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■タイルセット設定
(更新:2024/05/01)


「タイルセット設定」について解説します。



ショートカット
■「タイルセット設定」とは?
■「オートタイル」と「基本タイルセット」
■設定画面の説明:タイルセットの一覧
■設定画面の説明:タイル設定のファイル入出力
■設定画面の説明:タイル画像の読み込み
■設定画面の説明:通行許可設定
■設定画面の説明:通行方向設定
■設定画面の説明:カウンター属性設定
■設定画面の説明:タグ番号設定


  
■「タイルセット設定」とは?

タイルセット設定は、マップの地形を作る際に使用するタイルセットの設定を行う時に使います。

▼右側に表示されているタイルセットの通行設定などを「タイルセット設定」で設定します




タイルセット設定の画面の表示は、画面上部のタイルセット設定のアイコンをクリックするか、
または[表示]→[タイルセットエディタ]を選択してください。





ウディタ[3.00]現在のタイルサイズは、
16×16ピクセル」「32×32ピクセル」「40×40ピクセル」「48×48ピクセル」の4種類があります。

どのタイルサイズにするのかは「ゲームの基本設定」で設定します。
【ゲームの基本設定の説明を見る】




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■「オートタイル」と「基本タイルセット」

タイルには「オートタイル」と「基本タイルセット」の2種類があります。



▼オートタイル

オートタイルはマップ上に設置すると、同じタイル同士が自動的に繋がった状態で表示されます。

▼タイルの素材画像と実際にマップ上に設置した時の表示見本。

▼番号を付けると以下のように画像が設定されます。※0.5マス単位に分割して設置されます。

画像は以下のように構成されています。




複数のオートタイルを横に並べて1つの画像ファイルにすると、自動的にアニメーションの表示になります。

▼4枚のオートタイルを1つの画像ファイルにまとめた場合の表示例


横に並べるオートタイルの数に制限はありません。
6セットを並べた場合は「1→2→3→4→5→6→1」と表示されます。

なお、アニメーションの切り替え速度は変更できません。



オートタイルの画像サイズは、以下のとおりです。

タイルサイズ 画像の横サイズ 画像の縦サイズ
16×16 16ピクセル×アニメーション枚数 80ピクセル
32×32 32ピクセル×アニメーション枚数 160ピクセル
40×40 40ピクセル×アニメーション枚数 200ピクセル
48×48 48ピクセル×アニメーション枚数 240ピクセル

4枚のアニメーションを設定した場合は、横サイズが4倍になります。



オートタイルは1つのマップで最大31種類まで使用できます。



▼基本タイルセット

基本タイルセットは、1マス分の画像を1つの画像ファイルにまとめたものになります。

タイルの画像素材は、横に8マス分並べてください。
縦のタイル数は無制限に設定できます。



タイルサイズ 画像の横サイズ 画像の縦サイズ
16×16 16ピクセル×8タイル=128ピクセル 16ピクセル×タイル数
32×32 32ピクセル×8タイル=256ピクセル 32ピクセル×タイル数
40×40 40ピクセル×8タイル=320ピクセル 40ピクセル×タイル数
48×48 48ピクセル×8タイル=384ピクセル 48ピクセル×タイル数

オートタイルとは異なり、アニメーションの設定はできません。

基本タイルセットは1つのマップで1種類のみが使用できます。



オートタイルや基本タイルセットの画像は、フォルダー[Data]→[MapChip]の中に保存してください。


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■設定画面の説明:タイルセットの一覧



画面左側にタイルセットの名前が一覧で表示されます。
クリックすると画面右側に設定内容が表示されます。

[データ数の設定]をクリックすると、タイルセットの増減ができます。



一覧の名前表記の上で右クリックを実行しても[コピー]などのメニューは表示されませんが、
ショートカットキーを使えば[コピー]などの処理は可能です。

処理内容 ショートカットキー
切り取り [X]
コピー [C]
貼り付け [V]
削除 [Delete]
[BackSpace]


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■設定画面の説明:タイル設定のファイル入出力



処理内容 説明
単体保存 選択中のタイルセットをファイルにして保存します。
読込 選択中のタイルセットにファイルに保存したタイルセットのデータを読み込みます。
1画像分CSV出力 タイルセットの設定をCSV形式で出力します。
1画像分CSV読込 タイルセットの設定をCSV形式で読み込みます。



保存したファイルは、タイルセット設定の画面にドラッグ&ドロップで読み込む事もできます。





▼ 1画像分CSV出力」で出力されたデータについて

1画像分CSV出力」で出力したものをExcelで開くと以下のように表示されます。



左上の「293」は縦のマス数です。



左側の横8列にはタイルの設定を数値化したものが設定されており、以下の設定値を加算したものが設定されています。

設定値 設定内容 補足
1 通行不可:下方向 [1/4](4分の1マス通行設定)の場合は「右下通行不可」。
2 通行不可:左方向 [1/4](4分の1マス通行設定)の場合は「左下通行不可」。
4 通行不可:右方向 [1/4](4分の1マス通行設定)の場合は「右上通行不可」。
8 通行不可:上方向 [1/4](4分の1マス通行設定)の場合は「左上通行不可」。
15 [×](通行不可) 「1+2+4+8」で「15」になる。
16 [★](常にキャラの上に表示)  
32 [1/4](4分の1マス通行不可) さらに4方向の通行不可の設定値(1・2・4・8)を加算。
左上不可
[8]
右上不可
[4]
左下不可
[2]
右下不可
[1]
この場合は「32+8+4」で設定値は「44」。
64 [□](下半身が半透明に)  
128 [■](カウンター)  
256 [▲](後ろに行くと隠れる)  
512 [↓](○×を下のレイヤーに合わせる)  

▼設定値の組み合わせ例
この場合は「256+32+8+2」で設定値は「298」。
この場合は「512+256」で設定値は「768」。



右側の横8列には、タグ番号が設定されています。

▼タグ番号の設定例



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■設定画面の説明:タイル画像の読み込み



タイルセットに設定する画像を読み込みます。

[読込]のボタンをクリックすると、画像を選択する画面が表示されます。



右側のタイル表示は、上4段がオートタイル、5段目以降が基本タイルセットになります。
▼番号はオートタイルの番号




[1][2][3][4]のボタンをクリックすると、設定画面が切り替わります。




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■設定画面の説明:通行許可設定



[通行許可設定]のボタンをクリックすると、通行に関する設定を行う事ができます。

右上にある「通行設定」のボタンをクリックすると、設定方法を切り替える事ができます。

通行設定 アイコン 設定内容 補足
通行可能。
[Shift]キーを押しながらクリックする
と0.5マス単位の通行設定ができます。
× 通行不可。
通行可能。
常にキャラの上にタイルが表示されます。
通常
▲のマスに[すり抜けON]のキャラが重なると、
★と同じようにキャラがタイルの下に隠れます。
通行可能。
タイル下部のY位置より、キャラのY位置
の方が小さい(画面の上の方にいる)場合
は、キャラがタイルの下に隠れます。
下のレイヤーの[〇][×]の設定と
同じ設定にします。
下のレイヤーが無い場合は[〇]になります。
[Ctrl]キーを押しながら[〇][×][★][▲][□]を
設定すると[〇+↓]や[×+↓]と言った設定がで
きます。
キャラの下半身を半透明で表示。
キャラの高さが1以上(空中にいる)の場合は、
半透明にはなりません。

マップ上のタイルを設定する画面は3層のレイヤーに分かれており、
3層全てのレイヤーで通行可能でないと、キャラクターの通行はできません。

[★][▲]より上のレイヤーに置いたチップには、[★][▲]の効果が自動的に付与されます。
また[▲]よりも[★]の方が優先されます。


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■設定画面の説明:通行方向設定



通行できる方向を設定します。

通行方向は、現在いるマスと移動先のマスが両方とも通行可能でなければ移動する事ができません。

例えば下図にある赤枠の2つのタイルの場合、
左のタイルは右側へ通行不可、右のタイルは左側へ通行可能になっていますが、
このような場合は左からも右からも通行不可になります。




「通行許可設定」にて0.5マス単位の設定を行っている場合は、この「通行方向設定」の表示は[1/4]になります。

通行許可設定 通行方向設定


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■設定画面の説明:カウンター属性設定



カウンター属性が設定されているタイルは、■で表示されます。



カウンター属性を設定すると、カウンターの向こうにいるマップイベントに話しかける事ができます。





カウンター属性は1マス分の幅のみ有効です。
2マス分のカウンター(3マス先にマップイベントがいる場合)は機能しません。

またマップイベントの起動条件が「決定キーで実行」以外も機能しません。



なお、斜めの2マス先でも実行する事ができます。




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■設定画面の説明:タグ番号設定



タイルにタグ番号を設定します。

設定は[00]〜[99]です。



タイルにタグ番号を設定する事で、タイルごとにどんな地形なのかを設定する事ができます。

例えば[01=森][02=砂漠]と言った感じです。

このタグ番号を利用する事で、例えば「エンカウント」の設定にて、
主人公がいるマスのタグ番号(地形番号)によって、出現させる敵グループを変えるような設定ができます。

【エンカウントの設定方法を見る】



主人公がいるマスのタグ番号を調べる場合は、イベントコマンド【変数操作+】を使い…
■変数操作+: このEvのSelf0 = 主人公 の 現在地点タイルのタグ番号
と設定してください。




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