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■コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]の解説
(更新:2023/04/24)


コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]って何?

コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]は、
メニュー画面にて技能やアイテムの選択画面で最後に選択していたカーソル位置を取得する時に使います。

例えば前に「ヒール」を使用していた場合、再び同じ主人公の技能の選択画面を開くと、
最初に「ヒール」が選択している状態になります。



取得できる情報は以下の2つです。

設定名 対象 保存内容
[-1][移動]アイテム 共有 アイテムの選択画面のカーソル位置を保存
[0][移動]技能(要キャラ指定) 個別 技能の選択画面のカーソル位置を主人公ごとに保存

[-1][移動]アイテム」は個別の主人公の設定が無いので、可変DB[18:基本システム用変数]に保存されます。

[0][移動]技能(要キャラ指定)」は主人公ごとに可変DB[17:×主人公一時DB]に保存されます。

なお、この選択位置の保存は「一覧の最初から数えて何番目を選択していたのか」を保存するものなので、
前と一覧の並び方が変わっている場合は、前とは異なるものを選択する場合があります。



このコモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]は最後に選択していた位置を取得する専用であり、
最後に選択していた位置を保存する処理コモンイベント[117:X[移]記憶キー位置設定]で行います。



なお、メニュー画面の「システム」にある「キー位置保存」をOFFにすると、
可変DB[18:基本システム用変数]データ[56:[システム]キー位置保存]が「0」となり、キー情報の取得が出来なくなります。



キー情報を取得が出来なくなると、カーソルの位置は常に一覧の最初を選択するようになります。


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆取得する情報を増やしたい。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「取得モード」

取得したい情報を設定。
設定値 処理内容
[-1][移動]アイテム アイテムの選択画面のカーソル位置を取得
[0][移動]技能(要キャラ指定) 指定した主人公の技能の選択画面のカーソル位置を取得
[10][戦闘]技能(要キャラ指定) この設定は使用できません
[11][戦闘]アイテム(要キャラ指定) この設定は使用できません
戦闘時のキー位置はコモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]で保存します。
▼数値2/コモンセルフ1「主人公ID」

保存対象となる主人公ID(可変DB[0:主人公ステータス]データID)を設定。
▼結果を返す「キー位置」(セルフ変数[99:返すカーソル位置])

位置情報を返します。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]を呼び出しているコモンイベントの一覧です。
なお、コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]から呼び出しているコモンイベントはありません。

コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
128:X┣[移]アイテム欄実行 アイテムの選択画面を表示する前に呼び出されます。
129:X┣[移]技能欄実行 技能の選択画面を表示する前に呼び出されます。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[116:X[移]記憶キー位置取得]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 取得モード 取得したい情報を設定。
設定値 処理内容
-1 アイテムの選択画面のカーソル位置を取得
0 指定した主人公の技能の選択画面のカーソル位置を取得
1 主人公ID 保存対象となる主人公ID(可変DB[0:主人公ステータス]データID)を設定。
2 カーソル位置 取得するカーソル位置を設定。
99 返すカーソル位置 [結果を返す]で使用。
カーソル位置の情報を呼び出し元のコモンイベントへ返します。
セルフ[0] 取得内容
-1 可変DB[18:基本システム用変数]データ[60:[記憶]移動時アイテム欄カーソル位置]
0 可変DB[17:×主人公一時DB]項目[17:[記憶]移動時技能位置]

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
4 セルフ[99]に「0」を設定。
処理の途中で【イベント処理中断】が実行された場合は、
カーソル位置「0」を呼び出し元のコモンイベントへ返します。
5-11 ▼ もしキー位置保存がオフなら常にカーソル位置「0」を返す
可変DB[18:基本システム用変数]データ[56:[システム]キー位置保存]を取得し、
「0」の場合は分岐し、【イベント処理中断】を実行して、キー情報の取得を中止します。
12-17 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[取得モード] が -1 と同じ
アイテム選択画面のカーソル位置を取得する場合は分岐。
  14-15 ▼ 移動時アイテム欄
可変DB[18:基本システム用変数]データ[60:[記憶]移動時アイテム欄カーソル位置]セルフ[99]に設定。
18-23 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[取得モード] が 0 と同じ
技能の選択画面のカーソル位置を取得する場合は分岐。
  20-21 ▼ 移動時装備
可変DB[17:×主人公一時DB]項目[17:[記憶]移動時技能位置]セルフ[99]に設定。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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