RPGツクール2000/初心者
■制御文字と外字
(更新:2015/11/21)


イベントコマンド:文章の表示を実行する事で表示される文章ウィンドウでは、
制御文字外字などと言う特殊な文字を使用する事ができます。



☆制御文字
制御文字(せいぎょもじ)を使いますと、文章ウィンドウに変数の値を表示したり、
主人公の名前を表示したり、表示する文字の色を変えたりする事ができます。
制御文字は全て半角英数文字で入力してください。



■主人公の名前を表示
\N[1]
この制御文字主人公の名前を表示する時に使います。
[ ]の中にはデータベース「主人公」の画面左に表示されている主人公の番号を設定します。



新規プロジェクトでこの制御文字を設定した場合、
\N[1] → アレックス
\N[2] → ブライアン
\N[8] → ヘレン

と言った感じに表示されます。

この制御文字を使う事により、
イベントコマンド:名前入力の処理によってプレイヤーが設定した名前を、
文章ウィンドウに表示する事ができます。

\N[0]を設定しますと、パーティーの先頭にいる主人公の名前が表示されます。



■変数の値を表示
\V[1]
この制御文字変数の値を表示する時に使います。
[ ]の中には、変数の番号を設定します。
表示される数字は半角の数字です。
▼表示例

一応特殊な設定を行う事で全角数字表示もできます。
【変数の値を全角文字で表示する設定方法を見る】


  
■文字の色を変更
\C[1]
この制御文字文字の色を変える時に使います。
▼設定例
◆文章:\C[4]ポーション\C[0]を手に入れた。
▼表示例

[ ]の中にはシステムグラフィック色番号を設定します。
▼システムグラフィックの番号

初期設定の色番号は「0」。
文末まで有効になります。



■文字の表示速度を変更
\S[1]
この制御文字文字の表示速度を変えたい時に使います。
[ ]の中には1文字を表示する速度を「1〜20」の間で設定します。
初期設定は表示速度が最も速い「1」。
文末まで有効になります。



■所持金の表示
\$
この制御文字は画面右上に現在の所持金を表示したい時に使います。



文章ウィンドウの中に現在の所持金を表示したい時には、
現在の所持金を変数に代入して、その変数の値を表示する事で、
文章ウィンドウに現在の所持金を表示する事ができます。
▼設定例
◆変数の操作:[0001:現在の所持金]代入,所持金
◆文章:現在の所持金:\V[1]円
▼表示結果



■ウェイト
\.
この制御文字を設定しますと、次の文字の表示を1/4秒遅らせます。

\|←【 | を入力するためのキーボードのボタンを確認】
この制御文字を設定しますと、次の文字の表示を1秒遅らせます。



■瞬間表示
\>
この制御文字の後に続く文字の表示を瞬間表示にします。
この制御文字の効果は、その行の終わりまでで、
4行全ての瞬間表示にしたい時には、4行全ての行頭に \> を設定する必要があります。

\<
瞬間表示だった設定を元に戻します。
例えば、以下のように設定した場合、
◆文章:\>あいうえお\<かきくけこ
「あいうえお」までは瞬間表示となり、
「かきくけこ」の表示は1文字ずつの表示になります。



■キー入力待ち無し
\^
この制御文字を設定しますと、キー入力を待たずに、
全ての文字が表示されましたら、自動的に文章ウィンドウを閉じます。
この制御文字は文頭でも文末でも、どこかに1つ設定されていれば機能します。



■表示の途中でキー入力待ち
\!
この制御文字を文章の途中に設定する事で、\!がある所で文章の表示が止まり、
決定キーか取り消しキーを押す事で、再び文章の表示が再開されます。



■ハーフスペース
\_
この制御文字を設定しますと、半角スペースのさらに半分の余白が生まれます。

▼設定例
◆文章:ハーフスペース:あ\_い\_う\_え\_お
:  :半角のスペース:あ い う え お
:  :全角のスペース:あ い う え お


▼表示結果




■¥の表示
\\
この制御文字を設定しますと、半角の「\」を表示する事ができます。



☆制御文字の数字設定は、変数の値で設定できる!
制御文字「\N[ ]などに設定する値は、
変数の値を表示する制御文字「\V[ ]でも設定できます。

▼表示する主人公の名前の番号を変数1番の値で設定する場合
◆文章:\N[\V[1]]
この場合は、
変数1番の値が「1」 → 主人公1番の名前を表示
変数1番の値が「2」 → 主人公2番の名前を表示

となります。

*補足*
制御文字内に設定した変数の値が設定の範囲外の値である場合は、
エラーが発生したり、自動的に範囲内の値になるように修正されます。
制御文字(中に変数1番) \N[\V[1]] \V[\V[1]] \C[\V[1]] \S[\V[1]]
制御文字の役割 主人公の名前を表示 変数の値を表示 文字の色を変更 表示速度を変更
中の変数に設定する値 データベース「主人公」にある番号 処理できない 0〜19 1〜20
設定範囲より小さい値 エラーが発生し強制終了
【エラー内容を確認する】
0]
の表示になる
処理されない 1の設定
になる
設定範囲より大きい値 20の設定
になる

『VALUE!』版では無い古い製品版の場合、
\N[\V[1]]などの\V[ ]を組み合わせた設定はできません。
\V[ ]を組み合わせた設定を行う場合は、バージョンアップを行う必要があり、
バージョンアップ用のアップデータは、ツクールwebからダウンロードできます。



☆大文字、小文字の区別無し!
制御文字に使われるアルファベットの入力は、
大文字(N)でも、小文字(n)でもどちらでも問題ありません。
また数字の設定も「56」でも、4桁表示の「0056」でもどちらでも問題ありません。
\N[56] \n[56] \N[0056] \n[0056]
どれでも正常に処理されます。



☆選択肢でも使える!
制御文字外字文章の表示だけではなく、選択肢の表示でも使う事ができます。
▼設定例 ※制御文字は黄色で表示。
◆変数の操作:[0001]代入,怪しい薬草の所持数
◆文章:怪しい薬草を\C[4]5000円\C[0]で買いますか?
:  :\C[9]現在の所持数:\C[11]\V[1]\$
◆選択肢の表示:\C[4]購入する/\C[3]購入しない
:[\C[4]購入する]の場合
 ◆
:[\C[3]購入しない]の場合
 ◆
:分岐終了
▼表示例

※選択肢では、キー入力待ち無しの制御文字「\^は機能しません。



☆外字
RPGツクール2000での外字は、絵文字の事を言います。
特定の文字を半角文字で入力しますと、様々な絵文字を表示する事ができます。
RPGツクール2000に用意されている外字は以下の通りです。

入力する文字(半角) 実際に表示される絵文字 『ヘルプに書いてある名称』

$A
$B
$C
$D
$E
$F
$G
$H
$I
$J
$K
$L
$M
$N
$O
$P
$Q
$R
$S
$T
$U
$V
$W
$X
$Y
$Z
$a
$b
$c
$d
$e
$f
$g
$h
$i
$j
$k
$l
$m
$n
$o
$p
$q
$r
$s
$t
$u
$v
$w
$x
$y
$z



*補足*
パソコンにはなどと言った記号文字が用意されています。
これらの記号文字は全てのパソコンに用意されていますので、
問題なく使用する事ができます。

しかしIMEパッド - 文字一覧に、
地図記号や携帯電話の形をした絵文字などが用意されている事もあります。
これらの絵文字は、何らかのソフトウェアをインストールした際に用意された可能性があり、
同じソフトウェアがインストールされているパソコンでないと表示する事ができません。
そのため、IMEパッド - 文字一覧外字として設定されている絵文字は、
ツクールの作品では使用しない方が良いでしょう。


「☆」などの記号文字を呼び出したい時には、
漢字の「星」を呼び出すのと同じように「ほし」と入力して、
普通に漢字変換をしますと、記号の「☆」などを呼び出す事ができます。
「ほし」を変換   → ★ ☆
「まる」を変換   → ○ ● ◎
「しかく」を変換  → ■ □ ◆ ◇
「さんかく」を変換 → ▲ △ ▼ ▽
「こめ」を変換   →
「ぷらすまいなす」を変換 → ±
「やじるし」を変換 → ↑ ↓ ← → ⇔ ⇒
方向を示す矢印は「うえ」や「みぎ」の変換でも出ます。



☆瞬間表示「\>」を使う時の注意点
制御文字「\>を使いますと、
設定された所からその行の最後までの文字の表示を全て瞬間表示にする事ができます。

この瞬間表示の設定が有効になりますと、
文字の表示速度を変える制御文字「\S[ ]やウェイトを行う制御文字「\. \|
または文字の表示途中でキー入力待ちを行うための制御文字「\!などの設定が、
全て無効となり、強制的に瞬間表示が実行されます。

瞬間表示で文章を表示し、
キー入力待ち無しで2秒間経ったら文章ウィンドウを閉じる
このようなイベントを設定する場合、
◆文章:\>あいうえおかきくけこ。\|\|\^
と設定しますと、最後の方に設定された制御文字「\|(2秒分のウェイト)無効となり、
文章を読む間もなく、すぐに文字ウィンドウが閉じてしまいます。
そこで制御文字「\|の前に「\<」を置きます。
◆文章:\>あいうえおかきくけこ。\<\|\|\^
こうする事で瞬間表示の設定が「\<」によってキャンセルとなり、
\<」以降の制御文字「\|が正常に処理されます。



☆制御文字には1文字分の表示時間がかかる物がある!?
瞬間表示を行う制御文字「\>を設定した場合、
行末に「\<」の設定をしなくても問題なく瞬間表示が実行されます。
逆に行末に「\<」を設定しますと次の行の表示が若干遅くなり
4行全てに瞬間表示の設定を行っても、4行全てが瞬間的には表示されなくなります。

ではなぜ行末に「\<」を付けると、次の行の表示が遅くなるのか?

文章の表示では、1文字ずつ文字が表示されるようになっていますが、
制御文字「\<にも1文字分の表示時間がかかっています。
そのため、行末に「\<」を付ける事で、
次の行へ移動する前に1文字分の表示時間がかかってしまい、
結果的に「\<」が無い時よりも次の行の表示開始が遅くなってしまいます。

通常の瞬間表示の設定では、行頭の「\>」の設定だけで、
行末の「\<」を設定する必要はありませんが、
上記の☆瞬間表示「\>」を使う時の注意点にも書いてある通り、
制御文字「\.\|などを使う時には、
その制御文字の前に「\<」の設定が必要になります。


\<」と同じく1文字分の表示時間かかる制御文字には、
所持金を表示する\$」やキー入力待ち無しを設定する「\^」などがあります。

通常では1文字分の表示時間に気にする必要はありませんが、
例えば、制御文字「\S[ ]で文字の表示速度を遅くしている場合で、
文章の最後に所持金を表示する制御文字「\$がある場合は、
◆文章:\S[20]怪しい薬草があるが・・・買うかい?\$
と言った設定を行いますと、少しだけ所持金の表示が遅れてしまいます。
それが気になる場合は、
◆文章:\S[20]怪しい薬草があるが・・・買うかい?\S[1]\$
と言ったように、表示速度を早い設定に戻してから所持金を表示するようにすれば、
少しだけ所持金の表示が早くなります。

なお、制御文字「\C[ ]\S[ ]では1文字分の表示時間はかかりません。



☆主人公の名前で制御文字を表示!?
主人公の名前に制御文字「\>を設定して、
文章を表示する行の初めに制御文字「\N[ ]を設定しますと、
文章を瞬間表示にする事ができます。


あまり実用性の無い手法ですが、同じ文章を2回以上読む時に、
2回目以降は瞬間表示にする時には、この手法が使えると思います。
【2回目以降の文章表示を瞬間表示にする設定方法を見る】

アイデア次第では、他の使い方があるかもしれません。



☆補足
データベース「特殊技能」データベース「アイテム」の名前や説明文。
データーベース「用語」の各項目の設定では、
外字の設定はできますが、制御文字の設定はできません。



◎関連ページ
 ●イベントコマンド:文章の表示
 ●イベントコマンド:選択肢の表示
 ○選択肢の文字数を拡張する
 ●イベントコマンド:主人公の名前変更
 ●イベントコマンド:名前入力の処理
 ●データベース「主人公」
 ●システムグラフィック


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