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■コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]の解説
(更新:2023/04/24)


コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]って何?

コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]は、アイテムを使用した時の消費処理を実行します。



武器や防具の場合は、アイテムとして使用した後に、その装備品の消滅や別の装備品に変化する処理も実行します。



またアイテムを減らした後に、
まだアイテムの在庫が残っているかどうかの情報を呼び出し元のコモンイベントに返す処理も実行します。


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■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆アイテムを消費する仕様を変えたい。
 使用後のアイテムの変化を確率で設定するなど。


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■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「アイテムコード」

消費処理を行うアイテムコードを設定。
設定値 処理内容
10000〜19999 ユーザーDB[2:アイテム]データID+10000
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
▼結果を返す「次使用可能?」(セルフ変数[99:次使用可能?])

アイテム使用後に所持数が「1以上」残っている場合は「1」を返します。


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■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]を呼び出しているコモンイベント、
またはコモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]から呼び出しているコモンイベントの一覧です。

コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
118:X[移]アイテム使用効果処理 アイテムを使用した時に呼び出されます。

コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]から呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
050:X[共]アイテム増減 指定したアイテムの所持数を増減する時に使用。
051:X[共]武器増減 指定した武器の所持数を増減する時に使用。
052:X[共]防具増減 指定した防具の所持数を増減する時に使用。
054:X[共]アイテム所持数取得 指定したアイテムの所持数を調べる時に使用。
055:X[共]武器所持数取得 指定した武器の所持数を調べる時に使用。
056:X[共]防具所持数取得 指定した防具の所持数を調べる時に使用。
101:X[移]メニュー時文章表示 アイテム使用時にメッセージを表示する時に使用。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


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■セルフ変数の一覧

コモンイベント[120:X[移]アイテム使用_消費処理]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 アイテムコード 消費処理を行うアイテムコードを設定。
10000〜19999 ユーザーDB[2:アイテム]データID+10000
20000〜29999 ユーザーDB[3:武器]データID+20000
30000〜39999 ユーザーDB[4:防具]データID+30000
9 表示メッセージ 使用時のメッセージ設定がある場合は設定。
10 アイテム番号 アイテム使用 ユーザーDB[2:アイテム]データIDを設定。
武器使用 ユーザーDB[3:武器]データIDを設定。
防具使用 ユーザーDB[4:防具]データIDを設定。
11 アイテム消費タイプ アイテム使用 ユーザーDB[2:アイテム]項目[7:使用回数制限]を取得。
武器使用 ユーザーDB[3:武器]項目[22:アイテム使用で特殊技能?]を取得。
防具使用 ユーザーDB[4:防具]項目[20:アイテム使用で特殊技能?]を取得。
12 変化後アイテム アイテム使用 ユーザーDB[2:アイテム]項目[8:┗消耗後アイテム変化する?]を取得。
0以上 ユーザーDB[2:アイテム]データIDのアイテムに変化する
-1以下 変化なし
武器使用 ユーザーDB[3:武器]項目[26:┗使用後のアイテム変化]を取得。
0以上 ユーザーDB[3:武器]データIDの武器に変化する
-1 消滅する
-2以下 変化なし
防具使用 ユーザーDB[4:防具]項目[24:┗使用後のアイテム変化]を取得。
0以上 ユーザーDB[4:防具]データIDの防具に変化する
-1 消滅する
-2以下 変化なし
13 残り個数 アイテム使用 コモンイベント[054:X[共]アイテム所持数取得]の返す値を取得。
武器使用 コモンイベント[055:X[共]武器所持数取得]の返す値を取得。
防具使用 コモンイベント[056:X[共]防具所持数取得]の返す値を取得。
99 次使用可能? [結果を返す]で使用。
アイテム使用後に所持数が「1以上」残っている場合は「1」を設定。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


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■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
9-120 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[アイテムコード] が 10000 以上
アイテムコードの場合は分岐。
  11-40 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[アイテムコード] が 19999 以下
アイテムコードが「アイテム」の場合は分岐。
    13 ▼ アイテムの場合
    18-29 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[アイテム消費タイプ] が 0 と同じ
使用すると1回で無くなる場合は分岐。
      20-21 ▼ 1回でなくなる
コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]を呼び出し、アイテムの所持数を1減らす。
      22-23 ▼ 残り個数が1以上ならまだ使える
コモンイベント[054:X[共]アイテム所持数取得]を呼び出し、アイテムの残り所持数をセルフ[13]に取得。
      25-29 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf13[残り個数] が 1 以上
まだアイテムが残っている場合は分岐し、セルフ[99]に「1(使用可能)」を設定。
    31-33 ◇分岐: 【2】 [ CSelf11[アイテム消費タイプ] が 1 と同じ ]の場合↓
無制限使用できる場合は分岐。
      32-33 ▼ 無制限に使用可能
この後も使用できるので、セルフ[99]に「1(使用可能)」を設定。
    36-40 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[変化後アイテム] が 0 以上
使用すると別のアイテムに変化する設定がある場合は分岐。
      38 コモンイベント[050:X[共]アイテム増減]を呼び出し、変化後のアイテムの所持数を1増やす。
  42-78 ◇分岐: 【2】 [ CSelf0[アイテムコード] が 29999 以下 ]の場合↓
アイテムコードが「武器」の場合は分岐。
    43 ▼ 武器の場合
    48-78 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[アイテム消費タイプ] が 1 と同じ
ユーザーDB[3:武器]項目[22:アイテム使用で特殊技能?]が「↓の特殊技能発動」の場合は分岐。
      50-53 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[変化後アイテム] が -2 以下
ユーザーDB[3:武器]項目[26:┗使用後のアイテム変化]が「変化なし」の場合は分岐。
        52-53 ▼ 変化なし
この後も使用できるので、セルフ[99]に「1(使用可能)」を設定。
      55-57 ◇分岐: 【2】 [ CSelf12[変化後アイテム] が -1 以下 ]の場合↓
ユーザーDB[3:武器]項目[26:┗使用後のアイテム変化]が「消滅する」の場合は分岐。
        56-57 ▼ アイテムが消滅
コモンイベント[051:X[共]武器増減]を呼び出し、武器の所持数を1減らす。
      59-62 ◇分岐: 【3】 [ CSelf12[変化後アイテム] が 0 以上 ]の場合↓
ユーザーDB[3:武器]項目[26:┗使用後のアイテム変化]が変化する武器のデータIDの場合は分岐。
        60-62 ▼ 別アイテムに変化
コモンイベント[051:X[共]武器増減]を呼び出し、武器の所持数を1減らし、
再びコモンイベント[051:X[共]武器増減]を呼び出し、変化した武器の所持数を1増やす。
      65 ▼ アイテムが減る場合、残りアイテム個数を調べる
      66-76 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[変化後アイテム] が -1 以上
ユーザーDB[3:武器]項目[26:┗使用後のアイテム変化]が「変化なし」以外の場合は分岐。
        68-74 ▼ 残り個数が1以上ならまだ使える
コモンイベント[055:X[共]武器所持数取得]を呼び出し、武器の残り所持数をセルフ[13]に取得し、
まだ武器の所持数がある場合は分岐し、セルフ[99]に「1(使用可能)」を設定。
  80-116 ◇分岐: 【3】 [ CSelf0[アイテムコード] が 39999 以下 ]の場合↓
アイテムコードが「防具」の場合は分岐。
    81 ▼ 防具の場合
    86-116 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf11[アイテム消費タイプ] が 1 と同じ
ユーザーDB[4:防具]項目[20:アイテム使用で特殊技能?]が「↓の特殊技能発動」の場合は分岐。
      88-91 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[変化後アイテム] が -2 以下
ユーザーDB[4:防具]項目[24:┗使用後のアイテム変化]が「変化なし」の場合は分岐。
        90-91 ▼ 変化なし
この後も使用できるので、セルフ[99]に「1(使用可能)」を設定。
      93-95 ◇分岐: 【2】 [ CSelf12[変化後アイテム] が -1 以下 ]の場合↓
ユーザーDB[4:防具]項目[24:┗使用後のアイテム変化]が「消滅する」の場合は分岐。
        94-95 ▼ アイテムが消滅
コモンイベント[052:X[共]防具増減]を呼び出し、防具の所持数を1減らす。
      97-100 ◇分岐: 【3】 [ CSelf12[変化後アイテム] が 0 以上 ]の場合↓
ユーザーDB[4:防具]項目[24:┗使用後のアイテム変化]が変化する防具のデータIDの場合は分岐。
        98-100 ▼ 別アイテムに変化
コモンイベント[052:X[共]防具増減]を呼び出し、防具の所持数を1減らし、
再びコモンイベント[052:X[共]防具増減]を呼び出し、変化した防具の所持数を1増やす。
      103 ▼ アイテムが減る場合、残りアイテム個数を調べる
      104-114 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf12[変化後アイテム] が -1 以上
ユーザーDB[4:防具]項目[24:┗使用後のアイテム変化]が「変化なし」以外の場合は分岐。
        106-112 ▼ 残り個数が1以上ならまだ使える
コモンイベント[056:X[共]防具所持数取得]を呼び出し、防具の残り所持数をセルフ[13]に取得し、
まだ防具の所持数がある場合は分岐し、セルフ[99]に「1(使用可能)」を設定。
121 ▼ もし表示メッセージが存在する場合はメッセージ表示
122-128 ■条件分岐(文字): 【1】 CSelf9[表示メッセージ]が "" 以外
使用した時のメッセージ設定がある場合は分岐。
▼表示例
  124-126 コモンイベント[101:X[移]メニュー時文章表示]を呼び出してメッセージを表示し、
キー入力があったら再びコモンイベント[101:X[移]メニュー時文章表示]を呼び出して、
メッセージを消去。


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◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

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