WOLF RPGエディター(ウディタ)/初心者・変数【サイトトップへ戻る】 ■「変数」って何? (更新:2024/05/04) 「変数」について解説します。
■「変数」とは? 変数は数値や文字列を保存する時に使います。
変数の主な使用例です。
▲トップへ戻る▲ ■変数の使用例 以下はマップイベントに話しかけると「こんにちわ!」と「元気ですか!」が交互に表示される設定です。 変数の値が「0」の時には「こんにちわ!」を表示し、変数の値を「1」にします。 変数の値が「1」の時には「元気ですか!」を表示し、変数の値を「0」にします。
さらにシステム変数[80:現在の[時]]を利用して、現在の時間に合わせて挨拶の内容を変える設定を行う事もできます。
さらに変数を追加すれば、例えば話しかけた方向によって文章を変えたり、 パーティにいる人数によって文章を変えたりする事ができます。 ▲トップへ戻る▲ ■変数の種類 変数には様々な種類があり、使用用途に合わせて変数を使い分けます。
各変数に関しては、以下のページに詳しい説明があります。 ▲トップへ戻る▲ ■変数の値を文章で表示する 変数の値を表示する時に使う特殊文字を使用する事で、 文章ウィンドウやデバッグウィンドウ、ピクチャの表示などで変数の値を表示する事ができます。 例えば、現在の時刻を表示する場合は、 システム変数[80:現在の[時]]、[81:現在の[分]]、[82:現在の[秒]]を利用して以下のように設定します。
▼イベント実行時が「20時34分8秒」だった時 変数の中に変数を設定する…
例えば、パーティの先頭にいるキャラ名を表示する場合は、 可変DBの情報を表示する特殊文字「\cdb[A:B:C]」を二重に設定して表示します。
▼補足 \cdb[6:0:1]は可変DB[6:パーティー情報]にあるパーティの1人目の主人公の番号を呼び出す設定です。 \cdb[0:X:0]は可変DB[0:主人公ステータス]の主人公の名前を呼び出す設定であり、 真ん中の「X」と表示した部分には、呼び出す主人公の番号を設定します。 そのため、\cdb[0:\cdb[6:0:1]:0]の設定を行うと…
以下は変数の情報を表示する時の特殊文字の一覧です。 なお、表の左側で「変数番号」や「タイプ」などと書かれた部分は、半角数字で設定してください。
▲トップへ戻る▲ ■変数呼び出し値 数値タイプの変数の値が百万以上になると、変数呼び出し値になります。 この変数呼び出し値を使うと、数値で設定する所を変数の値で設定できるようになります。 例えば「回数付きループ」のループ回数を「2000002」と設定すると、通常変数[2]の値がループ回数になります。
「変数呼び出し値」の説明は、別ページに記載しています。 ▲トップへ戻る▲ ■変数の値をリアルタイムで確認する 現在の変数の値をリアルタイムで確認する場合は、デバッグ文かピクチャを使います。 複数の変数を同時に表示する場合は、何の変数の値なのかが分かるようにした方が良いでしょう。
ピクチャで表示する場合は、以下のように設定します。
▼ピクチャの設定画面 ▼表示イメージ システム変数[108:[読]現フレームのコマンド処理数]を使ってコマンド処理数を調べる場合は、 最もコモンIDが大きいコモンイベントに設定してください。
この設定の場合、処理数が更新された時のみデバッグ文に表示されるため、 1フレームごとに処理数が書き込まれるような事が無く、簡単に処理数の最大値を調べる事ができます。 ▲トップへ戻る▲ ■古いセーブデータに関して 通常変数(予備変数)、文字列変数、システム変数、可変DB、セルフ変数などの情報は、セーブデータに保存されます。 そのため、セーブした後に変数の使用用途を変えてしまうと、 ロード時にイベントが正常に動かなかったり、場合によってはエラーが発生する事もあります。 例えば、ウディタのサンプルゲームのユーザーDB[2:アイテム]には…
仮に「薬草=5個」「癒しの水=2」「魔力の水=1」を持っている状態でセーブし…
他にもマップイベントの設定にて…
スイッチイベントを実行しても扉イベントのセルフ変数を操作する事ができないため、 扉を開ける事ができないバグが発生します。 可変DBもセーブデータに保存されるため、例えば主人公の限界レベルを「30」にしてセーブし、 あとで限界レベルを「50」に変更しても、古いセーブデータでは限界レベルが「30」のままになります。 上記の問題は、古いセーブデータを使用する事で問題が発生します。 制作中のセーブデータで上記のような問題が発生するのは仕方がない事ですが、 作品を一般向けに公開した後に行ったバージョンアップで問題が発生する場合は、 古いセーブデータをロード時に修正するイベントを設定したり、 修正が難しい場合は最悪「古いセーブデータは使えません」とする必要があります。 作品を公開した後のバージョンアップで古いセーブデータを使えるようにするためには、 上記のような問題を考慮しつつ、バージョンアップの作業を行う必要があります。 ▲トップへ戻る▲ ■補足 通常変数や予備変数、コモンイベントのセルフ変数は、使用用途ごとに10番単位でグループ化して使った方が良いでしょう。 ▼設定例 このように使用用途ごとに区切って使用する事で、 下図のように変数を選択する時の一覧の表示が見やすくなり、作業効率が上がります。 ▲トップへ戻る▲ ◎関連ページ ◆「変数」って何? ┣◆「セルフ変数」って何? ┣◆「通常変数」「予備変数」って何? ┣◆「文字列変数」って何? ┣◆「システム変数」「システム文字列」って何? ┃┣◆システム変数[0〜34]の説明 ┃┣◆システム変数[35〜76]の説明 ┃┣◆システム変数[77〜120]の説明 ┃┣◆システム変数[121〜148]の説明 ┃┣◆システム文字列[0〜49]の説明 ┃┗◆システム文字列[50〜76]の説明 ┣◆「変数呼び出し値」「X番の変数呼出」って何? ┃┗◆【使用例】「変数呼び出し値」「X番の変数呼出」 ┣◆「乱数」って何? ┃┗◆乱数で一度出力した値を二重に出力させない ┗◆変数の番号や文字列を別のものに置き換える ◆「システムDB」「ユーザーDB」「可変DB」の説明 ┣◆「タイプの設定」の画面説明 ┣◆「システムDB」の各タイプの説明 ┣◆「ユーザーDB」の各タイプの説明 ┃┗◆「装備時・専有箇所」の選択肢を増やす ┗◆「可変DB」の各タイプの説明 |