WOLF RPGエディター(ウディタ)[3.175]/基本システム【サイトトップへ戻る】
■コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]の解説
(更新:2023/04/24)


コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]について解説します。


ショートカット
■コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]って何?
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する
■[入力の数/結果を返す]について
■コモンイベント呼び出しの一覧
■セルフ変数の一覧
■イベントコマンドの解説

基本システムに関する説明は別ページに記載しています。
【基本システムに関する説明ページを見る】

コモンイベントの一覧と補足説明のページも用意しています。
【コモンイベントの一覧と補足説明のページを開く】


  
■コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]って何?

コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]は、
可変DB[17:×主人公一時DB]を初期化する時に使います。



可変DB[17:×主人公一時DB]の設定は…
コモンイベント[122:X[移]一時ステ計算<初期化>]
          
コモンイベント[123:X[移]一時ステ計算<装備補正>]
          
コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]
と言った流れで、3つのコモンイベントを順番に処理する事で、
可変DB[17:×主人公一時DB]の設定が完了します。



可変DB[17:×主人公一時DB]には、移動中に使用する主人公のパラメータが保存されています。

主人公のデータは可変DB[0:主人公ステータス]に保存されていますが、
この可変DB[0:主人公ステータス]に保存されている最大HPや攻撃力などは、
何も装備していない時の能力値であり、状態異常による最大HPや最大SPの変動もありません。

そのため、可変DB[0:主人公ステータス]の値を可変DB[17:×主人公一時DB]にコピーして、
可変DB[17:×主人公一時DB]に装備品や状態異常の変動を設定した可変DB[17:×主人公一時DB]の値を、
メニュー画面の表示などで使用します。



なお、データIDは可変DB[0:主人公ステータス]可変DB[17:×主人公一時DB]同じIDになるので、
例えば「ウルファール」のデータIDは、どちらも「12」になります。


▲トップへ戻る▲


  
■こうゆう時にこのコモンイベントを改造する

以下のような改造を行いたい時にこのコモンイベントを改造します。

◆可変DB[17:×主人公一時DB]に新たな項目を増やしたい。

◆ユーザーDB[8:状態設定]の改造に合わせて、
 可変DB[17:×主人公一時DB]の設定を変えたい。


▲トップへ戻る▲


  
■[入力の数/結果を返す]について

コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>][入力の数/結果を返す]の設定は、
基本システムが必要に応じて自動的に行いますので、基本システムの利用者は何も設定する必要はありません。

▼数値1/コモンセルフ0「対象主人公ID」

可変DB[17:×主人公一時DB]データIDを設定。


▲トップへ戻る▲


  
■コモンイベント呼び出しの一覧

コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]を呼び出しているコモンイベントの一覧です。
なお、コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]から呼び出しているコモンイベントはありません。

コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]を呼び出しているコモンイベント
コモンイベント(ID順) 処理内容
004:○回復・ダメージ処理 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
048:X[共]基本システム自動初期化 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
070:X[移]パラメータ増減 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
076:X[移]状態更新 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
093:X[移]装備画面描画 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
109:X[移]装備欄_選択実行 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
118:X[移]アイテム使用効果処理 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
119:X[移]技能使用効果処理 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
127:X[移]メニュー起動 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
149:X[戦]戦闘DB→主人公DBへ戻す 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。
201:X┗◆戦闘終了処理 可変DB[17:×主人公一時DB]に状態異常による
最大HP・最大SPの変動を処理する時に呼び出されます。

【コモンイベント呼び出しの一覧を別ウィンドウで表示】


▲トップへ戻る▲


  
■セルフ変数の一覧

コモンイベント[124:X[移]一時ステ計算<状態補正>]のセルフ変数の一覧です。

セルフ変数
番号 名前 使用内容
0 対象主人公ID 可変DB[17:×主人公一時DB]データIDを設定。
23 残りターン 可変DB[5:┗ 状態リスト]にある状態異常の情報を取得。
可変DB[5:┗ 状態リスト]には戦闘不能の場合は「-1」、
それ以外は状態異常の場合は、状態異常が治るまでの歩数が設定されており、
「0以外=状態異常中」と判断する事ができます。
25 最大状態数 ユーザーDB[8:状態設定]データ数を取得。
26 処理中状態 ユーザーDB[8:状態設定]データIDを設定。
30 最大HP 可変DB[17:×主人公一時DB]項目[0:[一時]計算済みMaxHP]を取得し、
現在のHPが最大HP以下になるように設定する時に使用。
31 最大SP 可変DB[17:×主人公一時DB]項目[0:[一時]計算済みMaxHP]を取得し、
現在のSPが最大SP以下になるように設定する時に使用。
50 MaxHP%変化値 最大HPに状態異常による最大HPの変動率を設定し、
可変DB[17:×主人公一時DB]項目[0:[一時]計算済みMaxHP]に設定。
51 MaxSP%変化値 最大SPに状態異常による最大SPの変動率を設定し、
可変DB[17:×主人公一時DB]項目[1:[一時]計算済みMaxSP]に設定。

【変数の一覧を別ウィンドウで表示】


▲トップへ戻る▲


  
■イベントコマンドの解説

イベントコマンドの解説を行います。

なお、見た目で設定内容が分かるような簡単なイベントコマンドの解説は省略しています。

処理内容
6-11 ■条件分岐(変数): 【1】 CSelf0[対象主人公ID] が -1 以下
セルフ[0]が「1以下」になる事は通常ありませんが、
改造の失敗などによる万が一のため、一応設定している感じです。
17-30 ■回数付きループ [ CSelf25[最大状態数] ]回
状態の数だけループします。
  18-28 ▼ 状態ターンが残っていれば反映
セルフ[16]を「加算1」にして、
可変DB[5:┗ 状態リスト]にある次の状態異常の回復ターン数をセルフ[17]に代入。
そして「0以外=状態異常中」の場合は分岐。
    23-26 ユーザーDB[8:状態設定]項目[26:MaxHP変化率[%]]項目[27:MaxSP変化率[%]]の値を
取得し、セルフ[30〜31]に設定。
32-33 セルフ[30〜31]の値がマイナス値の場合は「0」に修正。
34-42 ▼ 一時パラメータに加算する
▼ HP・SPの上限設定
可変DB[17:×主人公一時DB]項目[0:[一時]計算済みMaxHP]
項目[1:[一時]計算済みMaxSP]に最大値の変動率を設定。
44-50 現在のHP・SPの値を「0〜最大値」になるように修正。


▲トップへ戻る▲



◎関連ページ

◆「基本システム」って何?
┣◆コモンイベントの一覧と補足説明
┣◆メニュー画面の処理構造
┗◆戦闘処理の処理構造

YADOT-WOLFトップ  気紛れな空間へ戻る  メール