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■「イベントコマンド」って何?
(更新:2022/04/24)


「イベントコマンド」について説明します。



ショートカット
■「イベントコマンド」とは?
■イベントコマンドの一覧
■補足


  
■「イベントコマンド」とは?

イベントコマンド」は、文章を表示したり、画像を表示したり、計算処理を行ったりする時に使う命令コマンドの総称です。





キャンセルキーを押して表示される「メニュー画面」や、
敵と戦う「戦闘用の処理」なども全てイベントコマンドを設定して作られており、
イベントコマンドの設定を変える事で、自分好みに改造する事もできます。



ウディタ初心者には自力で改造するのは難しいかもしれませんが、
ウディタの公式サイトにある「コモンイベント集」のデータを使って改造すれば、
ウディタ初心者でも比較的簡単に改造する事ができます。



イベントコマンドの組み合わせ次第では、RPG以外のゲームを作る事もできます。

▼YADO作品「ニナと会話」の中にあるゲーム



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■イベントコマンドの一覧

イベントコマンドの一覧表です。
コマンド名をクリックすると、そのコマンドの説明ページが表示されます。

コマンド名 処理内容
文章の表示 文章を表示したり、デバッグ文やコメント文を設定する時に使います。
選択肢 選択肢を表示する時に使います。選択肢は10項目まで設定できます。
変数操作 数値タイプの変数の値を操作する時に使います。
【「変数」って何?のページを開く】
DB操作 データベースの値を呼び出したり、変更したりする時に使います。
【データベースの説明ページを開く】
文字列操作 文字列タイプの変数を操作する時に使います。
変数操作+ キャラやピクチャなどに関連する数値を呼び出す時に使います。
条件(変数) 数値系の変数の条件分岐を設定する時に使います。
条件(文字列) 文字列系の変数の条件分岐を設定する時に使います。
キー入力 指定したキーが押されているかどうかを調べたり、キー入力を無効化する時に使います。
ピクチャ ピクチャの表示や移動などを処理する時に使います。
エフェクト キャラやピクチャを点滅させたり、ゲーム画面をスクロールさせたり、
ゲーム画面全体の色を変えたりする時に使います。
サウンド BGM・BGS・SEを演奏する時に使います。
セーブ・ロード操作 セーブやロードを実行する時に使います。
パーティ画像 画面の表示される主人公の画像を変えたり、透明にしたり、
仲間の表示(隊列表示)をやめる時などに使います。
チップ処理 マップ上の地形チップを変更する時に使います。
場所移動 別のマス(別のマップ)へ移動する時に使います。
イベント制御 キャラを強制的に移動させたり、ループ処理を設定したり、ウェイトを設定したり、
ゲームを終了したりするコマンドが用意されています。
コモンイベント コモンイベントを呼び出す時に使います。
ダウンロード サーバー上に置いたバージョンアップ用のデータを呼び出す時などに使います。


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■補足

イベントコマンドの設定画面は、最後に設定した設定画面の状態が残る仕様になっています。

例えば【変数操作】で以下のような設定します。

■変数操作: V[このEvのセルフ変数0] += このEvのセルフ変数1 * 2



続けて【変数操作】を設定する場合、上図の状態のままで次の【変数操作】を設定する事になります。



仮に次に設定する内容が…
■変数操作: V[このEvのセルフ変数0] -= このEvのセルフ変数2 + 0
の場合は、以下の部分を修正する必要があります。



設定変更が正しく行われていない場合は、正常に処理する事ができず、バグの原因になります。

例えば下図の場合は「+」にする所を「×」のままにしています。



この場合は「セルフ変数2 × 0」になってしまい、
セルフ変数2の値がどんな値になっても常に右辺の値が「0」になってしまいます。



次のイベントコマンドを設定する前に「クリア」のボタンを押して、
設定内容を初期化してから次のイベントコマンドを設定する方法もあります。



なお、「X番の変数呼出」にチェックを入れている時にクリアを押すと、
「X番の変数呼出」のチェックが無くなります。



「X番の変数呼出」にチェックを入れる必要がある場合は、クリアを押したあとに再度チェックを入れ直してください。



イベントコマンドをコピー&貼り付けで設定する時にも、貼り付け後に必要な設定変更をし忘れるとバグの原因になります。

例えば【ピクチャ表示】をコピー&貼り付けした後に、ピクチャ番号を変更し忘れると、
コピー元のピクチャが表示されず、貼り付けたピクチャのみが表示されるようなバグが発生します。

このような設定変更のし忘れは意外と多くあり、気を付けていても定期的に設定変更をし忘れる事があります。

そのため、こまめにテストプレイを実行して、正しくイベントコマンドが設定されているかどうかを確認する必要があります。

なお、大量にイベントコマンドを設定してからテストプレイを実行すると、どこに原因があるのかが分かりにくくなるため、
特にイベントコマンドの設定に慣れていないウディタ初心者の方は、こまめにテストプレイを実行した方が良いでしょう。


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◎関連ページ

◆イベントコマンド表示欄について

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┃┗◆表示形式(通常・加算・減算・乗算)について
┣◆エフェクト
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┣◆サウンド
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┃┗◆【使用例】チップ処理
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┃┣◆キャラクターの動作指定
┃┗◆【使用例】イベント制御
┣◆コモンイベント
┣◆ダウンロード
┗◆プロ版機能

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