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数字画像の表示
■ピクチャー/表示完了型(1枚に数字1個)
(更新:2020/08/02)


ピクチャーを使って数字画像を表示します。

このページの数字表示では、表示完了型で紹介しています。
【他の数字画像の表示方法を見る】



ショートカット
■ピクチャー1枚に数字を1個or複数
■画像の準備
■表示位置の確認
■変数の設定
■表示イベントの設定
■表示方法「008」ではなく「 8」にする
■数字を左に寄せる
■動作テスト
■使用例


  
■ピクチャー1枚に数字を1個or複数

ピクチャー1枚に数字を1つ設定する方法と、
ピクチャー1枚に数字を複数設定する方法があります。

▼1枚に数字1個

▼1枚に数字4個


ピクチャー1枚につき数字1個の方は、イベント設定が大きくなり、
使用するピクチャーの数も多くなりますが、イベントの処理構造は比較的簡単なので、
初心者でも楽にイベントを設定する事ができるでしょう。

一方ピクチャー1枚につき数字4個、または10個の方は、
イベント設定が小さく、使用するピクチャーの数も少なくなりますが、
イベントの処理構造は少々難しくなり、初心者向きではありません。

  1枚に数字1個 1枚に数字4個 1枚に数字10個
イベント設定量 多い 少ない 少ない
イベント設定難易度 比較的簡単 少々難しい 少々難しい
ピクチャー使用枚数 1桁で10枚 1桁で3枚 1桁で1枚
拡大率変動 × ×
インポート ×



このページでは、ピクチャー1枚で数字1個の設定方法を紹介します。

【ピクチャー1枚で数字4個のページを開く】
【ピクチャー1枚で数字10個のページを開く】


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■画像の準備

ピクチャー(Picture)として数字画像を用意してください。

【10枚まとめてダウンロード】


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■表示位置の確認

今回は画面の右上に数字画像を表示します。

横12×縦32ピクセルの数字画像で5桁を表示する場合は、
下図のような表示位置になります。



十万
246 259 272 285 298 311
17 17 17 17 17 17

3桁の表示設定の場合は…
◆変数の操作:[X]代入,285<百の位の表示位置に合わせる
◆変数の操作:[Y]代入,17
〜百の位の表示処理〜
◆変数の操作:[X]加算,13<13ドット右へ移動して十の位の表示位置に合わせる
〜十の位の表示処理〜
◆変数の操作:[X]加算,13<13ドット右へ移動して一の位の表示位置に合わせる
〜一の位の表示処理〜
と言った設定になります。


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■変数の設定

変数は全体で使用する2個の変数1桁に付き1個の変数を使います。
全体で使用する変数には、ピクチャーの表示位置を設定します。

位ごとの数字に分ける処理は以下のように設定します。



■1桁表示

変数[0001]の値が表示する数字になります。

変数の値は「0〜9」の間である必要があります。



■2桁表示

◆変数の操作:[0001〜0002]代入,〜2桁の数字〜
◆変数の操作:[0002:十の位]除算,10
◆変数の操作:[0001:一の位]剰余,10

2桁の数値は「0〜99」の間である必要があります。



■3桁表示

◆変数の操作:[0001〜0003]代入,〜3桁の数字〜
◆変数の操作:[0003:百の位]除算,100
◆変数の操作:[0002:十の位]除算,10
◆変数の操作:[0001〜0002]剰余,10

3桁の数値は「0〜999」の間である必要があります。
3桁の数値を主人公のHPにすれば、主人公のHPを表示する設定になります。



■4桁表示

◆変数の操作:[0001〜0004]代入,〜4桁の数字〜
◆変数の操作:[0004:千の位]除算,1000
◆変数の操作:[0003:百の位]除算,100
◆変数の操作:[0002:十の位]除算,10
◆変数の操作:[0001〜0003]剰余,10

4桁の数値は「0〜9999」の間である必要があります。



■5桁表示

◆変数の操作:[0001〜0005]代入,〜5桁の数字〜
◆変数の操作:[0005:万の位]除算,10000
◆変数の操作:[0004:千の位]除算,1000
◆変数の操作:[0003:百の位]除算,100
◆変数の操作:[0002:十の位]除算,10
◆変数の操作:[0001〜0004]剰余,10

5桁の数値は「0〜99999」の間である必要があります。



■6桁表示

◆変数の操作:[0001〜0006]代入,〜6桁の数字〜
◆変数の操作:[0006:十万の位]除算,100000
◆変数の操作:[0005:万の位]除算,10000
◆変数の操作:[0004:千の位]除算,1000
◆変数の操作:[0003:百の位]除算,100
◆変数の操作:[0002:十の位]除算,10
◆変数の操作:[0001〜0005]剰余,10



初めに代入する数値がマイナス値である場合は「乗算,-1」を実行して、
プラス値にする必要があります。

▼設定例(2桁表示の場合)
◆変数の操作:[0001〜0002]代入,〜2桁の数字〜
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が-1以下
 ◆変数の操作:[0001〜0002]乗算,-1
 ◆
:分岐終了

◆変数の操作:[0002:十の位]除算,10
◆変数の操作:[0001:一の位]剰余,10


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■表示イベントの設定

表示イベントでは、1桁の表示につきピクチャー番号を10個使います。

3桁表示の場合は…
  使用するピクチャー番号
数字
一の位 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
十の位 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
百の位 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
と言った感じに30個のピクチャー番号を使います。

ピクチャーの表示位置の設定は、変数を使って設定します。
変数を使う事によって、表示位置の微調整などが簡単に行えます。



■1桁を表示する設定

◆条件分岐:スイッチ[0001:初期表示]がOFF
 ◆スイッチの操作:[0001:初期表示]をONにする
 ◆ピクチャーの表示:1,suuji_0,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:2,suuji_1,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:3,suuji_2,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:4,suuji_3,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:5,suuji_4,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:6,suuji_5,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:7,suuji_6,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:8,suuji_7,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:9,suuji_8,(160,120)(透明度:100%)
 ◆ピクチャーの表示:10,suuji_9,(160,120)(透明度:100%)
 ◆
:分岐終了
◆ピクチャーの移動:1,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:2,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:3,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:4,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:5,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:6,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:7,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:8,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:9,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆ピクチャーの移動:10,(160,120),0.0秒(透明度:100%)
◆変数の操作:[0001:一の位]代入,〜1桁の数字〜
◆変数の操作:[0009:X表示位置]代入,311
◆変数の操作:[0010:Y表示位置]代入,17
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が0
 ◆ピクチャーの移動:1,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が1
 ◆ピクチャーの移動:2,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が2
 ◆ピクチャーの移動:3,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が3
 ◆ピクチャーの移動:4,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が4
 ◆ピクチャーの移動:5,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が5
 ◆ピクチャーの移動:6,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が6
 ◆ピクチャーの移動:7,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が7
 ◆ピクチャーの移動:8,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が8
 ◆ピクチャーの移動:9,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了
◆条件分岐:変数[0001:一の位]が9
 ◆ピクチャーの移動:10,(V[0009],V[0010]),0.0秒(透明度:0%)
 ◆
:分岐終了

※別のマップへ移動する時、
 またはピクチャーの消去で数字画像を消して、再び表示した時には、
 イベントを実行する前にスイッチ[0001:初期表示]をOFFにしてください。


※「定期的に並列処理する」の場合でも、このままの設定で問題ありません。



2桁を表示する場合は、1桁を表示する設定を2つ作るような形になります。
詳しい設定方法は、以下のページをご覧ください。

【2桁以上の設定例を見る】


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■表示方法「008」ではなく「 8」にする

上記の設定では、3桁の表示で「8」や「75」を表示すると、
「008」や「075」と表示されます。

これを「  8」「 75」と言った感じに、
頭の「0」を表示しないようにしたい時には、以下のページをご覧ください。

【設定例を見る】


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■数字を左に寄せる

3桁表示で頭の「0」を表示しない設定では…
残りHP: 75
残りMP:  8
と言った状態になり、表示しない「0」の所が空いてしまいます。

これを…
残りHP:75
残りMP:8
と言ったように、数字を左へ寄せる設定を行いたい時には、
以下のページをご覧ください。

【設定例を見る】


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■動作テスト

以下のイベントを実行すれば、表示される数字が変わります。

■マップイベント

イベント開始条件:決定キーが押されたとき

◆数値入力の処理:3桁,[0008:数値]<テストしたい桁数を設定
◆イベントの呼び出し:数字表示イベント

表示イベントの〜3桁の数字〜などと表記していた所に変数[0008:数値]を設定してください。

定期的に並列処理するで表示している場合は、イベントの呼び出しの設定は不要です。


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■使用例

このページの手法はあまり実用的ではありませんが、
すごろく作成講座のサイコロの目を決める処理では、
サイコロの目を高速で変えるのに、このページと同じような処理を使っています。




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◎関連ページ

●数字画像の表示
●数字画像の表示:マップイベント/ページ切替型
●数字画像の表示:マップイベント/画像書き換え型
●数字画像の表示:ピクチャー/画像書き換え型
●数字画像の表示:ピクチャー/画像表示完了型(1枚で数字4個)
●数字画像の表示:ピクチャー/画像表示完了型(1枚で数字10個)

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