条件に変数を設定+複数ページを設定
■イベントの一時消去を使う

「自動実行」「並列実行」の基本情報は別ページに記載しています。
【「自動実行」「並列実行」に関するページを見る】


  
■自動実行と並列実行は何度も実行する仕様です

以下のマップイベントを設定したマップに主人公が移動してくると、
自動的にイベントが実行して「こんにちわ!」が表示されます。

■マップイベント

起動条件:自動実行(または並列実行)
起動条件変数:なし

■文章:こんにちわ!

決定キーを押すと「こんにちわ!」の表示が消去しますが、
「自動実行」や「並列実行」の場合は起動条件を満たしている限り、
イベント処理が何度も実行される仕様になっているため、
上記の設定では「こんにちわ!」が半永久的に何度も表示されます。

そのため、1回だけ表示されるようにする場合は、追加設定が必要になります。



イベントが1回だけ実行するようにする設定方法は、
起動条件に変数を設定
起動条件に変数を設定+複数ページを設定
イベントの一時消去を使う」などと複数の設定方法があります。

設定したいイベント内容を合わせて、設定方法を選択してください。


▲トップへ戻る▲


  
■起動条件に変数を設定

起動条件に変数を設定し、
イベントを実行したら変数の値を変えて起動条件を満たさないようにして
二重にイベントが実行しないようにします。



■マップイベント

起動条件:自動実行
起動条件変数:Self0:セルフ変数0 が 0 と同じ

■文章:こんにちわ!
■変数操作: このEvのセルフ変数0 = 1 + 0

変数の値はゲーム開始時に全て「0」になっているため、
上記の「Self0:セルフ変数0 が 0 と同じ」は起動条件を満たした状態となり、
イベントが実行します。

そして「こんにちわ!」を表示したあとに「このEvのセルフ変数0 = 1」を実行すると、
起動条件の「[Self0:セルフ変数0]が「0」と同じ」が満たされなくなり、
イベントの実行は1回だけになります。



起動条件を満たさなくなると、このマップイベントは消えてしまい、
マップイベントに設定したグラフィックも消えてしまいます。

もしも自動実行を1回実行したあともグラフィックを表示し続けたい場合は、
下記の■起動条件に変数を設定+複数ページを設定で設定してください。


▲トップへ戻る▲


  
■起動条件に変数を設定+複数ページを設定

マップイベントに複数のページを設定すると、
起動条件を満たしている最も大きいページのみが表示されます。

例えば…
1ページ目=起動条件を満たしている
2ページ目=起動条件を満たしていない

と言った場合は、1ページ目が表示されます。

1ページ目=起動条件を満たしている
2ページ目=起動条件を満たしている

と言った場合は、2ページ目が表示され、1ページ目は表示されません。

この仕様を利用して、
1ページ目の自動実行を実行したあとに2ページ目を表示する事で、
1ページ目の自動実行が1回だけの実行になります。



■マップイベント

▼1ページ目
グラフィック:ネコ
起動条件:自動実行
起動条件変数:なし

■文章:おおっと、まずい!
■変数操作: このEvのセルフ変数0 = 1 + 0



▼2ページ目
グラフィック:イヌ
起動条件:決定キーで実行
起動条件変数:Self0:セルフ変数0 が 1 と同じ

■文章:オレの姿が一瞬ネコの姿に見えたって?\nそんなバカな!

上記設定の場合は、ゲーム開始時の変数の値が「0」であるため、
2ページ目の「Self0:セルフ変数0 が 1 と同じ」の起動条件を満たしておらず、
まずは1ページ目の自動実行が実行します。

そして1ページ目の最後にある「このEvのセルフ変数0 = 1」によって2ページ目が出現し、
2ページ目が表示されている状態では1ページ目が実行できなくなるため、
1ページ目の自動実行は1回だけの実行になります。


▲トップへ戻る▲


  
■イベントの一時消去を使う

イベントコマンド【イベントの一時消去】を使って、
1回だけ実行するイベントを設定する事もできます。





■マップイベント

起動条件:自動実行
起動条件変数:なし

■文章:こんにちわ!
■イベントの一時消去:このEv (0フレーム)

上記設定の場合は「こんにちわ!」を表示したあとに、
【イベントの一時消去】の実行によって、このマップイベントが消去されます。

マップイベントを消去すると、自動実行が実行できなくなるため、
イベントの実行は1回だけになります。



【イベントの一時消去】で消去したマップイベントは、
一度別のマップへ移動して戻ってくると復活します。

そのため、別のマップへ移動して戻ってきた時に、
再び自動実行が実行して欲しくない場合は、■起動条件に変数を設定で設定してください。

逆に別のマップから戻ってくる度に、毎回1回だけイベントを実行したい時には、
この【イベントの一時消去】を使う方法が有効的です。

例えば別のマップから移動してきた時に、
毎回ピクチャでマップ名を表示するイベントを実行する場合は、
【イベントの一時消去】を使って設定すると、楽に設定する事ができます。


▲トップへ戻る▲



◎関連ページ

◆「マップイベント」と「コモンイベント」
┣◆マップイベント用のイベントウィンドウの説明
┃┗◆「イベントID」について
┣◆コモンイベントエディタ画面の説明
┃┗◆「入力の数 / 結果を返す」の説明
┣◆「自動実行」と「並列実行」の説明
┃┗◆1回だけ自動的に実行するイベント
┗◆イベントコマンド表示欄について

YADOT-WOLFトップ  気紛れな空間へ戻る  メール