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■コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]の解説
(更新:2023/04/24)


コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]って何?

コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]は、
決定キーやサブキーを押している場合、ウェイトの時間が短くなるようにする時に使います。

基本システム内では戦闘中に使われており、
決定キーやサブキーを押し続ける事でダメージを受けた時などの演出速度が速くなり、
戦闘処理の進行速度が速くなります。



セルフ[0]=60」でこのコモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]を呼び出した場合は、
キーの押し方で以下のようにウェイト時間が変わります。

決定キー サブキー 値の変化 処理後のウェイト時間
押さない 押さない 変化なし 60
押し続ける 押さない 2分の1 30
押さない 押し続ける 3分の1 20
押し続ける 押し続ける 4分の1 15



キーを押し続けるとウェイト時間が短くなる処理は、
コモンイベント[060:X[共]ウェイト2(キー押しで加速)]にもあります。

コモンイベント[060:X[共]ウェイト2(キー押しで加速)]の方はイベントコマンド【ウェイト】の設定があり、
ウェイト時間が無くなるまではコモンイベント[060:X[共]ウェイト2(キー押しで加速)]の処理が続きます。

一方でコモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]の方は単にウェイト時間の計算のみが行われ、
計算されたウェイト時間はイベントコマンド【ピクチャ移動】の「処理時間」の設定などで使われます。

そのため【ウェイト】を実行する場合はコモンイベント[060:X[共]ウェイト2(キー押しで加速)]を使い、
【ウェイト】を実行しない場合はコモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]を使います。



使用例としては、例えば主人公がダメージを受けた時には、主人公のステータス画面が下へ移動します。

▼ダメージを受けた瞬間


下へ移動したステータス画面は一定時間をかけて元の位置へ戻りますが、
この戻る時間の計算でこのコモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]を使います。

このコモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]を使う事で、キーを押し続けている場合は、
素早くステータス画面が元の位置へ戻るため、結果的に戦闘処理が速くなります。


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆対応するキーの種類を増やしたい。
◆キーを押した時の残りウェイトの減り方を変えたい。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「ウェイトするフレーム」

ウェイト時間を設定。
▼結果を返す「実ウェイト」(セルフ変数[0:ウェイトするフレーム])

キー押しの有無によって算出されたウェイト時間を返します。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]を呼び出しているコモンイベントの一覧です。
なお、コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]から呼び出しているコモンイベントはありません。

コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
178:X[戦]味方欄_単体描画 ダメージを受けた時や逃走時に呼び出されます。
179:X[戦]敵キャラ_単体描画 ダメージを受けた時に呼び出されます。
201:X┗◆戦闘終了処理 戦闘終了時に戦闘画面の画像を消去する時に呼び出されます。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[061:X[共]キー押し加速ウェイト計算]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 ウェイトするフレーム ウェイト時間を設定。
[結果を返す]でも使用。
10 一時キー キーコードの取得に使用。
30 割る数 ウェイト時間を減らす時の「除算」の値を設定。
押されているキーによって、除算値が変わります。
除算1 何も押していない
除算2 決定キーを押している
除算3 サブキーを押している
除算4 決定キー+サブキーを押している

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
4 セルフ[30]に「1」を設定。
何もキーが押されていない場合は、このままセルフ[30]の値は「1」のままになります。
5-10 決定キーが押されている場合は分岐し、セルフ[30]に「加算1」を設定し、
セルフ[30]の値を「2」にします。
11-16 サブキーが押されている場合は分岐し、セルフ[30]に「加算2」を設定し、
セルフ[30]の値を「3」にします。
決定キーも押されている場合はセルフ[30]の値は「4」になります。
17 セルフ[0]セルフ[30]の値を除算し、
キーが押されていた場合はウェイト時間を短くします。
キー押し状況 セルフ[30] 除算値
何も押していない 1 除算1
決定キー 1+1 除算2
サブキー 2+1 除算3
決定キー+サブキー 1+2+1 除算4
18 「下限1」で最低でもウェイト時間が「1以上」になるようにしまう。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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